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ヨハン・クライフ(1947~2016) その可能性の複数の中心

ヨハン・クライフ(1947~2016)
その可能性の複数の中心



クライフターン、トータルフットボール

その可能性は複数の中心を持つ



クライフのすごいところはポジショニングだ。

1974年のブラジル戦、西ドイツ戦のビデオで見たとき、動いて欲しいところにクライフが動いていて驚いた。ゲームで自分が動かしているかのようだった。

つまらない試合もクライフの手にかかると面白くなる。

ユーロで優勝したギリシアを攻撃的に再解釈したのもその一例だ。

今日のバルサもクライフがいなければ至高の存在足り得なかった。

バルセロナやバイエルン、自治と自主管理の伝統とサッカーはともにある。

自分にとってクライフは21世紀最大のアナーキズムの思想家だ。
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by yojisekimoto | 2016-03-31 22:36 | スポーツ

8年前の反復

2014年ブラジルW杯、ザックジャパンはよく指摘されるように2006年のジーコジャパンの反復で終わった。そういえば初戦本田のゴールのコースは2006年の玉田のそれに似ていた。
前田の不在、初戦前日の現地入り、ギリシャ戦の齋藤の未投入、守備的ボランチの併用、豊田の不在、数え上げれば切りが無いが悔いが残る戦いだった。
ただコロンビア戦の岡崎のゴールは初戦コートジボワール戦で自分達がやられたことをやり返すという、意識的な反復によるもので、賞賛されるべきだろう。

初戦の雨の中の戦いを見て思い出していたのは『七人の侍』だった。
あの映画のなかの人物ほど、選手たちは全力を出していないのが歯がゆかった。
ちなみに、以前も書いたが、こと映画のなかにはサッカーの特にチームワークに関する全てがある。
ザッケローニは多分見ていないだろう。協会を通じてDVDをプレゼントするべきだった。

あと、強いチームはロッカールームで共通の音楽を流す場合が多い。2006年のイタリア、2010年のスペイン、、、
もう遅いが、最近の曲ならbonobosというバンドの「三月のプリズム」という曲あたりを推奨したい。

歌:bonobos作詞:蔡忠浩作曲:蔡忠浩

りんごがね、今年はそれはそれは見事に染まったという
沖でも、それはたくさんの魚の群れを見かけたという

行方のわからぬアイツは、今も帰らんままだそうだが
ほっぺたの赤いあの娘は、ついに花嫁になるのだという

お天道様
なんというか、ありがとう
どうもありがとう

なきべっちょらにずっと降り注ぐのが良いことばかりであることを願い
わたしたちは歌おう、悲しみにドッコイセェと土を盛り
そして、千年の一瞬を狂った渚にまっさらなあかりがつくのを見よう

三月はプリズム 鉛色の海に沈黙の詩をなげた
七夕が近づく夏至の夜に集い、ともに汗を拭った

わたしたちはたまさか交わり、そして友達になった

なきべっちょらにずっと降り注ぐのが良いことばかりであることを願い
わたしたちは歌を交わし、悲しみにドッコイセェと土を盛り
そして、千年の一瞬を狂った渚に懐かしいあかりがつくのを

時間の速すぎる流れにも意味があるというのか
想い出もぶっちぎるほどに速く訪れる、無遠慮な未来にさえ

わたしたちは歌おう、悲しみにドッコイセェと土を盛り
そして、千年の一瞬を狂った渚にまっさらなあかりをつけよう


追記:

曲調としては同バンドのこちらの曲の方がいいかも知れない。

bonobos - うつくしいなまえ -【official music video】 - YouTube

http://youtube.com/watch?v=j7DJIIuTwaM


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by yojisekimoto | 2014-06-25 16:50 | スポーツ

初動負荷理論

毎年トップアスリートたちが間違った筋トレで能力を失っていく。

サッカーだと
カズ、中田、小野

野球だと
清原、亀井、中田

最近でも石川遼が間違った筋トレをして能力を落としていると思う。

ここで推奨したいのは、「初動負荷理論」だ。

参考サイト:
SPORTS COMMUNICATIONS - 伊東浩司が見る「9秒台」の夢
http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=2694
http://www.ninomiyasports.com/sc/modules/bulletin/article.php?storyid=2695


イチローも実戦するそのトレーニングは、伊東浩司が取り入れて有名になった。
伊東の記録は今も日本記録だ。

体幹トレなども重要だが、速い速度で走るには速い速度の訓練が必要だ。
(伊東の筋トレ練習風景をテレビで見たことがあるが、それはものすごいスピードで、全速力でおこなっていた。
その映像がyoutubeなどで見られるといいのだが。)


身体について我々はまだ知らない、、、スピノザの言葉を想起せざるを得ない。
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by yojisekimoto | 2012-04-09 00:13 | スポーツ

バルサのトライアングル

CWCで優勝したバルサのサッカーの強さの秘訣は味方がパスコースを三角形になるようにつくり続けるところにある。
ドリブルをしないとすれば、ボールの軌跡を分解写真風に描くと以下のようになる(一例)。
ボールは左から右へ

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  ____
 /\  /
/__\/

  ____
 /\  /\
/__\/__\

  ________
 /\  /\  /
/__\/__\/

ただし、バルサの中盤はボールを持って振り返ることが出来る。
よって(上記の動きも組み合わせて)以下のような多様な形になる(一例)。
                  ____
 /\              /\  /
/__\    ________/__\/
   /\  /\  /\  /
  /__\/__\/  \/

(むろんこれに、長短、緩急の要素が加わる。さらにコンパクトさ、つまり縦にショート&横にワイドなポジショニングが前提にある。)
以下のような図が原型にあると考えるとわかりやすい。

   __
   \/
   /\
__/__\__
\/    \/


多くの日本のパスサッカーは以下のようになっていて、外に開いていない。
それは振り返るポストプレーが軽視されるからである(日本サッカー界ではドリブラーは復権したのにポストプレイヤーは貶められている)。

   /\
  /__\
 /\  /\
/__\/__\

中盤の選手にもポストプレイヤー的な動きが求められるのが現代サッカーなのだ。
(ポストが軽視されるのは敵を想定した練習をしていないためだ。)

追記:
全然関係ないが、自分が読んだ地域通貨関連の記述で一番早いのはスペイン革命時代のものである。
地域通貨に見られるようなある種の独立精神がバルサのサッカーを支えている。


////////////////


スペインの中盤は全員ターンができる
つまり全員ポストができるCFの能力を持っており
むしろ全員FWとさえ言える
背が低いからクロスを挙げないだけだ

日本の中盤は甘やかされている
バルサの鳥かごを日本も取り入れるべきだろう
(日本の鳥かごは監督や選手がパス回しに酔うだけで実践向けではない)


(p)(p)http://www.soccer-king.jp/column_item/id=3178

日本では「ロンド」を下図左のような4対2のボール回しと思っている人が多いが、
実はバルサのロンドは違う。4人が正方形を作り、その中央にフリーマンが 入り、
守備3名が作るトライアングルの中心にパスを通す。こうして、ボールを相手守備
陣形の中心に収めていく練習を盛んに行っているのだ。


◯__________◯     ◯__________◯
|\        /|     |\        /|
| \      / |     | \      / |
|  \    /  |     |  \    /  | 
|   \  /   |     |   \△ /   |
|  △ \/ △  |     |    \/    |
|    /\    |     |    /\    |
|   /  \   |     |   /◯ \   |
|  /    \  |     | △/    \△ |
| /      \ |     | /      \ |
|/________\|     |/________\|
◯   通常のロンド ◯     ◯ バルサのロンド  ◯

 試合において四角形の中心にボールが収まると、相手は金縛りにあったように足
を止めざるを得なくなる。なぜなら、万が一誰かが自身のポジションを捨て中 心に
入る選手のマークに付いたり、中心選手がボールを持った時点でプレスに出るとす
ると、通常DF4人、MF4人の2段構えで構成される守備ブロックが崩 れ、そこにギ
ャップができることになるからだ。
(p)http://www.soccer-king.jp/media/id=14785
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by yojisekimoto | 2011-12-19 01:52 | スポーツ

パスサッカーの陥穽

なでしこジャパンも、ザックジャパンも同じ間違いを犯している。
それはポストプレイヤーの軽視である。
日本人に大型FWがいないのは認めるが、それは機能としてのポストプレイヤーを放棄する理由にならない。
ポスト役を使わないのは、日本に優秀なゴールキーパーがいないという理由からゴールキーパーを置かないようなものだ。
ポスト役がいない、つまり楔のボールが中央に入らなければ、結果的に裏狙いもサイド攻撃も活きないし、なによりゴールキックのターゲットがなくなるからキーパーに迷いが生じる。

なでしこだったら、永里か高瀬は絶対に前線に必要なのだ。
ザックジャパンであったら、本田がいなければ前田が必要なのだ。

先日の男子対北朝鮮戦ではハーフナーマイクが最後に出場したし、なでしこだったら対韓国戦に永里が最後に出場した。

これらはもっと早く出場すべきだった選手だ。

こうした事態が意味するのは、機能を構造的に把握出来ていないということだと思うし、FWに似たタイプの速攻専用選手を2人並べるのは人間の個性に対する無理解を暴露しているとさえ思う。

一人一人の個性が如何に大事かを理解するためには、『七人の侍』あたりを選手スタッフ全員で見るべきだろう。

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追記:
監督がパス練習を見てその巧さに酔ってしまうのだろうが、サッカーは円陣のなかでボールを回す競技ではない。
むしろ円の外に出てゆく競技である。それには反転、ターンする能力が不可欠だ(ちなみにスペインの中盤には全員この能力があり、ドリブルも出来るからプレーの選択肢が無限に広がる)。
敵を背負う能力のない選手でもポスト役に一度ボールを当てることで外に出て行ける。





(図:スピノザ『エチカ』二補助定理3のあとの公理2より)

単純な物理である。
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by yojisekimoto | 2011-09-04 15:08 | スポーツ

イニエスタ

先のウエンブリーで行われた欧州チャンピオンズリーグ決勝、イニエスタの活躍は見事だった。





『ゴダール・ソシアリズム』のバルセロナを描いた部分で引用された、ファウルを受けるイニエスタ。相手はマンUではなくマンチェスターシティ。↓

http://pds.exblog.jp/pds/1/201012/23/41/a0024841_4312170.jpg



『アワーミュージック』では「共産主義はウェンブレーでブダペスト・ホンヴェードがイギリスを打ち負かした2×45分間だけ、真に存在した」(大意)というコメントがあった
http://d.hatena.ne.jp/tricheur/20101218/1292630220
http://www.sofoot.com/godard-est-un-socio-126453-article.html

ゴダールが絶賛したハンガリーのサッカー

ゴダールはブダペストのホンヴェド(1950年代のハンガリー サッカー、マジックマジャールとも呼ばれる)を「共産主義が本当に存在したなら、共産主義をもっともよく体現した」と述べている(「ユリイカ」2002.5)

「共産主義が一度だけ存在した。あのときだけだ」「ウエンブリー・サッカー・スタジアム1953年ハンガリーがイングランドに6-3で勝った。英国の個人プレーに対し、ハンガリーは全員で戦った。」(『アワーミュージック』)
http://homepage3.nifty.com/net1896/space131.html
50年以上前のウエンブリー

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by yojisekimoto | 2011-05-30 23:03 | スポーツ

NAGATOMO GOAL !!!! : Inter vs Genoa 2011/03/06


NAGATOMO GOAL !!!! : Inter vs Genoa 2011/03/06
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by yojisekimoto | 2011-03-07 05:18 | スポーツ

ドーハの悲喜劇


サッカーアジア大会決勝では今野のボランチ拒否が話題になった。ドーハの悲劇ではラモスの北沢投入の提言が無視されたのが敗退の原因だったが、監督とのコミュニケーションの重要さがわかる。
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by yojisekimoto | 2011-02-12 18:03 | スポーツ

カタール戦


後半の逆転劇は圧巻だったが、前半トップ下の本田の動きが悪すぎる。
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by yojisekimoto | 2011-01-22 19:29 | スポーツ

二つの中心


ポストと飛び出し。
前田と岡崎は二つの中心だ。
まじめな監督は中心を一つにしてしまいがちだが、、、
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by yojisekimoto | 2011-01-19 20:47 | スポーツ