普遍宗教

佐々木中の新著に、東浩紀、千葉雅也などがツイッターで反応している。
個人ブログでは柄谷の『世界史の構造』と比較しているものもある。

近年一般に、柄谷の用語では交換Aが言及されることが多くなったのは柄谷本人がasahi.comで語った通り、社会主義やナショナリズムの限界に起因するが、佐々木にはヒップホップ的感性があり、それが語り手としての基盤になっているのだろう。

そのルター観は『世界史の構造』におけるルター批判(ルターは体制側と妥協して聖書の内面化にとどまった)を読んでいる物にとっては不十分に感じる。

逆に交換Dは交換Aからは不十分に見えるだろうが(国連は子供を育てていないという批判がある。ユネスコもキャンペーン優先だと言うことだろうし、NPO参画も十分ではない)、、、

交換Aの内部は千葉の言うように分節化されるべきだろうし、東の言うように具体的な議論に繋がってくべきだろう。

とはいえ各論に入る前に『世界史の構造』の構造が基本的な議論の枠組みとして有効なことに驚かされる。

普遍宗教が位相として理解されていない傾向はあるにしてもだ。
[PR]
by yojisekimoto | 2010-12-22 11:43 | 柄谷行人


<< 『ゴダール・ソシアリスム 』、... クライフの戦術論 >>