ジャッキー・ロビンソン

イチローが安打記録を打った際、42番の背番号をつけていた。これは黒人メジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンのつけていた背番号を当日の出場選手が記念につけたものだ。イチローと張本の記事は多かったがジャッキー・ロビンソンの記事が少なかったので動画を紹介したい。


マルコムXは自伝(邦訳p207)で、ジャッキー・ロビンソンのファンであったことを公言している。

「ジャッキー・ロビンスンがブルックリン・ドジャース軍のメンバーに抜擢された一九四七年の四月のあの日、刑務所中にわきたった興奮はいまだに忘れられない。当時私はジャッキー・ロビンスンのもっともっとも熱狂的なファンだった。彼が試合をしているあいだ、耳をラジオにくっつけて離さなかった。そしてどんな試合でも、最終打席までに彼がどれほどの打率をあげたか計算したああとでなければ、試合が終わったような気がしなかった。」

追記:
マルコム・X(中村とうようによればこの表記が正しい)はビンビイという名前の囚人の知的な態度に感銘を受けて、刑務所内で勉強をし始める。
「無神論的体系」のなかにすべてをおさめる方が、悪態をつくより有効だと気づくのだ(自伝、邦訳p206*)。彼がイスラム教に目覚めるのはそのすぐあとで、上記の野球への熱中はそのあいだにある。ちなみにマルコムが好きな歌手はビリー・ホリデーだそうだ(全盛期の彼女を聞いている)。


「ビンビイは私に、めったに多くを語らなかった。彼は個々の
人間にたいしてつっけんどんだったが、私は彼に好かれている
と感じた。彼と友だちになろうという気になったのは、彼が宗
教を論じるのを聞いたときである。私は自らを、もはや無神論
を越えたものと見なしていた~~つまり私はサタンだった。し
かしビンビイは無神論哲学を、いわば一つの体系のなかにおさ
めたのである、私はそれまでの激しい罵倒による宗教攻撃をや
めてしまった。私の態度は彼にくらべるとじつに迫力のないも
のに思われた。そのうえ彼は、下品な言葉など一度も口にした
ことさえなかったのだ。」
『マルコムX自伝』邦訳206頁
[PR]
by yojisekimoto | 2009-04-18 14:14 | スポーツ


<< アガンベンのスピノザ論 120年周期説 >>