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無有好醜

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無有好醜

柳宗悦 1950年代

「朝鮮の友に贈る書」の直筆原稿にも感銘を受けたが、柳宗悦展で一番気になった書

以下のサイトが詳しい
http://ameblo.jp/nibbaana/entry-11022202746.html

以下引用


『美の法門』は、『無量寿経』の「弥陀の48願」の第4願、通称「無有好醜の願」で始まる。民藝の根拠はこれだったんだ!と啓示を受けたのだという。

阿弥陀如来がまだ菩薩だったころ、
「この48個が実現しなければ私は如来になりませんように」という
願をかけたうちの、4つ目にあたる。


======無有好醜の願======================

(漢文)
設我得佛 國中人天 形色不同 有好醜者 不取正覺


(書き下し文)
たとい、われ仏となるをえんとき、国中の人・天、形色(ぎょうしき)同じからず、
好醜あらば、正覚を取らじ。


(梵文和訳)
世尊よ、かのわたくしの仏国土において、ただ世俗の言いならわしで
神々とか人間とかいう名称で呼んで仮に表示する場合を除いて、
もしも、神たちと人間たちとを区別するようなことがあるならば、
その間わたくしは<この上ない正しい覚り>を現に覚ることがありませんように。


『浄土三部経(上)』岩波文庫
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阿弥陀のいる極楽浄土には好醜(美醜)の区別などない、ということ。


引用終わり

駒場の民芸館より展示が見易かった
by yojisekimoto | 2011-12-02 22:38 | 仏教


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