相対的剰余価値の源泉としての集合力

15日長池講義。槌田氏の「汚染された瓦礫は東電敷地へ」に賛同するが、福島県産野菜を食べようというのは誤解を生む。野菜工場も考えるべきだし、バイオ燃料に活用するのも手だろう。
経済的な視点が足りないと思ったが、柄谷氏の講義がその点を補完するものだった。

絶対的剰余価値(剰余価値率=剰余価値/可変資本)と、相対的剰余価値(利潤率=剰余価値/可変資本+不変資本)の話はわかり易かった。
後者ではロボットを導入してもその導入にお金がかかるから、利潤率は低下すると言う。そしてそれは資本主義の終焉だと、、、
こうした視点を脱原発運動に還元する必要があるだろう。資本主義は最後の手段として戦争を起こすという指摘も重要だ。ただ、プルードンが指摘したように集合力を(素朴な理論として軽視するのではなく)強調する方が代替案を見つけ易いと思う。

相対的剰余価値の源泉としての集合力は別として、集合力の重要性は、ようやく報道され始めた脱原発デモやなでしこジャパンの活躍が証明している。

(ちなみにマルクスの場合は集合力を生む協業には「オーケストラの指揮者」が必要だと考えている〜『資本論』1:11)
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by yojisekimoto | 2011-10-16 10:07 | 柄谷行人


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