『四庫全書』

司馬遷の『史記』などは武田泰淳も指摘する通り、構造主義の先駆けであう。しかし、この『史記』をも包含する「書籍」がある。

それは、『四庫全書』(一冊というより百科事典を集めた図書館のようなものだが)である。
ヘーゲルはその『歴史哲学』で清の時代に乾隆帝によって編纂された『四庫全書』(現在のCD-ROM版でも153枚!!)を絶賛している。
http://www.china7.jp/bbs/board.php?bo_table=2_11&wr_id=3


以下上記サイトより
<四庫全書>は中国歴史上規模が一番大きい著書だけではなく世界的にも規模が一番大きい百科著書である。

<四庫全書>の編纂は紀元 1773年から始まった。 その頃の中国は情勢が安定して経済が繁栄したので集権した乾隆皇帝は成果を誇るために前人未到な大きい本を編纂する事にした。 そして清朝政府は <四庫全書館>を特別に設立して <四庫全書>の編纂の責任を負うようにした。 乾隆皇帝の6番目の息子である(永瑢)に編纂の責任を負うようにしてその頃の著名な学者である朱筠(1729―1781)に総執筆を担当するようにした。
< 四庫全書>は 10年の歳月を経ってからこそ編纂されたが、全般著書は経、史、子、集4部に 44類、3503種、36000冊、230万ページ、10億字になっている。その頃編纂に参加して正式に名前が登録された文人学者だけで400人を超え筆 写人員は 4000人余りである。

<四庫全書>の編纂過程はとても特色があり、 全書は経、史、子、集(*注1)の大分類に従って四種類の色になっている。 その頃の編纂総管はこの全書が中国の古代と現代の内容が網羅され、数量がとても多いことを考慮して便利さと美観を考慮し春、夏、 秋、冬 の四つの季節の色で区分することを主張した。なので<経>は緑で, <史>は赤い色<子>は薄い藍色で、 <集>は浅黒い色になった。

<四庫全書>には 18世紀後期の多くの学科領域と学術流派の重要な古代書籍たちが収録された。 ここには中国の著名な経典古籍である (論語)、(春秋)、(史記)、(資治通鑒)、(孫子兵法)、(本草綱目)などがあるだけでなく日本と韓国、インド、そしてヨーロッパから中国へ来た宣教 師たちの一部著書も入っている。

*注1
# 経部 - 儒教の経書・注疏および言語学関連書
# 史部 - 歴史書
# 子部 - 思想・宗教・自然科学関連書
# 集部 - 文学作品


引用終わり。

つまり


は、ひとつずつが図書館(庫)であるとともに、



という季節でもあるのだ。

『源氏物語』に出てくる庭園のような、、、、

もしも、未来において、異常気象で季節がなくなれば、こうした発想は人類からなくなるのだろうか。


追記:CD-ROM
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台湾にある『四庫全書』(上記記述の色と実際の色とではイメージが違う)
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by yojisekimoto | 2010-10-09 23:26 | 歴史


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