ボロメオの環と交換図:メモ

ボロメオの環(カント、ヘーゲル):
   ____  ____
  /    \/    \
 /     /\     \
|     |  |     | 
| 悟性  |__| 感性  |  
|    /|  |\    |
 \  /  \/  \  /
  \|___/\___|/ 
   |        |
   |   想像力  |
    \      /
     \____/ 
   ____  ____
  /    \/    \
 /     /\     \
|     |  |     | 
| 国家  |__| 市民社会|  
|    /|  |\    |
 \  /  \/  \  /
  \|___/\___|/ 
   |        |
   |  ネーション |
    \      /
     \____/ 

(柄谷行人『世界共和国へ』175頁より)

「市民社会=市場経済(感性)と国家(悟性)がネーション(想像力)によって結ばれている…」

(左右反転させると、)

ちなみに、スピノザは神学を国家で克服しようとする。
エチカ以外では90度回転する。
 
   価格                       価値
               神学
   資本[身体]      国民       [精神]国家 
            アソシエーション
   自由          友愛           平等

[モナドロジー]+(エチカ):

              1実体  
               /\ 
       [神] 系列 (無限)   [論理] 
             /_無限定_\
    ________/_2a属性__\________
    \知 抑制  / 小←/\→大 (完全性)至福/ 
     \ (悪)/___2b様態\____\(善) /  
      \(受動)悲しみ_/\_喜び (能動)/ 
       \/ 憎しみ \努力/(愛)  \/ 
       /\対象/ /[調和]\ \認識/\
     所産的自然/物体__欲望__観念[反省]\
     / 延長 (身体)3感情/(精神) 思惟 \能産的
   神/__[襞]_\___\/_第三種認識____\自然 
       [動物] \ 4理性  /  [魂]
       [欲求]  \[基礎]/  [表象] 
       [精神]   \ (徳)/   [多様性] 
       [神の国]   \/   [モナド]
              5自由 
 カント、
ヘーゲル、
 ラカン、
吉本隆明:
           ____  ____
          /    \/    \
         / 感性  /\  悟性 \
        |市民社会 ファロス 国家  | 
        |現実界R の享楽| 象徴界S| 
        | 対幻想/| a|\共同幻想|
         \  /文学\/意味\  /
          \|_芸術/\___|/ 
           |   想像力  |
           |  ネーション |
            \ 想像界I /
             \個人幻想/ 

(柄谷行人『世界共和国へ』175頁他参照、改変) a=対象a,剰余享楽

(さらに反時計回りに回転させると、)

     ____  ____
    /    \/    \
   / 悟性  /\ 想像力 \
  |  国家 |意味|ネーション| 
  |象徴界S |__|想像界I | 
  |共同幻想/| a|\個人幻想|
   \ ファロス\/文学\  /
    \の享楽_/\芸術_|/ 
     |   感性   |
     |  市民社会  |
      \ 現実界R /
       \_対幻想/

(柄谷行人『世界共和国へ』175頁他参照、改変) a=対象a,剰余享楽
通常はネーションが共同幻想になるが、吉本隆明の場合、共同幻想と個人幻想は逆立する。


柄谷行人:
 _________________
|        |        | 
|  S     |  I     | 
|  国家    |  ネーション |  
|  B     |  A     |
|  共同幻想  |  個人幻想  |平 
|________|________|
|        |        |等 
|  R     |        | 
|  資本    |アソシエーション| 
|  C     |  D  X  | 
|  対幻想   |        |  
|________|________|
        自 由

『世界史の構造』15頁、定本『トランスクリティーク』425頁(文庫版415頁)参照、改変。
文学芸術の位置にアソシエーションがあるとも考えられる。aの位置にあると考えても同じことである。
対象a=アソシエーション?とも言える。
最初の図で言えば、カントのような公私の逆転はあり得る。
吉本の欠点はアソシエーションの位置がわかりにくいことだ。

http://www.momoti.com/blog2/2008/02/post_143.php
http://www.momoti.com/blog2/bw_uploads/tm_08013103_1.jpg
http://d.hatena.ne.jp/furuyatoshihiro/20120609
http://yokato41.blogspot.jp/2010/12/blog-post_19.html 

こうなるとむしろ、ラカンで参照すべきなのは四つの言説であろうが…。


   ______
  / 悟性  /|
 /_____/想|
 |     |像|
 | 感性  |力|
 |     | /
 |_____|/ 

上記の図形とその展開図を考えればいい。


補記:
吉本隆明、
 ラカン:

common, pair, and individual illusions
共同、対、個人幻想
      ____
     /    \
    / 個人幻想 \
   |        |
   |___  ___|
  /| 文学\/   |\
 /  \芸術/\  /  \
|    \|__|/    | 
| 対幻想 |  | 共同幻想|  
|     |  |     |
 \     \/     /
  \____/\____/ 

『共同幻想論』の骨格
吉本隆明:『日本語のゆくえ』:p123~124をトポロジーとしてまとめてみたもの
http://www.momoti.com/blog2/2008/02/post_143.php
http://www.momoti.com/blog2/bw_uploads/tm_08013103_1.jpg

ラカンで言えば以下、

      ____
     /    \
    /  想像界 \
   |     I  |
   |___  ___|
  /| 女の\/ 意味|\
 /  \悦楽/\  /  \
|    \|_a|/    | 
| 現実界 |ファロス 象徴界|  
|   R の悦楽|   S |
 \     \/     /
  \____/\____/ 

a=対象a,剰余享楽

      ____
     /    \
    /  現実界 \
   |        |
   |___  ___|
  /|   \/   |\
 /  \  /\  /  \
|    \|__|/    | 
| 想像界 |  | 象徴界 |  
|     |  |     |
 \     \/     /
  \____/\____/ 

共同、対、個人幻想の訳語は以下を参照。
common, pair, and individual illusions
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006865306

以下の書籍では幻想にimageの訳語を採用している(異論もある。特にフーコーに
渡した翻訳文は訳語に問題があったとされる)。
The Critique of the Virtual Shifting Discrusive Space in Japanese Literature ... - Koichi Haga -
http://books.google.co.jp/books?id=Hit0_9wIgjMC

図解に関しては、以下の書籍の評価が高い。
http://www.amazon.co.jp//dp/4907221002/
吉本隆明『共同幻想論』の読み方 (テツガクのなる木) [単行本(ソフトカバー)]
宇田亮一 (著)

      
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by yojisekimoto | 2013-10-28 11:48 | 柄谷行人


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