カテゴリ:ハイデガー( 24 )

アリストテレスとハイデガーの倫理:メモ


アリストテレス『弁論術』第二巻(のうち第2~11章)は、情念論の原型である。アリストテレスは、

怒り2と 穏和3、
友愛と  憎しみ4、
恐れと  大胆さ5、
恥と   無恥6、
親切と  不親切7

という具合に、感情論を対になる感情の組み合わせで論じている。これらに続いて、

憐れみ8、義憤9、
妬み10、
競争心11

を取り上げている。
(参考:濱岡剛:不平等をめぐる感情)
http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~hamaoka/hamaoka/essays/indignation&envy.pdf


以下、藤江泰男氏作成、
         〈アリストテレスの中庸の徳・一覧表 〉

 項           不足         中間性       過剰
                        ・中庸 
恐れと平静       むこうみず      勇気        臆病
快楽と苦痛(自分)   無感覚        節制        ふしだら
財貨の供与と取得(小) さもしさ      (もの惜しみしない) しまりなさ
                       心の広さ 
財貨の供与と取得(大) 卑小         豪気        俗悪と陳腐
名誉と不名誉(大)   卑屈         高邁        虚栄
名誉と不名誉(小)   功名心のない人    無名称       功名心のある人
怒り          腑抜け        温和        怒りっぽい
言葉と行為(真)    おとぼけ       真実        はったり
言葉と行為・遊び(快) 野暮         機知        道化
言葉と行為・生活(快) つむじ曲り・気難しや 情愛        御機嫌取り・胡麻すり
情           恥知らず       恥を知る      引っ込み思案
苦痛と快楽(他人)   人の悪い喜び     義憤        嫉み
正義(第5巻)                全般的・特殊的正義

『ニコマコス倫理学』II-7 から作成。訳語も藤江泰男氏のもの。
http://ir.lib.sugiyama-u.ac.jp/dspace/handle/123456789/331

「徳とは選択にかかわる性格の状態(ヘクシス・プロアイレティケー)なのであり,そ
の本質はわれわれとの関係における中庸(メソテース)なのである,ということになる
が,その場合の中庸とは,道理(ロゴス)によって,しかも思慮ある人が中庸を規定す
るのに用いるであろうような道理によって規定されたものなのである 。」
(『ニコマコス倫理学』,II-6, 1106b–1107a. 40)



以下、村田久行『ケアの思想と対人援助』 65頁より、
キューブラー・ロス『死ぬ瞬間("Stafes" of Dying)』におけるチャートとの比較。
http://yojiseki.exblog.jp/7748670/
              死の先駆に関しては『存在と時間』#49-53参照。

    "Stafes" of Dyingと本来的な自己存在への移行表

 Stages    非 本 来 的       本 来 的
   of 
  Dying   空談 好奇心 曖昧性   沈黙 内省 決意性
   否認      @  @  @
   怒り      @  @  @
   取り引き       @  @      @  @
   抑鬱            @      @  @
   受容                   @  @  @

  『死ぬ瞬間』       『 存 在 と 時 間 』
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by yojisekimoto | 2013-11-16 14:12 | ハイデガー

書評:『存在と時間(一)』(岩波文庫)

これで入手可能な『存在と時間』の訳は全五種になった。

桑木務 訳 旧岩波 1960-3
細谷貞雄 訳  理想社1963,ちくま1994
辻村公一 訳 河出1967,創文社1997
原佑、渡邊二郎 共訳 中公1971,中公2003
熊野純彦 訳 新岩波 2013

新岩波訳は今までのすべての邦訳を参照、訳語を取り入れている。例えば、15節Umwelt「周囲」は辻村訳、22節Gegend「方位」、23節Man「ひと」は旧岩波訳を参照している。全体としては中公とちくま版、とくに中公版に印象は近いが、ひらがなを多用し、より現象学的なアプローチとなっている。

ちなみに旧岩波だけ38節 Verfallen は「頽落」ではなく「転落」となっていた(旧岩波版はドイツ語原文を活かした竹を割る文体で逆に読みにくいが三巻本区分の仕方は一番納得出来る)。

これまでの訳の中では中公版が一番読みやすいがちくま版のようにギリシア語の注解が十分だというわけではないのが欠点だった。
ちくま版は少し日本語として読みにくい。全集版と旧岩波版はそれよりもなお読みにくかった。新岩波版はこの両者の欠点を補って決定版となり得ている。
ただし、原著を成立させていた第一次大戦後の死を先取りするような緊張感はここにはない。
本来は木田元が訳すべきなのだが、、、
また挟まれる注解は親切で的確だが別に解説書を書くべきだと思う。ハイデガー自身の注解が存在感を無くしているからだ。
以下の第一巻冒頭に紹介された総目次を読んだ限りでは日本語として一番こなれた翻訳であることは間違いないので続巻(全四巻)を楽しみにしたい。



 ハイデガー『存在と時間』1927 熊野純彦訳 岩波文庫 2013.4 
 (マックス・ニューマイヤー社、一九九三年、第一七版 底本)

   総 目 次

   一九五三年 第七版へのまえがき
序論 存在の意味への問いの呈示
  第一章 存在の問いの必然性と構造、ならびにその優位
   第一節 存在への問いを明示的に反復することの必要性
   第二節 存在への問いの形式的な構造
   第三節 存在の問いの存在論的優位
   第四節 存在の問いの存在的優位
  第二章 存在の問いを仕あげるさいの二重の課題 探究の方法とその概略
   第五節 存在一般の意味を解釈するための地平を発掘することとしての、
      現存在の存在論的分析論
   第六節 存在論の歴史の破壊という課題
   第七節 探究の現象学的方法
    A 現象という概念
    B ロゴスという概念
    C 現象学の予備的概念
   第八節 論述の構図

第一部 時間性へと向けた現存在の解釈と、存在への問いの超越論的
   地平としての時間の解明
 第一篇 現存在の予備的な基礎的分析
  第一章 現存在の予備的分析の課題の呈示
   第九節 現存在の分析論の主題
   第一〇節 人間学、心理学および生物学に対して、現存在の分析論を
       境界づけること
   第一一節 実存論的分析論と未開の現存在の解釈 「自然的世界概念」を
       獲得することのむずかしさ
  第二章 現存在の根本体制としての世界内存在一般
   第一二節 内存在そのものに方向づけることにもとづいて、世界内存在を
       あらかじめ素描すること
   第一三節 或る基底づけられた様態による、内存在の範例化 世界認識
  第三章 世界が世界であること
   第一四節 世界一般の世界性の理念
  A 周囲世界性と世界性一般との分析
   第一五節 周囲世界のうちで出会われる存在者の存在
   第一六節 世界内部的な存在者にそくしてじぶんを告げる、周囲世界の
       世界適合性
   第一七節 指示としるし
   第一八節 適所性と有意義性——世界の世界性
  B デカルトにおける世界の解釈に対して、世界性の分析をきわだだ
   せること
   第一九節 res extensa としての「世界」の規定
   第二〇節 「世界」の存在論的規定の基礎
   第二一節 「世界」をめぐるデカルトの存在論についての解釈学的討議
  C 周囲世界が〈周囲であること〉と、現存在の空間性
   第二二節 世界内部的に手もとにあるものの空間性
   第二三節 世界内存在の空間性
   第二四節 現存在の空間性と空間
                           (以上、第一分冊)

  第四章 共同存在ならびに自己存在としての世界内存在 「ひと」
   第二五節 現存在が〈だれ〉、であるかへの、実存論的な問いの着手点
   第二六節 他者の共同現存在と日常的な共同存在
   第二七節 日常的な自己存在と〈ひと〉
  第五章 内存在そのもの
   第二八節 内存在の主題的分析の課題
  A〈現〉の実存論的構成
   第二九節 情態性としての現—存在
   第三〇節 情態性の一様態としての恐れ
   第三一節 理解としての現—存在
   第三二節 理解と解釈
   第三三節 解釈の派生的様態としての言明
   第三四節 現—存在と語り。ことば
  B〈現〉の目常的存在と、現存在の頽落
   第三五節 空談
   第三六節 好奇心
   第三七節 あいまいさ
   第三八節 頽落と被投性
  第六章 現存在の存在としての気づかい
   第三九節 現存在の構造全体の根源的な全体性への問い
   第四〇節 現存在のきわだった開示性である、不安という根本的情態性
   第四一節 気づかいとしての現存在の存在
   第四二節 現存在の前存在論的自己解釈にもとづいて、気づかいとしての
       現存在の実存論的解釈を確証すること
   第四三節 現存在、世界性、および実在性
    a 「外界」の存在と証明可能性の問題としての実在性
    b 存在論的問題としての実在性
    c 実在性と気づかい
   第四四節 現存在、開示性、および真理
    a 伝統的な真理概念とその存在論的基礎
    b 真理の根源的現象、ならびに伝統的真理概念が派生的なものであること
    c 真理が存在するしかたと、真理の前提
                           (以上、第二分冊)

 第二篇 現存在と時間性
   第四五節 現存在の予備的な基礎的分析の成果と、この存在者の根源的な
       実存論的解釈の課題
  第一章 現存在の可能な全体的存在と、死へとかかかる存在
   第四六節 現存在に適合的な全体的な存在を存在論的に把握し、規定する
       ことの見かけ上の不可能性
   第四七節 他者たちの死の経験可能性と、全体的な現存在の把握可能性
   第四八節 未済、おわり、および全体性
   第四九節 死の実存論的分析を、当の現象について他に可能な解釈に
       対して境界づけること
   第五〇節 死の実存論的—存在論的構造をあらかじめ素描すること
   第五一節 死へとかかわる存在と、現存在の日常性
   第五二節 おわりへとかかかる日常的な存在と、死の完全な実存論的概念
   第五三節 死へとかかわる本来的な存在の実存論的投企
  第二章 本来的な存在可能の現存在によるあかしと、決意性
   第五四節 本来的な実存的可能性のあかしという問題
   第五五節 良心の実存論的—存在論的な諸基礎
   第五六節 良心の呼び声の性格
   第五七節 気づかいの呼び声としての良心
   第五八節 呼びかけの理解と負い目
   第五九節 良心の実存論的解釈と通俗的な良心解釈
   第六〇節 良心にあっておかしを与えられた本来的な存在可能の
       実存論的構造
  第三章 現存在の本来的な全体的存在可能と、気づかいの存在論的意味
     としての時間性
   第六一節 現存在の本来的な全体的存在の劃定から、時間性の現象的な
       発掘へといたる方法的な歩みをあらかじめ素描すること
   第六二節 先駆的決意性としての、現存在の実存的に本来的な全体的
       存在可能
   第六三節 気づかいの存在意味を解釈するために獲得された解釈学的
       状況と、実存論的分析論一般の方法的な性格
   第六四節 気づかいと自己性
   第六五節 気づかいの存在論的意味としての時間性
   第六六節 現存在の時問性、ならびにその時間性から発現する、実存論的
       分析のより根源的な反復という課題

    解説——『存在と時間』ヘの途上で
                             (以上、第三分冊)

  第四章 時間性と日常性
   第六七節 現存在の実存論的体制の根本的なりたちと、その体制の時間的
       解釈の素描
   第六八節 開示性一般の時間性
    a 理解の時間性
    b 情態性の時間性
    c 頽落の時間性
    d 語りの時間性
   第六九節 世界内存在の時間性と、世界の超越の問題
    a 目くばりによる配慮的気づかいの時間性
    b 目くばりによる配慮的た気づかいが、世界内部的に手もとにあるものを
     理論的に覆いをとって発見することへと変様することの時間的意味
    c 世界の超越をめぐる時間的問題
   第七〇節 現存在に適全的な空間性にぞくする時間性
   第七一節 現存在の日常性の時間的意味
  第五章 時間性と歴史性
   第七二節 歴史の問題の実存論的—存在論的呈示
   第七三節 歴史の通俗的了解と現存在の生起
   第七四節 歴史性の根本体制
   第七五節 現存在の歴史性と世界—歴史
   第七六節 現存在の歴史性にもとづく歴史学の実存論的根源
   第七七節 歴史性の問題のこれまでの呈示と、W・ディルタイの研究
       ならびにヨルク伯の理念との連関
  第六章 時間性、ならびに通俗的時間概念の根源としての時間内部性
   第七八節 現存在のこれまでの時間的分析が不完全であること
   第七九節 現存在の時間性と、時間についての配慮的な気づかい
   第八〇節 配慮的に気づかわれた時間と、時間内部性
   第八ー節 時間内部性と、通俗的時間概念の発生
   第八二節 ヘーゲルによる時間と精神との関係の把握に対して、時間性、
       現存在ならびに世界時間の実存論的—存在論的連関をきわだた
       せること
    a ヘーゲルの時間概念
    b へーゲルによる時間と精神との連関の解釈
   第八三節 現存在の実在論的—時間的分析論と、存在一般の意昧への
       基礎存在論的問い

   書き込み一覧表
   主要訳語対照表
   索引(人名・事項・文献)
                           (以上、第四分冊)
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by yojisekimoto | 2013-05-17 00:31 | ハイデガー

不安=腸?

内存在と内胚葉というあくまで言葉の類似による連想だが、細胞分化におけるcell mapはハイデガー『存在と時間』の体系を連想させる。

以下は、サイエンスゼロで紹介されたヴァージョンのcell map。
http://nam-students.blogspot.jp/2012/12/cell-map.html?m=0

細胞分化は受精卵というひとつの細胞からはじまる。図では下から上へ。
約200種類、60兆個の細胞へ分化する過程はまだよくわかっていないらしい。





                    血球     内蔵と血管の 
               血管内皮 |      結合組織と平滑筋
          心内筋    |  |          |
           |_____|__|_________◯|生殖腺の口
              内蔵の胸膜           |||
    心臓____〇____|_____________ |〇〇  胸膜、囲心嚢、
             |   |           |||   腹膜
             腹膜 腸問膜 副腎皮質_____〇〇〇   |
                              |    |
                       卵黄嚢と尿膜の| ___〇       羊膜・漿膜の
                        胚体外中胚葉|| __________胚体外中胚葉

        筋肉_______________    ||||
目の外層____________________ |   ||||

            ___________ ||   |||| 子宮 卵管 膣
            頭の結合組織___ ||| __〇〇〇〇  \ | /
                    ||||| 原腎      \|/   後腎、腎管
                    〇〇〇〇| |       〇〇〇   |
           頭骨と |_______  ||〇〇________|____|__中腎、輸出管
           鰓軟骨_________| |||  |         |     
     交感神経節      歯のぞうげ質_| |||         後腎の憩室、尿管、
副腎髄質___|_________〇_____| |||  |       腎う、集合管
          |            | ||| 
精巣上体、
         神経性の   脳の感覚神経 | ||| 
精小管 
         骨髄神経根  および神経節_| |||
                        |||〇________皮膚の結合膜層
脳  脳の運動神経       網膜と    〇 ||||  胴の骨格筋     ____外肢の筋肉
|     |     〇___視神経    | |||| /         /
|     |     |          | ||||〇_________〇_____付属肢骨格
|_____|_____|____〇_____| |||||〇________________中軸骨格

 |          |    |     | ||||||         
 |      運動性腎臓神経根 |     | ||||||      
    後鰓体
脳下垂体             脊髄    | ||||||           |
神経葉       〇___肛門       | |||||| 
副甲状腺______ 

    脳下垂体  |            | ||||||      |  中耳
      前葉  |            | |||||| 扁桃腺__|__ユースタキー管
       |  |鼻と嗅上皮、      | ||||||      

歯のエナメル質|  |嗅神経         | |||||| _____   

      ||  ||           | ||||||
      ||  ||    内耳の機構  | 
|||||____甲状腺  
口の上皮__〇〇  ||      |    | 
沿軸中胚葉|____________消化管
       \  ||      〇    | | |   |  気管、 \____膵臓
    皮脂腺 \ ||目のレンズ |    | | |  原腸__気管支、 \\_肝臓
     |   \| |    |    | | |   |  肺     \尿膜
     |____〇_|____|__外胚葉 中胚葉 内胚葉          
     |    /|  |       \               膀胱
     毛髪  / |乳腺 羊膜、頭膜の   \  
        爪 汗腺   胚体外外胚葉    \
                         受精卵 



以下は、以前作った『存在と時間』体系図解。
http://nam-students.blogspot.jp/2011/11/blog-post_26.html
上下が逆になる。
不安がcell mapの腸に当る。

        現 存 在 
   ____世界=内=存在____
         |       
  世界 _____自己    内=存在
    ____________|  不
  | |    頽        \_安
   | 了解_落_企投_  内    
   |/視___好奇心 \・存
    |語り___沈黙_| 在
    情状性___不安_/ ・  
 _|_ (気分) 良心  死   
|   | \____ ・  ・  気遣い  
|   |   __|__  ・関心
|   | ・非本来的/本来的・・  |
|   | ・ |   ・  ・   
|世界性| 開示性_決意性_先駆的  
環境世界|         決意性  
|   道具全体性_適所性・・・世  
場              ・ 界   
        配慮/瞬視  ・  日常性
  既在性___現成化___到来_(脱自態)
  過去____現在____未来  時間性 
         今        内部性 
                  歴史性


参考:

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by yojisekimoto | 2012-12-19 22:57 | ハイデガー

荘子とハイデガーの世界内存在(in-der-Welt-sein)

以下、『茶の本』、「第三章 道教と禅道」(岡倉覚三・天心 村岡博訳)より

「しかしながら、道教がアジア人の生活に対してなしたおもな貢献は美学の領域であった。
シナの歴史家は道教のことを常に「処世術」と呼んでいる、というのは道教は現在を——われら自身を取り扱うものであるから。われらこそ神と自然の相会うところ、きのうとあすの分かれるところである。(略)人生の術はわれらの環境に対して絶えず安排するにある。道教は浮世をこんなものだとあきらめて、儒教徒や仏教徒とは異なって、この憂き世の中にも美を見いだそうと努めている。」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000238/files/1276_31472.html

このなかの「処世(術)」の英訳 (to be in the being of the world)がハイデガーの世界内存在(in-der-Welt-sein)に繋がったとされる。

荘子の「処世」は「世に処(お)る(In-Sein)」と「世に処する(Ver-walten)」の二つを兼ねる。

以下、今道友信「一哲学者が歩んだ道」(中央公論1999年1月号)より
http://plaza.rakuten.co.jp/poetarin/5022

「私の恩師の一人、伊藤吉之助は一九一八年、第一次世界大戦直後、ドイツに留学、そのときハイデガーを教師に雇いました。敗戦後のドイツはひどいインフレ で、連合国側の日本の留学生のポケットマネーはドイツの若い学者たちには魅力的でした。(中略)伊藤は帰国に際し、お礼の心づもりで『茶の本』の独 訳"Das Buch von tee"をハイデガーに手渡しました。それが一九一九年。そして一九二五年にハイデガーの名を高からしめた『存在と時間』が出版され、あの術語がことわり もなしに使われていたので、伊藤は驚くと同時に憤慨もしていました。それからはるか後年の一九四五年、「いやあ、世話にはなっだんだが、やづければよがっ だなあ」と庄内弁で私に述懐なさったことがあります。」
(後に『知の光を求めて―一哲学者の歩んだ道』今道友信  2000/3 に再録)

この説はハイデガーの老子への興味も説明出来るので十分信憑性がある。
とはいえ茶道にキリシタンの洗礼の儀式が影響を与えたという説もあるから、影響はどちらか一方からのものではなく相互的なものかも知れない。

資料:
"Das Buch vom Tee"
/ Okakura Kakuzo. Aus d. Engl. von Marguerite und Ulrich Steindorff
Person(en) Okakura, Kakuzō ; Steindorff, Marguerite ; Carrington, Ulrich Steindorff
Verleger Leipzig : Insel-Verl.
Erscheinungsjahr [1919]
Link zu diesem Datensatz
http://d-nb.info/361981058
http://www.worldcat.org/title/buch-vom-tee/oclc/646945959?referer=di&ht=edition
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a0024841_1811569.jpg

上記書籍は1921年版だそうだが残念ながら奥付がない。
該当箇所は31頁。確かに"Kunst des In-der-Welt-Sein(s)"とある。
a0024841_1811840.jpg


« Allein das wichtigste Gedanke des Taoismus an das
Leben Asians liegt auf dem Gebiete der Aesthetik. Die chi-
nesischen Historiker haben vom Taoismus stets als von
der "Kunst des In-der-Welt-Sein” geredet, denn er handelt
von der Gegenwart, von uns selbst. »


« Allein der wichtigste Gedanke des Taoismus an das Leben Asians liegt auf dem Gebiete der Aesthetik. Die Chinesischen Historiker haben vom Taoismus stets als von der Kunst des “In-der-Welt-Sein” geredet, denn er handelt von der Gegenwart, von uns selbst. »

"Chinesische Historiker haben vom Taoismus immer als von der .Kunst des In-der -Welt-Seins' gesprochen, denn er handelt von der Gegenwart - von uns selbst."
参考:大島淑子 Oshima Yoshiko "Leben als Phaenomen"

あるいは、

"Historiker haben vom Taoismus immer als von der >Kunst des In-der-Welt- Seins< gesprochen, denn er handelt von der…"
参考:"Identität als Unverborgenheit: Kant, Nishida, Heidegger" Yoshiaki Yamashita
山下善明(明星大学)著『非覆蔵性としての同一性―カント、西田、ハイデガー―』(邦訳なし?)
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by yojisekimoto | 2012-01-12 18:14 | ハイデガー

ハイデガー『存在と時間』:メモ

ハイデガー『存在と時間』:図解及び目次(数字は『存在と時間』篇:章番号)

               現 存 在 1:1
   ___________世界=内=存____________
  |1:3        1:2|            1:4|
    ____________内1:5〜2:2         
   |            存\_不安 世界 内=存在   
  | |       頽    在 良 1:6         | 1:6  
  | |被投性_了解_落_好奇心__心_企投_死_企投   内 | 気遣い
  | |__/ 視____好奇心  2:2  2:1 \__存・|・関 心
  |   |__語り___空談_____沈黙___沈黙_| 在 | cura
 世界性   \_情状性__曖昧性____不安___不安/  ・ | Sorge
 _|_     気分・1:5     ・    ・     ・ | |
|   |      ・    _________________| |
環境世界|   _______|______   ・     ・   |   
|1:3|  |人間 ・ 共同現存在  ・ |  ・     自   |   
道具  | 非本来的 ・ /共同存在  ・本来的 ・ ・ ・ 己   |  
|   |  |   顧慮 1:4   ・ 自己 ・     ・   | 
遠ざける|  |_開示性_______決意性__先駆的決意性 ・   |
|\  |                    ・     世   |
| 方 道具全体性_道具_得させる____適所性・・・ ・ ・界   |
| 域    1:3      \_適所_/   ・         |
|/                全体性    ・         |
場          配慮            ・    2:4(日常性)
    既在性________現在________到来_脱自態____|
(実在性、事実性)     (頽落性)  1:1(実存性)  序論 存在論
    過去_________現在________未来   2:3 時間性
   忘却/反復                 予期
                今             2:6(内部性) 
                              2:5 歴史性  
                            開示と解釈(歴史学)




詳細目次:
(ドイツ語、解説図付き:http://de.wikibooks.org/wiki/Martin_Heidegger/_Sein_und_Zeit)

Heidegger, Martin 1927 
Sein und Zeit

http://www.filestube.com/80854927318d0aa403ea,g/Heidegger-Martin-Sein-und-Zeit.html


マルティン・ハイデガー
存在と時間 
 邦訳は 細谷 貞夫,ちくま学芸文庫 上下 より 頁数は独語版より
http://www.arsvi.com/b1900/2700hm2.htm
http://www.arsvi.com/b1900/2700hm.htm

献辞
序にかえて
gehaltenen Vorlesung.

Vorbemerkung
巻頭言

VII Inhalt
目次
Einleitung
Die Exposition der Frage nach dem Sinn von Sein
序論
 存在の意味への問いの提示

Erstes Kapitel Notwendigkeit, Struktur und Vorrang der Seinsfrage
 第1章 存在の問いの必然性、構造および優位
§ 1. Die Notwendigkeit einer ausdrücklichen Wiederholung der Frage nach dem Sein ... 2
  第1節 存在への問いをあからさまに反復する必然性
§ 2. Die formale Struktur der Frage nach dem Sein ... 5
  第2節 存在への問いの形式的構造
§ 3. Der ontologische Vorrang der Seinsfrage ... 8
  第3節 存在問題の存在論的優位
§ 4. Der ontische Vorrang der Seinsfrage ... 11
  第4節 存在問題の存在的優位

 Zweites Kapitel Die Doppelaufgabe in der Ausarbeitung der Seinsfrage Die Methode der Untersuchung und ihr Aufriß
 第2章 存在問題の開発における二重の構造 考究の方法および構図
§ 5. Die ontologische Analytik des Daseins als Freilegung des Horizontes für eine Interpretation des Sinnes von Sein überhaupt ... 15
  第5節 存在一般の意味の解釈のための地平を打開する作業としての、現存在の存在論的分析論
§ 6. Die Aufgabe einer Destruktion der Geschichte der Ontologie ... 19
  第6節 存在論の歴史の解体の課題 
§ 7. Die phänomenologische Methode der Untersuchung ... 27
  第7節 考究の現象学的方法
  A. Der Begriff des Phänomens ... 28
   A 現象の概念
 B. Der Begriff des Logos ... 32
   B ロゴスの概念
 C. Der Vorbegriff der Phänomenologie ... 34
   C 現象学の予備概念
§ 8. Der Aufriß der Abhandlung ... 39
  第8節 論考の綱要

  Erster Teil Die Interpretation des Daseins auf die Zeitlichkeit und die Explikation der Zeit als des transzendentalen Horizontes der Frage nach dem Sein
第1部 現存在を時間性へむかって解釈し、存在への問いの超越的地平として時間を究明する

 Erster Abschnitt Die vorbereitende Fundamentalanalyse des Daseins
 第1編 現存在の準備的な基礎分析

 Erstes Kapitel Die Exposition der Aufgabe einer vorbereitenden Analyse des Daseins
  第1章 現存在の準備的分析の課題の提示
§ 9. Das Thema der Analytik des Daseins ... 41
   第9節 現存在の分析論の主題
§ 10. Die Abgrenzung der Daseinsanalytik gegen Anthropologie, Psy- chologie und Biologie ... 45
   第10節 人間学、心理学および生物学に対する現存在の分析論の境界設定
§ 11. Die existenziale Analytik und die Interpretation des primitiven Daseins. Die Schwierigkeiten der Gewinnung eines »natürlichen Weltbegriffes« ... 50
   第11節 実存論的分析論と未開的現存在の解釈、「自然的世界概念」を取得することの困難さ

  VIII Zweites Kapitel Das In-der-Welt-sein überhaupt als Grundverfassung des Daseins
  第2章 現存在の根本的構成としての世界=内=存在一般
§ 12. Die Verzeichnung des In-der-Welt-seins aus der Orientierung am In-Sein als solchem ... 52
   第12節 世界=内=存在を、内=存在そのものを手引きとして素描する
§ 13. Die Exemplifizierung des In-Seins an einem fundierten Modus. Das Welterkennen ... 59
   第13節 ひとつの基づけられた様態についてなされる、内=存在の例示 世界認識


 Drittes Kapitel Die Weltlichkeit der Welt
 第3章 世界の世界性
§ 14. Die Idee der Weltlichkeit der Welt überhaupt ... 63
    第14節 世界一般の世界性の理念

A. Die Analyse der Umweltlichkeit und Weltlichkeit überhaupt
   A 環境性と世界性一般の分析
§ 15. Das Sein des in der Umwelt begegnenden Seienden ... 66
    第15節 環境世界のなかで出会う存在者の存在
§ 16. Die am innerweltlich Seienden sich meldende Weltmäßigkeit der Umwelt ... 72
    第16節 内世界的存在者において通示される、環境世界の世界適合性
§ 17. Verweisung und Zeichen ... 76
    第17節 指示と記号
§ 18. Bewandtnis und Bedeutsamkeit; die Weltlichkeit der Welt ... 83
    第18節 趣向性と有意義性、世界の世界性

 B. Die Abhebung der Analyse der Weltlichkeit gegen die Interpretation der Welt bei Descartes
   B 世界性の分析を、デカルトにおける世界の解釈と比較対照する
§ 19. Die Bestimmung der »Welt« als res extensa ... 89
    第19節 res extensaとしての「世界」の規定
§ 20. Die Fundamente der ontologischen Bestimmung der »Welt« ... 92
    第20節 「世界」の存在論的規定の基礎
§ 21. Die hermeneutische Diskussion der cartesischen Ontologie der »Welt« ... 95
    第21節 デカルトの「世界」存在論の解釈学的論究

 C. Das Umhafte der Umwelt und die »Räumlichkeit« des Daseins
   C 環境世界の「身の廻り」的性格と現存在の空間性
§ 22. Die Räumlichkeit des innerweltlich Zuhandenen ... 102
    第22節 世界の内部にある用具的存在者の空間性
§ 23. Die Räumlichkeit des In-der-Welt-seins ... 104
    第23節 世界=内=存在の空間性
§ 24. Die Räumlichkeit des Daseins und der Raum ... 110
    第24節 現存在の空間性と空間

Viertes Kapitel Das In-der-Welt-sein als Mit- und Selbstsein. Das »Man«
  第4章 共同存在と自己存在としての世界=内=存在、「世間」
§ 25. Der Ansatz der existenzialen Frage nach dem Wer des Daseins ......... 114
   第25節 現存在の誰れかをたずねる実存論的な問いの手がかり
§ 26. Das Mitdasein der Anderen und das alltägliche Mitsein ... 117
   第26節 ほかの人びとの共同現存在と日常的共同存在
§ 27. Das alltägliche Selbstsein und das Man ... 126
   第27節 日常的自己存在と世間

Fünftes Kapitel Das In-Sein als solches
  第5章 内=存在そのもの

§ 28. Die Aufgabe einer thematischen Analyse des In-Seins ... 130
   第28節 内=存在を主題的に分析する課題

 A. Die existenziale Konstitution des Da
  A 現の実存論的構成
§ 29. Das Da-sein als Befindlichkeit ... 134
    第29節 心境としての現=存在
§ 30. Die Furcht als ein Modus der Befindlichkeit ... 140
    第30節 心境のひとつの様態としての怖れ
§ 31. Das Da-sein als Verstehen ... 142
    第31節 了解としての現=存在
§ 32. Verstehen und Auslegung ... 148
    第32節 了解と解意
§ 33. Die Aussage als abkünftiger Modus der Auslegung ... 154
    第33節 解意の派生的様態としての言明
§ 34. Da-sein und Rede. Die Sprache ... 160
    第34節 現=存在と話、言語

IX B. Das alltägliche Sein des Da und das Verfallen des Daseins
   B 現の日常的存在と現存在の頽落
§ 35. Das Gerede ... 167
    第35節 世間話
§ 36. Die Neugier ... 170
    第36節 好奇心
§ 37. Die Zweideutigkeit ... 173
    第37節 曖昧さ
§ 38. Das Verfallen und die Geworfenheit ... 175
    第38節 頽落と被投性


Sechstes Kapitel Die Sorge als Sein des Daseins
  第6章 現存在の存在としての関心
§ 39. Die Frage nach der ursprünglichen Ganzheit des Strukturganzen des Daseins ... 180
    第39節 現存在の構造全体の根源的全体性への問い
§ 40. Die Grundbefindlichkeit der Angst als eine ausgezeichnete Er- schlossenheit des Daseins ... 184
    第40節 現存在の際立った開示態としての不安という根本的心境
§ 41. Das Sein des Daseins als Sorge ... 191
    第41節 関心としての現存在の存在
§ 42. Die Bewährung der existenzialen Interpretation des Daseins als Sorge aus der vorontologischen Selbstauslegung des Daseins ... 196
    第42節 関心としての現存在の実論的解釈を、現存在の前=存在論的な自己解意によって検証する   ☆
§ 43. Dasein, Weltlichkeit und Realität ... 200
    第43節 現存在、世界性および実在性
a) Realität als Problem des Seins und der Beweisbarkeit der »Außenwelt« ... 202
     (a)「外界」の存在と証明可能性との問題としての実存性
b) Realität als ontologisches Problem ... 209
     (b)存在論的問題としての実在性
c) Realität und Sorge ... 211
     (c)実在性と関心
§ 44. Dasein, Erschlossenheit und Wahrheit ... 212
    第44節 現存在、開示態および真理性
a) Der traditionelle Wahrheitsbegriff und seine ontologischen Fundamente ... 214
     (a)伝統的な心理概念とその存在論的基礎
b) Das ursprüngliche Phänomen der Wahrheit und die Abkünf- tigkeit des traditionellen Wahrheitsbegriffes ... 219
     (b)真理性の根源的現象と、伝統的心理概念の派生的性格
c) Die Seinsart der Wahrheit und die Wahrheitsvoraussetzung ....... 226
     (c)真理の存在様相と真理の前提

(下)
Zweiter Abschnitt Dasein und Zeitlichkeit
第2編 現存在と時間性

§ 45. Das Ergebnis der vorbereitenden Fundamentalanalyse des Daseins und die Aufgabe einer ursprünglichen existenzialen Interpretation dieses Seienden ... 231
  第45節 現存在の準備的基礎分析の成果と、この存在者の根源的な実論的解釈の課題

Erstes Kapitel Das mögliche Ganzsein des Daseins und das Sein zum Tode
 第1章 現存在の可能的な全体存在と、死へ臨む存在
§ 46. Die scheinbare Unmöglichkeit einer ontologischen Erfassung und Bestimmung des daseinsmäßigen Ganzseins ... 235
  第46節 現存在的な全体存在を存在論的に把握し規定することの、みかけの不可能性
§ 47. Die Erfahrbarkeit des Todes der Anderen und die Erfassungs- möglichkeit eines ganzen Daseins ... 237
  第47節 ほかの人びとの死についての経験の可能性と、全たき現存在の把捉の可能性
§ 48. Ausstand, Ende und Ganzheit ... 241
  第48節 未済、終末ならびに全体性
§ 49. Die Abgrenzung der existenzialen Analyse des Todes gegenüber möglichen anderen Interpretationen des Phänomens ... 246
  第49節 死の実存論的分析と、この現象についておこないうる諸他の解釈との対照的区別
§ 50. Die Vorzeichnung der existenzialontologischen Struktur des Todes ....... 249
  第50節 死の実存論的=存在論的構造の素描
§ 51. Das Sein zum Tode und die Alltäglichkeit des Daseins ... 252
  第51節 死へ臨む存在と、現存在の日常性
§ 52. Das alltägliche Sein zum Ende und der volle existenziale Begriff des Todes ... 255
  第52節 終末へ臨む日常的存在と、死についての十全な実存論的概念
§ 53. Existenzialer Entwurf eines eigentlichen Seins zum Tode ... 260
  第53節 本来的な〈死へ臨む存在〉の実存論的投企


X Zweites Kapitel Die daseinsmäßige Bezeugung eines eigentlichen Seinkönnens und die Entschlossenheit
 第2章 本来的な存在可能の現存在的な臨証と、覚悟性
§ 54. Das Problem der Bezeugung einer eigentlichen existenziellen Mög- lichkeit ... 267
  第54節 本来的な実存的可能性の臨床の問題
§ 55. Die existenzial-ontologischen Fundamente des Gewissens ... 270
  第55節 良心の実存論的=存在論的基礎
§ 56. Der Rufcharakter des Gewissens ... 272
  第56節 良心の呼び声としての性格
§ 57. Das Gewissen als Ruf der Sorge ... 274
  第57節 関心の呼び声としての良心
§ 58. Anrufverstehen und Schuld ... 280
  第58節 呼びかけの了解と負い目
§ 59. Die existenziale Interpretation des Gewissens und die vulgäre Gewissensauslegung ... 289
  第59節 良心の実存論的解釈と、通俗的な良心解意
§ 60. Die existenziale Struktur des im Gewissen bezeugten eigentlichen Seinkönnens ... 295
  第60節 良心において臨証される本来的存在可能の実存論的構造



 Drittes Kapitel Das eigentliche Ganzseinkönnen des Daseins und die Zeitlichkeit als der ontologische Sinn der Sorge
 第3章 現存在の本来的な全体存在可能と、関心の存在論的意味としての時間性
§ 61. Vorzeichnung des methodischen Schrittes von der Umgrenzung des eigentlichen daseinsmäßigen Ganzseins zur phänomenalen Frei- legung der Zeitlichkeit ... 301
  第61節 現存在の本来的な全体存在の画定から時間性の現象的打開へいたる方法的進路の素描
§ 62. Das existenziell eigentliche Ganzseinkönnen des Daseins als vor- laufende Entschlossenheit ... 305
  第62節 先駆的覚悟性としての現存性の実存的=本来的な全体存在可能
§ 63. Die für eine Interpretation des Seins-sinnes der Sorge gewonnene hermeneutische Situation und der methodische Charakter der exi- stenzialen Analytik überhaupt ... 310
  第63節 関心の存在意味の解釈のために得られた解釈学的状況と、実存論的分析論全般の方法的性格
§ 64. Sorge und Selbstheit ... 316
  第64節 関心と自己性
§ 65. Die Zeitlichkeit als der ontologische Sinn der Sorge ... 323
  第65節 関心の存在論的意味としての時間性
§ 66. Die Zeitlichkeit des Daseins und die aus ihr entspringenden Auf- gaben einer ursprünglicheren Wiederholung der existenzialen Analyse ... 331
  第66節 現存在の時間性と、そこから生ずる実存論的分析のいっそう根源的な反復の課題

  Viertes Kapitel Zeitlichkeit und Alltäglichkeit
 第4章 時間性と日常性
§ 67. Der Grundbestand der existenzialen Verfassung des Daseins und die Vorzeichnung ihrer zeitlichen Interpretation ... 334
  第67節 現存在の実存論的構成の基綱と、その構成の時間的解釈の素描
§ 68. Die Zeitlichkeit der Erschlossenheit überhaupt ... 335
  第68節 開示態一般の時間性
a) Die Zeitlichkeit des Verstehens ... 336
   (a)了解の時間性
b) Die Zeitlichkeit der Befindlichkeit ... 339
   (b)心境の時間性
c) Die Zeitlichkeit des Verfallens ... 346
   (c)頽落の時間性
d) Die Zeitlichkeit der Rede ... 349
   (d)話の時間性
§ 69. Die Zeitlichkeit des In-der-Welt-seins und das Problem der Trans- zendenz der Welt ... 350
  第69節 世界=内=存在の時間性と、世界の超越の問題
 a) Die Zeitlichkeit des umsichtigen Besorgens ... 352
   (a)配視的配慮の時間性
  b) Der zeitliche Sinn der Modifikation des umsichtigen Besorgens zum theoretischen Entdecken des innerweltlich Vorhandenen ....... 356
   (b)配視的配慮から内世界的客体の理論的発見への変容の時間的意味
 c) Das zeitliche Problem der Transzendenz der Welt ... 364
   (c)世界の超越の時間的問題
§ 70. Die Zeitlichkeit der daseinsmäßigen Räumlichkeit ... 367
  第70節 現存在的空間性の時間性
§ 71. Der zeitliche Sinn der Alltäglichkeit des Daseins ... 370
  第71節 現存在の日常性の時間的意味

  XI Fünftes Kapitel Zeitlichkeit und Geschichtlichkeit
 第5章 時間性と歴史性
§ 72. Die existenzial-ontologische Exposition des Problems der Geschichte 372
  第72節 歴史の問題の実存論的=存在論的提示
§ 73. Das vulgäre Verständnis der Geschichte und das Geschehen des Daseins ... 378
  第73節 歴史の通俗的理解と現存在の経歴
§ 74. Die Grundverfassung der Geschichtlichkeit ... 382
  第74節 歴史性の根本的構成
§ 75. Die Geschichtlichkeit des Daseins und die Welt-Geschichte ... 387
  第75節 現存在の歴史性と世界=歴史
§ 76. Der existenziale Ursprung der Historie aus der Geschichtlichkeit des Daseins ... 392
  第76節 現存在の歴史性にもとづく、歴史学の実存論的根源
§ 77. Der Zusammenhang der vorstehenden Exposition des Problems der Geschichtlichkeit mit den Forschungen W. Diltheys und den Ideen des Grafen Yorck ... 397
  第77節 歴史性の問題についての上述の論述と、ウィルヘルム・ディルタイの諸研究およびヨルク伯爵の思想との連関

  Sechstes Kapitel Zeitlichkeit und Innerzeitigkeit als Ursprung des vulgären Zeitbegriffes
 第6章 時間性と、通俗的時間概念の根源としての内時性
§ 78. Die Unvollständigkeit der vorstehenden zeitlichen Analyse des Daseins ... 404
  第78節 上述した現存在の時間的分析の不備
§ 79. Die Zeitlichkeit des Daseins und das Besorgen von Zeit ... 406
  第79節 現存在の時間性と時間の配慮
§ 80. Die besorgte Zeit und die Innerzeitigkeit ... 411
  第80節 配慮される時間と内時性
§ 81. Die Innerzeitigkeit und die Genesis des vulgären Zeitbegriffes ......... 420
  第81節 内時性と、通俗的時間概念の成立
§ 82. Die Abhebung des existenzial-ontologischen Zusammenhangs von Zeitlichkeit, Dasein und Weltzeit gegen Hegels Auffassung der Beziehung zwischen Zeit und Geist ...428
  第82節 時間性、現存在および世界時間の実存論的=存在論的連関と、時間と精神の関係についてのヘーゲルの見解との対照
 a) Hegels Begriff der Zeit ... 428
   (a)ヘーゲルの時間概念
 b) Hegels Interpretation des Zusammenhangs zwischen Zeit und Geist ... 433
   (b)時間と精神の連関についてのヘーゲルの解釈
§ 83. Die existenzial-zeitliche Analytik des Daseins und die fundamental- ontologische Frage nach dem Sinn von Sein überhaupt ... 436
  第83節 現存在の実存論的=時間的分析論と、存在全般の意味への基礎存在論的な問い

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by yojisekimoto | 2011-12-19 02:37 | ハイデガー

書評:『現象学の根本問題』

書評:
『現象学の根本問題』マルティン・ハイデガー
作品社 2010年11月27日 木田元他訳。

待望の翻訳。
創文社の『根本諸問題』と比べてはるかに読みやすい(「時熟」は「時間化」になっていたりする)。
このことは作品社の思想読本に一部翻訳が掲載されていたので予想できたが、驚いたのはそこからさらに推敲されていることだ。これでは時間がかかるのも無理はない。
ちなみに、その思想読本で東浩紀は文字重視のデリダと音声重視のハイデガーに関して寄稿していたが、本書における音読可能なハイデガーこそあるべき姿と思う。

ミル論理学を評価しているところやスピノザに少し触れている部分が個人的には興味深いが、やはりカント解釈(「存在はレアールな述語ではない」)が中心になっている。
これはハイデガーの現象学から存在論へ、存在論から解釈学への移行を意味するのであって、記号と言うより活字への耽溺を意味するので評価が分かれるが、重要な書であることは間違いない。
『ツォリコーン』『シェリング講義』以上に読み応えがある。

「ある」という、存在への問いが哲学的な特殊な用語を駆使することではなく、日常に内在する問いかけであることを思い起こさせてくれる良書である。
もう少し安価なら☆5つのなのだが、、、

メモ:
人名索引が便利。解説も木田元読者ならおなじみのものだがわかりやすい。
なお脚注で参照されるカント『純理』は平凡社ライブラリー版だった。


追記:

ハイデガー、カントの問題体系は以下に図示できる。
まずハイデガーの基本図式は以下だ。

本質存在エッセンティア
_____________

事実存在エクステンティア

これらは伝統維持/コミュニケーション、原初/機能、実在論/唯名論、自然成長/制作、といった問題体系に対応する。
さらに、

本質存在エッセンティア
量  質  アプリオリ (「である」=「を意味する」に置き換えられる)
_____________
関係 様相 アポステリオリ
事実存在エクステンティア (「である」=「を意味する」に置き換えられない)


とカントの用語を対応させ得る。カントにカテゴリーにハイデガーは批判的(上記書242頁)だが、両者にそう違いはない。

ちなみに、スピノザのいう「起成原因」をあてはめると上記のような二項対立は解消する。
この起成原因はハイデガーの言葉では制作的態度ということになるが、時間性に依拠したハイデガーと違って、スピノザのそれは時間に依拠しない普遍的、幾何学的態度である。
(ハイデガーは『シェリング講義』上記『現象学〜』でスピノザに触れているが、他に論考がないのはスピノザに触れるとハイデガーの論理が一瞬で解消してしまうからだ。『存在と時間』でキルケゴールを存在論化した部分もスピノザの感情論に解消され得る。例えば、『エチカ』第一部定理七には「実体の本性には存在することが属する」、すなわち「その本質は必然的に存在を含む」とある。)
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by yojisekimoto | 2010-12-06 22:04 | ハイデガー

ハイデガー、気遣いの構造

            気 遣 い の 構 造                 
 日常性 開示性、                         
(の様式) =現        ___             空間    
(非本来的了解、理解)    /   \      本来的理解 論理
(好奇心)  視<<< (瞬)(●)(●)> 配視 顧視 瞬視 視覚
(空談) 語り( \ \   \ ワ / 沈黙/ / ) )  発話
  |  気分(__\ \___| |__決断、/__)_)
(曖昧性)  公共性_____     _決意性_他者 
  |            | 責め__________良心 倫理   
  |            |   \◯実存性    /      
  |         ◯現事実性  |\    気遣い 
  |_◯頽落性       | _ | \    |     身体 
      ◯気遣いを構成 / / \ \ \  /|    
       する三契機64 /   \ \ \/ | 
     〜〜〜〜〜〜〜/ /〜〜〜〜〜\ \〜死〜|〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
      〜 ___/ /___  〜 \ \__|____〜〜
      〜/  / /   /|   /\ \ |   /|〜〜〜
     〜/  <___恐れ____不安  \_>|  //〜
     /___|____/ /  /______|_//〜〜〜
     |_恐れ/不安__|/〜〜|_______||/〜〜〜〜〜 
歴    〜〜〜〜〜〜〜〜脱自〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜|〜〜〜〜〜
史___________時間性           |        
性       過去___現在_____未来    |   
        既在          到来的   | 
時            決断_____先駆__  |
間         (不決断)_/   将来__|_|
        反復_________(予期)/  
      (忘却)_/      解釈/了解

つまり、


       気 遣 い の 構 造                 
日常性                      空間
(の様式)
 頽落 
(好奇心)視 配視 顧視 瞬視          視覚
(空談) 語り      | 沈黙        発話
             | 決断、      
(曖昧性)公共性     | 決意性       身体
             |        他者     
             |  良心____責め  
             |  |    /          
             |  |   気遣い  倫理  
             |  |  /  |
             |  | /   |  
             |  |/    |     
(非本来的   本来的  |  死     |  
   理解)   理解  |        |  論理
   了解        |        | 
          ___恐れ___不安  | 
         |   |        |
      恐れ/不安  |        |             
時       過去___現在___未来  |   
間       既在        到来的 | 
             決断___先駆  |
            (不決断)/ |  |
                  将来__|
                   |  
         反復______(予期)  
        (忘却)____/                
 歴史性_________時間性____◯実存性
             脱自     ◯現事実性      
                    ◯頽落性                             
         遣いを構成する諸三契機◯64


あるいは、



 _____________気 遣 い の 構 造_____________
|                  |                  |
|                非本来的                 |
|       ________(非)|___________   38  空間
|      |         58|           | (頽落、 |
|      |現=、  16____|____       |  日常様式)   
|38    |開 示 性68*瞬視 顧視・配視|  視   | (好奇心)|視覚
|安らぎ   |      | 79 他者26 |      |      |
|      |了解 呼び声|良心 実 存 意志|      |      |論理
|      |、企投  決断、        |     平等、  37 |
|疎外、   |     決意性  本来的   |     公共性(曖昧性)|  
|捕囚    |語り    |       沈黙|  語り  | (空談) |発話
|      |      |         |      |      | 
|誘惑    |情状性   |本来的 良心57 |  気遣い |(非本来的 |倫理 
|      |、気分   | 理解 |\ __|__64、 |   理解)|
|      |      |    | \  |  67  |      |
|      |      |他者  死__責め|   |  |(非58) |
|      |      |    |    |   | 解釈/(了解33) 
|      |  _不安 未来  到来的  先駆__将来__(予期)   |
|      | |    |   |    /\      |/\    |
|   現成化| |_恐れ 現在 _瞬視* 決断(不決断   /  \   時間
|      | |    | | |     の現在化) /|   \  |
|      | 恐れ   過去| 既在    |    反復|  (忘却)|
|      | /不安67| |   ◯実存性|      |      | 
|      |      |時間性     ||      |      |
|      |      |歴史性74〜  ||      |      |
|      |      | |_解釈72 ||      |      |
|      |      |        ||      |      |
|      |      |___脱自79_||      |      |
|      |            ◯現事実性      |      |
|日常性27、71_________現存在__|_______|      |
|     (の様式)         ◯頽落性              |
|転落(動性) 頽落38           |              |日常
|___________________気遣いを構成する諸三契機◯64___|

付録:
 _______________________________________
|         |         |           (範疇的、   |
|        一・一        |            カテゴリー) |
|       (9~11)      |                14 |
|        一・二        |                   |
|       (12~13)     |                   |
|         |         |                   |
|   空間    |   時間    |                   |
|         |        存 在    (環境世界)        |
| フッサール10 |   私9    |     一・三(14~24)    |
| 人間学、神学、 |   存在者9  |                   |
|心理学、生物学10|         |                   |
|カッシーラー11 |         |                   |
|    環境12 |  内存在12  |                   |
|  世界認識13 |         |                   |
|_________|___『 存 在 と 時 間 』_____________|
|一・四~六(25~44)       |         |         |
|  世界性14  |         |        序 論        |
|道具的存在、配慮的|         |   序・一 (1~8) 序・二   |
|、世界内存在15 |         |  (1~4)  |  (5~8)  |
空間性23デカルト18~21      |         |         |
| (非本来性38←|→本来性54、61)         |         |
日常的27     |         |         |         |
情状性29____倫 理_______現存在_______目的論 二・五~六__|          
恐れ30/対象(世界内存在15)    |         |  (72~83)|
| 自体/理由   |二・一~四 他者47         |アリスト|デカルト|
|解釈 視、了解31|(45~71)  |         |テレス6|18~21 
|循環32 陳述33|死49~53   |         |44_歴史性74~77
|語り34 空談35|良心の呼び声56~58        |カント7|ヘーゲル|
好奇心36曖昧性37|59 決意性62循環63       |  64| /\(ニーチェ
|被投性38不安40|カント64到来的65        現象学   |/6_\|76)
|____気遣い39~42_キルケゴール|______フッサール7__|_82_|
(世界内存在、       、開示性68
 アンチノミー?)   


追記:

ハイデガー、気遣いの構造


 現存在から  ←  存在者    →    存在へ
事物的存在     世界内存在15     道具的存在  
日常的時間性     ___        本来的時間性  
          / 了解\        良心55    
  << 好奇心36(X)(X)視36>>>  配視15 顧視26 瞬視68
  ( \空談35 \ 語り/沈黙34/ ) 呼び声55__          
<_(__\ \___| |__/ /__)_)_>    |     
<<________     _______>>      |         
          |情状性|               |              
 曖昧性37    |   |     決意性62     |         
          |頽落 |               |         
          開示性68    脱自的   関心(気遣い)42      
          時間内部性    =地平的、      |          
非、責め58    |_時間______配慮的79(予期/現成化/保有)、80 
非本来的時間性  通俗的時間概念   実存論的時間概念70 |         
         / / \ \              |    顧慮26 
  予期 68 / /未来81 \   到来65    死49~53 他者47   
~~~~~~~/ /~~~~~\ \~~~~~~~~~~~~~~  「間」72 
 ~現成化 / /__現在   \ \_現在(現成化)~瞬視 
 ~/  / /   /|~~~/\ \      /|~~~  
~/忘却性__>   過去/既在 <__既在   //~~~            
/________/ /  /______|__//~~~             
|________|/~~|_______|_/~~~~~~~           
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~               
                     |                    
                  歴史性(歴史学)開示と解釈72
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by yojisekimoto | 2010-06-07 22:10 | ハイデガー

『杣径』


ハイデガーは『羅生門』を見ていて、この映画を日本人自身が西欧的だと揶揄することを理解できなかった
「芸術作品の起源」が所収された論集のタイトルが『仙径』だというのは偶然ではないのでは?、、、と考えたりする。

『羅生門』では志村敬演じる仙売りは、『仙径』で死者と自身の「責め」に出会う。まるでハイデガー哲学のように。
この映画は認識の相対性を圧倒的な身体表現とカメラ、フォルムでまとめあげている。

そして(ネタバレになるが)最終的には人間の愚かさ自体が希望とされるのだ。
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by yojisekimoto | 2010-06-04 14:43 | ハイデガー

『存在と時間』図式

ハイデガー『存在と時間』読解には基本的にカントの批判書と同じ構造を措定すればいいことに気づいた。
続篇は哲学史を遡行する予定だったという。
量と質は存在に、関係と様相は現存在にあたる。
事物的存在はカテゴリーに、世界内存在はアンチノミー(道具的存在という概念自体はアリストテレスの影
響だろうが、その倫理的範型とでも言うべき様相における非本来性と本来性は現象学的な二律背反と言えよう)
にあたる。また、関心を関係と考えることも出来る。
漢数字は篇・章。英数字は節。
 _______________________________________
|         |         |           (範疇的、   |
|        一・一        |            カテゴリー) |
|       (9〜11)      |                14 |
|        一・二        |                   |
|       (12〜13)     |                   |
|         |         |                   |
|   空間    |   時間    |                   |
|         |        存 在    (環境世界)        |
| フッサール10 |   私9    |     一・三(14〜24)    |
| 人間学、神学、 |   存在者9  |                   |
|心理学、生物学10|         |                   |
|カッシーラー11 |         |                   |
|環境、範疇的12 |  内存在12  |                   |
|  世界認識13 |         |                   |
|_________|___『 存 在 と 時 間 』_____________|
|一・四~六(25~44)       |         |         |
|  世界性14  |         |        序 論        |
|道具的存在、配慮的|         |   序・一 (1~8) 序・二   |
|、世界内存在15 |         |  (1〜4)  |  (5〜8)  |
空間性23デカルト18~21      |         |         |
| (非本来性38←|→本来性54、61)         |         |
日常的27     |         |         |         |
情状性29____倫 理_______現存在_______目的論 二・五~六__|          
恐れ30/対象(世界内存在15)    |         |  (72~83)|
| 自体/理由   |二・一~四 他者47         |アリスト|デカルト|
|解釈 視、了解31|(45~71)  |         |テレス6|18~21 
|循環32 陳述33|死49~53   |         |44_歴史性74~77
|語り34 空談35|良心の呼び声56~58        |カント7|ヘーゲル|
好奇心36曖昧性37|59 決意性62循環63       |  64| /\(ニーチェ
|被投性38不安40|カント64到来的65        現象学   |/6_\|76)
|____気遣い39~42_キルケゴール|______フッサール7__|_82_|
(世界内存在、       、開示性68
 アンチノミー?)       |            
                |
                |
         非本来的  本来的54
               時間性(日常性/歴史性/
       ベルグソン66     時間内部性78~81)66
         日常性67
(了解/情状性/頽落/語り) 
         現成化   瞬視 キルケゴール68
         予期    期待(先駆として時熟)
         忘却       
        (脱自的統一)
         68    歴史性74~77(ニーチェ76)
               時間内部性78~81
               時間83


 現存在から     存在者           存在へ
事物的存在     世界内存在15       道具的存在  
◯日常的時間性    ___      本来的時間性  
          / 了解\        良心55    「循環」32、63__
  << 好奇心36(●)(●)視36>>>  配視15 顧視26 瞬視68__  |
  ( \空談35 \ 語り/沈黙34/ ) 呼び声55__          | |
<_(__\ \___| |__/ /__)_)_>    |  ←空間→   | |   
<<________     _______>>      |         | |
          |情状性|               |         | |     
 曖昧性37    |   |     決意性62     |         | |
          |頽落 |               |         | |
          開示性68          関心(気遣い)42      | |
         ◯時間内部性 脱自的=地平的、      |         | | 
非、責め58    |_時間______配慮的79(予期/現成化/保有)、80 | |
非本来的時間性  通俗的時間概念   実存論的時間概念70 |         | |
         / / \ \              |    顧慮26 | |
  予期 68 / /未来81 \   到来65    死49~53 他者47 | |↑  
~~~~~~~/ /~~~~~\ \~~~~~~~~~~~~~~  「間」72 | |時
 ~現成化 / /__現在   \ \_現在(現成化)~瞬視__________| |間 
 ~/  / /   /|~~~/\ \      /|~~~           |↓
~/忘却性__>   過去/既在 <__既在   //~~~            |
/________/ /  /______|__//~~~             |
|________|/~~|_______|_/~~~~~~~           |
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~               |
                     |                    |
                 ◯歴史性(歴史学)開示と解釈72_________| 
                    |              
  記念碑的歴史学___________批判的歴史学_好古的歴史学 
                              |
フッサール7、10  カント7、43  アリストテレス6  |   
デカルト  ヘーゲル     、64    ニーチェ76__|
18〜21 6、82


あるいは、

 現存在から     存在者           存在へ
事物的存在     世界内存在15       道具的存在  
◯日常的時間性    ___      本来的時間性  
          / 了解\        良心55    「循環」32、63
  << 好奇心36(●)(●)視36>>>  配視15 顧視26 瞬視68
  ( \空談35 \ 語り/沈黙34/ ) 呼び声55    ←空間→
<_(__\ \___| |__/ /__)_)_>       
<<________     _______>>
          |情状性|
 曖昧性37    |   |     決意性62   
          |頽落 |   
          開示性68       関心(気遣い)42 
         ◯時間内部性 脱自的=地平的、
非、責め58    |_時間______配慮的79(予期/現成化/保有)、80
非本来的時間性  通俗的時間概念   実存論的時間概念70
         / / \ \                   顧慮26
  予期 68 / /未来81 \   到来65    死49~53 他者47
~~~~~~~/ /~~~~~\ \~~~~~~~~~~~~~~  「間」72
 ~現成化 / /__現在   \ \_現在(現成化)~~  
 ~/  / /   /|~~~/\ \      /|~~~     ↑  
~/忘却性__>   過去/既在 <_/既在   //        時間
/________/ /  /______|__//~~~       ↓
|________|/~~|_______|_/~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
                     |      「循環」32、63
                 ◯歴史性(歴史学)開示と解釈72 
                    |              
  記念碑的歴史学___________批判的歴史学_好古的歴史学 
                              |
フッサール7、10  カント7、43  アリストテレス6  |
(日常性)     (時間性)、64 (存在)       |
デカルト  ヘーゲル          ニーチェ76____|
(自己)  6、82(  歴  史  性  )
18~21

あるいは、
 _______________________________________
|         |         | 環境12      (範疇的、   |
|         |         |            カテゴリー) |
| 定義「存在」1 |         |                12 |
| (世界内存在) |         |    人間学、神学、        |
|   空間5   |         |    心理学、生物学10      |
|         |         |      フッサール10      |
|         |         |                   |
|        序 論       存 在    (事物的存在)12     |
|       (1〜8)       |     一・一〜二(9〜13)   |
|         |定義「存在者、  |                   |
|         |   現存在」2 |                   |
|         |  (時間性)  |                   |
|         |   時間6   |                   |
|         |         |                   |
|_________|___『 存 在 と 時 間 』_____________|
|一・三〜六(14〜44)       |         |         |
|  世界性14  |         |         |         |
|道具的存在、配慮的|         |         |         |
|、世界内存在15 |         |         |         |
空間性23デカルト18〜21      |         |         |
| (非本来性38←|→本来性54、61)         |         |
日常的27     |         |         |         |
情状性29____倫 理_______現存在_______目的論 二・五〜六__|          
恐れ30/対象(世界内存在15)    |         |  (72〜83)|
| 自体/理由   |二・一〜四 他者47         |アリスト|デカルト|
|解釈 視、了解31|(45〜71)  |         |テレス6|18〜21 
|循環32 陳述33|死49〜53   |         |44_歴史性74〜77
|語り34 空談35|良心の呼び声56〜58        |カント7|ヘーゲル|
好奇心36曖昧性37|59 決意性62循環63       |  64| /\(ニーチェ
|被投性38不安40|カント64到来的65        現象学   |/6_\|76)
|____気遣い39〜42_キルケゴール|______フッサール7__|_82_|
(世界内存在、       、開示性68
 アンチノミー?)       

あるいは、
 _______________________________________
|第一章 現存在の準備的分析の課題の提示|  (現象学的、事物的、範疇的、   |
|        一・一  (9〜11)|           カテゴリー)14|
|         |         |              世界14→世界的   
|         |         |            ハンマー15 |
|        一・二        |               →関係17
|         |         |         デカルト19〜21 |
|第二章 現存在の根本的構成としての  |             ラジオ23 |
|  世界=内=存在一般(12〜13)存 在                  |
|   空間    |   時間    |     (環境世界)        |
|         |         |     一・三(14〜24)    |
| 人間学、神学、 |   存在者9  |第三章 世界の世界性(14/A15〜 |
|心理学、生物学10|         |18/B19〜21/C22〜24)  |
|         |         |                   |
|    環境12 |         |                   |
|         |         |                   |
|_________|___『 存 在 と 時 間 』_____________|
|一・四~六(25~44)       |         |         |
|第四章 共同存在と|第五章 内=存在そ|        序 論        |
|自己存在としての世|    のもの  |   序・一 (1~8) 序・二   |
|界=内=存在、「世|(28/A29〜 |第一章 存在の問い|第二章 存在問題の|
|間」(25〜27)|34/B35〜38) の必然性、構造お|開発における二重の|
|         |         |よび優位(1〜4)|課題 考究の方法お|
| (非本来性38←|→本来性54、61)         |よび構図(5〜8)|
情状性29____倫 理_______現存在_______目的論 二・五~六__|          
|      (世界内存在15)    |         |  (72~83)| 
|第六章 現存在の存|第一章 現存在の可|         |アリスト|デカルト82    
|在としての関心  |能的な全体存在と、|         |テレス、|    |    
|(39〜44)  |死へ臨む存在   | 第五章 時間性 |第六章 時間性と、|
|デカルト43   | (46〜53) |と歴史性(72〜77)  根源としての|
|         |         |         |内時性(78〜83)
|(アンチノミー?)|第二章 本来的な存在可能の現存在的な | カント|ヘーゲル82    
|_________|____臨証と、覚悟性(54〜60)_|_81_|ニーチェ76
            第三章 現存在の本来的な全体存在可能と、
                関心の存在論的意味
                としての時間性(61〜66)
             第四章 時間性と日常性
                 (67〜71)

別バージョン:
(作成中)


 _____________気 遣 い の 構 造_____________
|                  |                  |
|                非本来的                 |
|日常性27、71________非_|___________       |
|      |         58|           |      |
|      |     16____|____       |      |
|38    |開 示 性68 顧視・|  配視|  視   |(好奇心) |
|安らぎ   |      |   他者26  |      |      |
|   好奇心|了解 呼び声|良心 実 存 意志|      |      |
|      |      |   本来的   |      |      |
|誘惑____|情状性___|__(良心)気遣い64_____|______|
|   空談 |      |  57|\   |      |      |
|      |      |    | \  |      |      |
|      |      |    死__責め(非58)  |      |
|疎外、   |      |    |    |      |      |
|捕囚 曖昧性|語り    |決意性 |  沈黙| (語り) |(空談36)|
|      |      |  _解 釈72 |      |      |
|      |      | |  |    |      |      |
|      |      |歴史性74〜   |      |      |
|      |      |時間性 |    |      |      | 
|      |      | | 瞬 視   |      |      |
|      |      | |_既 在   |      |      |
|      |      |   到来的74 |      |      |
|      |      |    |    |      |      |
|      |      |___脱 自79_|      |      |
|      |           |           |      |
|      |__________現存在__________|      |
|                  |                  |
|転落(動性) 頽落38       |                  |
|__________________|__________________|

あるいは、

 _____________気 遣 い の 構 造_____________
|                  |                  |
|                非本来的                 |
|日常性27、71________非_|___________       |
|      |         58|           |      |
|      |     16____|____       |      |
|38    |開 示 性68 顧視・|  配視|  視   |(好奇心) |
|安らぎ   |      |   他者26  |      |      |
|   好奇心|了解 呼び声|良心 実 存 意志|      |      |
|      |      |   本来的   |      |      |
|誘惑____|情状性___|__(良心)気遣い64_____|______|
|   空談 |      |  57|\   |      |      |
|      |      |    | \  |      |      |
|      |      |    死__責め(非58)  |      |
|疎外、   |      |    |    |      |      |
|捕囚 曖昧性|語り    |決意性 |  沈黙| (語り) |(空談36)|
|      |      |  _解 釈72 |      |      |
|      |      | |  |    |      |      |
|      |      |歴史性74〜   |      |      |
|      |      |時間性 |    |      |      | 
|      |      | | 既 在   |過去 (反復)忘却    |
|      |      | |  |    |     \||     |
|      |      | |_瞬 視 決断(不決断 現在\|     |
|      |      |    |   |の現在化)  ||     |
|      |      |    |   |/      ||     |
|      |      |   到来的 先駆|将来(未来)|予期    |
|      |      |    |    | |    |      |
|      |      |    本来的理解_(気遣い)__非本来的理解|
|      |      |    |    |  67  |      |
|      |      |___脱 自79_|      |      |
|      |           |           |      |
|      |__________現存在__________|      |
|                  |                  |
|転落(動性) 頽落38       |                  |
|__________________|__________________|
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by yojisekimoto | 2010-06-01 12:54 | ハイデガー

Was ist Gott?

黒人歌手のプリンスが「サンダー」という曲で雷を神がいる「しるし」だと歌っていて、直接神=雷としていない点がさすがだと思ったことがある。プリンスはゴスペル経由で一神教を通っているからこうした認識になるのだが、以下のヘルダーリンの詩(「神とはなにか?」)は意識的にこれとは真逆の汎神論へ遡行している。
ハイデッガーの朗読がCDで聞ける。

ハイデッガー朗読、 ヘルダーリン「神とはなにか?」
Heidegger liest Holderlin: 07 "Was ist Gott?"
http://www.youtube.com/watch?v=iubeaUEJkuU


Was ist Gott? unbekannt, dennoch
Voll Eigenschaften ist das Angesicht
Des himmels von ihm. Die blitze namlich
Der Zorn sind eines Gottes. Jemehr ist eins
Unsichtbar, schicket es sich in Fremdes. Aber der donner
Der Ruhm ist Gottes. Die Liebe zur Unsterblickheit
Das Eigentum auch, wie das unsere,
Ist eines Gottes.

神とはなにか?未知なるものだ、それにもかかわらず
もろもろの特質が神の天の姿を満たしては
いるが。実際稲妻は
ある神の怒りだ。あるものが
いっそうますます見えなくなる、…異質な事物のなかに委ねられたからには。だが、雷は
神の栄誉だ。不滅であることへの愛は
わたしたちの持ちものであり、また
神たるものの持ちものだ。

http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=15427&start=20
http://leisurehive.informe.com/a-poem-by-friedrich-h-lderlin-dt1345.html
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by yojisekimoto | 2010-04-25 02:50 | ハイデガー