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マルクス『資本論』図解改訂版&目次


大文字数字は『資本論』巻数及び章番号。

 _____         |(絶対的剰余価値)
|第1部門 |   技術革新等|労                           2:21
|機械と原料| _空間的差異_|働____        _追加的不変資本____ Mc3:1〜
|_____|  (相対的剰余|時   ___産業利潤_/_追加的可変資本____|Mv
            価値)|間  |        \_個人的消費______|Mk
固定資本   流動資本    |の  |___利子_____単利_________|3:21〜
 \機械)(原料/\     |延  |      \___複利_________|3:30(恐慌)
 (土地 消耗品) \    |長 /|___地代_____差額地代_______|3:37~
   \  / (労働力)  | /          \_絶対地代_______|3:45
 不変資本C 可変資本V 剰余価値M 生産物W                  |
       _____\____  /                     |
          /  \    /          _追加的不変資本__  |
 ____    /  労賃\  /    _産業利潤_/_追加的可変資本__| |
|第2部門|  /      \/    |      \_個人的消費____| |
|生活手段| /       /\   _|_利子_____単利_______| |
|____ /   労賃__/__\ / |    \___複利_______| |  
     /    /  /   \\  |_地代_____差額地代_____| |
    /    /  /    /\\        \_絶対地代_____| |
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物_________________|_|  
          /        /      形態一:◯=☆ 単純      
 ____    /        /           ◯   
|第3部門|  /        /          二:|\  拡大
|総生産物| /        /      貨幣G    ☆☆☆
|____|/ _______/_        \    ☆☆☆         1:1
     /                    \ 三: \| 一般的    
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物     \     ◯ 
 _____________________      四:   ● 貨幣
              /        (相対的価値形態 = 等価形態)  
~~~~~~~~~~~~~/~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本  源  的  蓄  積                             1:24

単純再生産の場合、1(V+M)=2(c)       1:21、2:20
拡大再生産の場合、1(V+Mv+Mk)=2(c+Mc)  2:21
剰余価値率または搾取率m'=利潤m/賃金v    1:7
利潤率はp'=m/(c+v)               3:2、13

Mc,Mv,Mkに関しては略語は後年の解説者が使用したもの。


大文字数字は『資本論』巻数及び章番号。

 _____         |(絶対的剰余価値)
|第1部門 |   技術革新等|労
|機械と原料| _空間的差異_|働____        _追加的不変資本____ Mc3:1〜
|_____|  (相対的剰余|時   ___産業利潤_/_追加的可変資本____|Mv
            価値)|間  |        \_個人的消費______|Mk
固定資本   流動資本    |の  |___利子_____単利_________|3:21〜
 \機械)(原料/\     |延  |      \___複利_________|3:30(恐慌)
 (土地 消耗品) \    |長 /|___地代_____差額地代_______|3:37~
   \  / (労働力)  | /          \_絶対地代_______|3:45
 不変資本C 可変資本V 剰余価値M 生産物W                  |
       _____\____  /                     |
          /  \    /          _追加的不変資本__  |
 ____    /  賃金\  /    _産業利潤_/_追加的可変資本__| |
|第2部門|  /      \/    |      \_個人的消費____| |
|生活手段| /       /\   _|_利子_____単利_______| |
|____ /   賃金__/__\ / |    \___複利_______| |  
     /    /  /   \\  |_地代_____差額地代_____| |
    /    /  /    /\\        \_絶対地代_____| |
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物_________________|_|  
          /        /      形態一:◯=☆ 単純      
 ____    /        /           ◯   
|第3部門|  /        /          二:|\  拡大
|総生産物| /        /      貨幣G    ☆☆☆
|____|/ _______/_        \    ☆☆☆         1:1
     /                    \ 三: \| 一般的    
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物     \     ◯ 
 _____________________      四:   ● 貨幣
              /        (相対的価値形態 = 等価形態)  
~~~~~~~~~~~~~/~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本  源  的  蓄  積                             1:24

単純再生産の場合、1(V+M)=2(c)       1:21、2:20
拡大再生産の場合、1(V+Mv+Mk)=2(c+Mc)  2:21
剰余価値率または搾取率m'=利潤m/賃金v    1:7
利潤率はp'=m/(c+v)               3:2、13




 _____         |(絶対的剰余価値)
|第1部門 |   技術革新等|労
|機械と原料| _空間的差異_|働____        _追加的不変資本_____
|_____|  (相対的剰余|時     産業利潤__/_追加的可変資本_____|
            価値)|間    /      \_個人的消費_______|
固定資本   流動資本    |の   /_利子______単利__________|
 \機械)(原料/\     |延  /    \_____複利__________|   
 (土地 消耗品) \    |長 /___地代______差額地代________|3:37~
   \  / (労働力)  | /          \_絶対地代________|3:45
 不変資本C 可変資本V 剰余価値M 生産物W                   |
       _____\____  /                      |
          /  \    /          _追加的不変資本___  |
 ____    /  賃金\  /    産業利潤__/_追加的可変資本___| |
|第2部門|  /      \/    /      \_個人的消費_____| |
|生活手段| /       /\   /_利子______単利________| |
|____ /   賃金__/__\ /    \_____複利________| |  
     /    /  /   \/___地代______差額地代______| |
    /    /  /    /\\        \_絶対地代______| |
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物__________________|_|  
          /        /      形態一:◯=☆ 単純      
 ____    /        /           ◯   
|第3部門|  /        /          二:|\  拡大
|総生産物| /        /      貨幣G    ☆☆☆
|____|/ _______/_        \    ☆☆☆          1:1
     /                    \ 三: \| 一般的    
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物     \     ◯ 
 _____________________      四:   ● 貨幣
              /        (相対的価値形態 = 等価形態)  
~~~~~~~~~~~~~/~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本  源  的  蓄  積                              1:24

単純再生産の場合、1(V+M)=2(c)       1:21、2:20
拡大再生産の場合、1(V+Mv+Mk)=2(c+Mc)  2:21
剰余価値率または搾取率m'=利潤m/賃金v    1:7
利潤率はp'=m/(c+v)               3:2、13



大文字数字は『資本論』巻数及び章番号。

 _____     1:10|(絶対的剰余価値)1:14
|第1部門 |   技術革新等|労
|機械と原料| _空間的差異_|働____        _追加的不変資本Mc____
|_____|  (相対的剰余|時     産業利潤__/_追加的可変資本Mv____|
            価値)|間    /      \_個人的消費Mk______|
固定資本   流動資本    |の   /_利子______単利__________|
 \機械)(原料/\2:8  |延  /    \_____複利__________|   
 (土地 消耗品) \    |長 /___地代______差額地代__3:37~_|
   \  / (労働力)  | /          \_絶対地代__3:45__|   
 不変資本C 可変資本V  剰余価値M 生産物W                   |
    1:6____\_____  /                      |
          / \     /          _追加的不変資本Mc__  |
 ____    /   賃金  /    産業利潤__/_追加的可変資本Mv__| |
|第2部門|  /      \/    /      \_個人的消費Mk____| |
|生活手段| /       /\   /_利子______単利________| |
|____ /   賃金__/__\ /    \_____複利________| |  
     /    /  /   \/___地代______差額地代______| |
    /    /  /    /\\        \_絶対地代______| |
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物_________________/_/  
    1:6   /        /      形態一:◯=☆ 単純      
 ____    /        /           ◯   
|第3部門|  /        /          二:|\  拡大
|総生産物| /        /      貨幣     ☆☆☆
|____|/ _______/_        \    ☆☆☆      1:1
     /                    \ 三: \| 一般的    
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物     \     ◯ 
 _____________________      四:   ● 貨幣
              /        (相対的価値形態 = 等価形態)  
~~~~~~~~~~~~~/~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本  源  的  蓄  積 1:24

単純再生産の場合、1(V+M)=2(c)       1:21、2:20
拡大再生産の場合、1(V+Mv+Mk)=2(c+Mc)  2:21
剰余価値率または搾取率m'=利潤m/賃金v    1:7
利潤率はp'=m/(c+v)               3:2、13

資本の一般的定式はG-W(A、Pm)・・・P・・・W'-G'
(貨幣G、商品総額W、労働A、諸商品Pm、生産資本P)
1買い手  G-W・・・P・・・W'-G'  
2商品生産者  P・・・Ck(総流通過程)・・・P
3商人資本 Ck・・・P(W')         2:4
(商人資本 W'ーG’ーW・・・P・・・W')    2:3

あるいは、

 _____    1:10 |(絶対的剰余価値)1:14
|第1部門 |   技術革新等|労
|機械と原料| _空間的差異_|働___  産業利潤____追加的不変資本Mc_3:1~
|_____|  (相対的剰余|時     /  \\___追加的可変資本Mv____|
2:8~11      価値)|間    /    \___個人的消費Mk______|
固定資本   流動資本    |の   /_利子______単利_______3:21~
 \機械)(原料/\ 賃金  |延  /    \_____複利__________|   
 (土地 消耗品) \/\  |長 /___地代______差額地代_____3:37~
   \  / (労働力)\ | /          \_絶対地代_____3:45    
 不変資本C+可変資本V +剰余価値M=生産物W                    |
    1:6________\_  /                      |
   Pー(W△ーG△)ーP△   WーG   産業利潤____追加的不変資本Mc__  |
 ____    /      商人/    /  \\___追加的可変資本Mv__| |
|第2部門|AーGーW       / \  /    \___個人的消費Mk____| |
|生活手段| 労働者     /   \/_利子______単利________| |
|____|/    賃金_/__  /\   \_____複利________| | 
     /     / /   \/__|地代______差額地代______| |
    / 2:16/ /    /\  |/     \_絶対地代______| |     
 不変資本  可変資本/ 剰余価値  生産物__________________/_/  
      1:17/  1:7   /      形態一:◯=☆ 単純      
 ____    /        WーG          ◯   
|第3部門| 買い手       /          二:|\  拡大
|総生産物|GーW        GーW     貨幣G     ☆☆☆
|____|/ _______/_        \    ☆☆☆      1:1
     /                    \ 三: \| 一般的    
 不変資本  可変資本  剰余価値  生産物     \     ◯ 
 _____________________      四:   ● 貨幣
              /        (相対的価値形態 = 等価形態)  
~~~~~~~~~~~~~/~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本  源  的  蓄  積 1:24




第1部:資本の生産過程

一. 商品と貨幣
1. 商品
2. 交換過程
3. 貨幣または商品流通
二. 貨幣の資本への転化
4. 貨幣の資本への転化
三. 絶対的剰余価値の生産
5. 労働過程と価値増殖過程
6. 不変資本と可変資本
7. 剰余価値率
8. 労働日
9. 剰余価値の率と総量
四. 相対的剰余価値の生産
10. 相対的剰余価値の概念
11. 協業
12. 分業とマニュファクチュア
13. 機械と大工業
五. 絶対的および相対的剰余価値の生産
14. 絶対的および相対的剰余価値
15. 労働力の価格と剰余価値との大きさの変動
16. 剰余価値率を表わす種々の定式
六. 労 賃
17. 労働力の価値または価格の労賃への転化
18. 時間賃銀
19. 出来高賃銀
20. 労賃の国民的相違
七. 資本の蓄積過程
21. 単純再生産
22. 剰余価値の資本への転化
23. 資本主義的蓄積の一般的法則
24. いわゆる本源的蓄積
25. 近代的植民理論

第2部:資本の流通過程

一. 資本の諸変態とそれらの循環
1. 貨幣資本の循環
2. 生産資本の循環
3. 商品資本の循環
4. 循環過程の三つの図式
5. 通流時間
6. 流通費
二. 資本の回転
7. 回転時間と回転数
8. 固定資本と流動資本
9. 前貸資本の総回転。回転循環
10. 固定資本と流動資本とにかんする諸学説。重農主義者とアダム・スミス
11. 固定資本と流動資本とにかんする諸学説。リカードウ
12. 労働期間
13. 生産時間
14. 通流時間
15. 資本前貸の大きさにおよぼす回転時間の影響
16. 可変資本の回転
17. 剰余価値の流通
三. 社会的総資本の再生産と流通
18. 緒論
19. 対象についての従来の諸叙述
20. 単純再生産
21. 蓄積と拡大再生産

第3部 資本主義的生産の総過程

* 第一篇 剰余価値の利潤への転化、および剰余価値率の利潤率への転化
第1章 費用価格と利潤 /
第2章 利潤率 /
第3章 剰余価値率にたいする利潤率の関係 /
第4章 回転の利潤率に及ぼす影響 /
第5章 不変資本の充用における節約 /
第6章 価格変動の影響 /
第7章 補遺
* 第二篇 利潤の平均利潤への転化
第8章 相異なる生産部門における資本の平等な組成とそれから生ずる利潤率の不等 /
第9章一般的利潤率(平均利潤率)の形成と商品価値の生産価格への転化 /
第10章 競争による一般的利潤率の均等化。市場価格と市場価値。超過利潤 /
第11章 労働賃金の一般的諸変動が生産価格に及ぼす諸影響 /
第12章 補遺
* 第三篇 利潤率の傾向的低下の法則
第13章 この法則そのもの /
第14章 反対に作用する諸原因 /
第15章 この法則の内的矛盾の展開
* 第四篇 商品資本及び貨幣資本の商品取引資本および貨幣取引資本への(商人資本への)転化
第16章 商品取引資本 /
第17章 商業利潤 /
第18章 商人資本の回転。諸価格 /
第19章 貨幣取引資本 /
第20章 商人資本にかんする歴史的考察 /
第21章 利子生み資本 /
第22章 利潤の分割。利子率。利子率の「自然」な率 /
第23章利子と企業者利得 /
第24章 利子生み資本の形態における資本関係の外在化
* 第五篇 利子と企業者利得とへの利潤の分裂。利子生み資本
第25章 信用と架空資本/
第26章 貨幣資本の蓄積、その利子率に及ぼす影響 /
第27章資本主義的生産における信用の役割 /
第28章 流通手段と資本。トゥックおよびフラートンの見解 /
第29章 銀行資本の構成部分 /
第30章貨幣資本と現実資本1 /
第31章 貨幣資本と現実資本2(続) /
第32章 貨幣資本と現実資本3(結) /
第33章信用制度のもとにおける流通手段 /
第34章 通貨主義と1844年のイギリス銀行立法 /
第35章 貴金属と為替相場 /
第36章 資本主義以前
* 第六篇 超過利潤の地代への転化
第37章 緒論 /
第38章 差額地代。総論 /
第39章 差額地代の第一形態(差額地代1) /
第40章 差額地代の第二形態(差額地代2) /
第41章 差額地代2 その1、生産価格が不変な場合 /
第42章 差額地代2 その2、生産価格が低下する場合 /
第43章 差額地代2 その3、生産価格が上昇する場合。結論 /
第44章 最劣等耕地にも生ずる差額地代 /
第45章 絶対地代 /
第46章 建築地地代。鉱山地代。土地価格 /
第47章 資本主義的地代の創世記
* 第七篇 諸収入とその源泉
第48章 三位一体の定式 /
第49章 生産過程の分析のために /
第50章 競争の外観 /
第51章 分配諸関係と生産諸関係 /
第52章 諸階級
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by yojisekimoto | 2009-10-29 03:49 | マルクス

ウィトルウィウス的人体図





以下wikiより
『ウィトルウィウス的人体図』(ウィトルウィウスてきじんたいず(伊: Uomo vitruviano、英: Vitruvian Man))は1487年ごろにレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた世界的に有名なドローイング。古代ローマ時代の建築家ウィトルウィウスの著作をもとにダ・ヴィンチが書いた手稿の挿絵である[1]。紙にペンとインクで、両手脚が異なる位置で男性の裸体が重ねられて描かれており、外周に描かれた真円と正方形とに男性の手脚が内接しているという構図となっている。
(略)

このドローイングはルネサンス期の芸術と科学との融和を、またダ・ヴィンチが人体比率に強い関心を持っていたことを端的に示すものである。さらにこの作品は人と自然との融合というダ・ヴィンチの試みの基礎となる象徴的な作品といえる。オンライン版『ブリタニカ百科事典』によると「ダ・ヴィンチは自身の解剖学の知識をもとに人体図を構想し、『ウィトルウィウス的人体図』を古代ギリシアの世界観における小宇宙 (en:microcosm) のコスモグラフィアとして描いた」としている。ダ・ヴィンチは人体の機能は宇宙の動きと関連していると信じていた。また、このドローイングに描かれている正方形は物質的な存在を象徴し、真円は精神的な存在を象徴しているという見解もある。ダ・ヴィンチはこれら二つの図形と人体との融合を表現しようとしたのである。
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by yojisekimoto | 2009-10-27 20:40

老子新図解

 
 _______________________________________________
|                       |小国寡民80@                |
|                       |_____  \ 政治 行政29、37、46、|
|                             | 54、57(無為)、      |
|     <道>(ロジック)1、25、32、34     |_____ 58、59、62、  |
|      /      \                     | 69、税金75、79|
|     /        発生論39、40、52          |   |       |
|    /                              |武器軍事30、31@、|
| 物理法則4、(無用の用11@)、                  |   |   (68)|
| 22、26、対立36、63、77                  |  修身       |
|   |                               |  生活9、     |
|   |                               |  13、15、16、|
| 理想状態(61)、64、                      |       |   |
|   |                               |処世術24、33、44|
|   |                          _____|       |   |
|   |                         |処世術47@、50(死)、善65 |
|   |              ___________|             |   |
| 女性(受動性)嬰児礼賛6、10@|                         |   |
|   |        _____|                  (柔弱76@)、   |
|   |       |  政治論17、53、60(小魚、聖人)、67(宝)、74 政治論  |
| 非区別28、    |                               |   |
|   |       |  聖人3@、自然及び天地5、7、27、49、70、72@、73   |
| (無為43)、   |                               |   |
|   |       |                               |   |
| 非区別49、嬰児55|   <徳>(修身/政治)21、23、38@、51@     /   |
|    \      |    /               \         /    |
|     \     |   学問      逆説2@、18、41、45、81@ /     |
|      \    |    \                       /      |
|       \   |_____\知識批判、言語56、知71        /       |
|        \        | 学問批判19、20(母)、48@   /        |
|         \       |_____ \            /         |
|         水8@(善)、66、78@ | \ 感覚批判12@〜14、35       |
|_______________________|_______________________|

老子『道徳経』(1〜81)☆TOP

|_道(ロジック)1、25、32、34
| | |
| | 発生論21、39、40、52
| |    |______水8@(善)、66、78@
| |        |__女性(受動性)嬰児礼賛 6、10@、非区別28、(無為43)、非区別49、嬰児55
| |
| |_____物理法則4、(無用の用11@)、22、26、対立36、63、(柔弱76@)、77
|     |_理想状態(61)、64、小国寡民80@
| 
|_徳(修身/政治)23、38@、41、51@
  | | 
  | 逆説2@、18、45、81@ 
  | ||______感覚批判12@〜14、35
  | | 
  | | 学問____学問批判19、20(母)、48@
  | |__| |__知識批判、言語56、知71
  |    |
  |   政論____聖人3@、自然及び天地5、7、27(善)、70、72@、73
  |      |__政治論17、32、53、60(小魚、聖人)、67(宝)、74
  |           
  |_修身____処世術、生活9、13、15、16、処世術24、33、44、処世術47@、50(死)、善65
     |
    政治____武器軍事30、31@、(68)
       |__行政29、37、46、54、57(無為)、58、59、62、69、(税金75、79 )

 


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by yojisekimoto | 2009-10-27 12:20 | 老子

『神学・政治論』『国家論』:図解

スピノザ『神学・政治論』
     __________自然6
   宗教の目的:服従13、神学(1〜15)
    |    /\    |
    |   /  \   |
    |  表象能力2\  |
    | 法4ー|ー契約12、17
    |/ _預言者__ \|    
    / |奇蹟6   | \
 マイモニデス7     | |\
 (超自然的力→比喩)__| | \
 /__|__________|__\
    |__________|哲学15、政治(16〜20)
   国家の目的:自由20   理性15、19



スピノザ『国家論』
      目的:平和安全1:6、5:2
悪\                /善4:1
恐怖\     民主国家11   /希望3:3
   \____________/
越権行為\   貴族国家8〜10(8:27くじ引き、8:30元老院400人?)  
4:3、4\________/
      \ 君主国家6〜7(6:15顧問官)
   4:1最高権力  権利(法)2:19、3:5、理性3:6、7
________\__/_______________
自然状態、自然権 \/ 
3:2      本性,本能1:7、6:1


スピノザ『国家論』 :目次

1序論(エチカ参照箇所→)3p1,3p32n,4f13,3p31n,3p31n,4p58n,4p15,5p4n,5p42n
2自然権について(神学政治論,エチカの要約)4p37n2,4p66n,4p67,3p29n
3国家の権利について
4最高権力の所管事項について
5国家の目的について
6、7君主国家について(7)3p29,4p58
8、9、10貴族国家について
11民主国家について(未完、以下を欠く)

※本文より抜粋
-----------------------------------------
人間は必然的に諸感情に従属する。また人間の性情は、不幸な者を憐れみ、幸福な者をねたむようにできており、同情よりは復讐に傾くようになっている 1:5,p14

国家の安全にとっては、いかなる精神にとって人間が正しい政治へ導かれるかということはたいして問題ではない。要はただ正しい政治が行なわれさえすればよいのである。なぜなら、精神の自由あるいは強さは個人としての徳であるが、国家の徳はこれに反して安全の中にのみ存するからである 1:6,p16

実に人間は、自然状態においても国家状態においても、自己の本性の諸法則によって行動しかつ自己の利益を計るものである。人間は――あえて言うが――そのどちらの状態にあっても、希望あるいは恐怖によってこれあるいはあれをなしまたはなさないように導かれる 3:3p37

理性に基づき理性に指導される国家は最も力があり、最も自己の権利のもとにありうるのである。なぜなら国家の権利は、あたかも一つの精神からのように導かれる多数者の力によって決定されるのであるが、精神のこの一致はまさに、健全な理性がすべての人間に有益であると教えるものを国家が最も多く追求する場合でなくては決して考えられえないからである 3:7 p40

臣民は、国家の力または威嚇を恐れる限りにおいて、あるいは国家状態を愛する限りにおいて、自己の権利のもとにはなく、国家の権利のもとにあるということである。この帰結として、報酬あるいは威嚇によって何びともそれへ動かされえないような一切のことは国家の権利に属さないということが生ずる  3:8,p40-41

国家が自己の権利のもとにあるためには恐怖と尊敬との原因を保持するように拘束される。そうでなければ国家はもはや国家ではない。思うに、統治権を握る人あるいは人々にとっては、酔って、裸で、遊女とともに町を歩き回ったり、俳優のまねをしたり、自らの定めた法律をあからさまに破ったり軽蔑したりして、それでいて威厳を保持することは不可能である(中略)臣民を虐殺したり、掠奪したり、処女を誘惑したり、その他これと同様のことどもは、恐怖を憤慨に変え、したがって国家状態を敵対状態に変える   4:4,p53-54

自由な民衆は恐怖よりも希望によって多く導かれるのに対し、征服された民衆は希望よりも恐怖によって多く導かれる(中略)実に前者は生活をはぐくむことに努めるのに反し、後者はただ死を避けることにのみ努力する5:6,p60

国家は常に敵のゆえによりも国民のゆえに危険であるということが確実である。事実、善良な国民は稀だからである 6:6,p67

王の意志は王が国家の剣を握っている間に限って法的効力を持つのである。統治の権利はもっぱら力によってのみ規定されるのであるから。ゆえに王は退位することはできるが統治権を他人に譲渡することは民衆あるいは民衆の大多数の同意なくしてはできないのである 7:25,p107←→ホッブズ

本性はすべての人々において同一である。すべての人々は支配する時に傲慢になり、恐れを持たぬ時に恐ろしい(「彼らは恐れを持たざる時に恐ろし」p109。元ネタは、タキトゥス『年代記』1:29より)。またどこにあっても真理は、圧迫された者あるいは隷属的立場にある者たちによって多く歪曲される 7:27,p110

王の力がもっぱら民衆自身の力によって決定され、民衆自身の守護によって保持されるようにさえすれば、民衆は王のもとにおいて十分の自由を保持しうる、と。そしてこれこそ私が君主国家の諸基礎を建てるに際して従ってきた唯一の規則である 7:31,p116

参照サイト:http://blog.goo.ne.jp/eliesbook/e/6e0669ee9898a7f0995a47fd66d8bd11

 諸事のとり決めならびに官吏の選任にあたってすべての貴族が同じ力を持つためには、そしてすべての事務の決裁が迅速であるためには、ヴェニス国の人たちの守った手続きが最も推薦に値する。彼らは官吏を任命するにあたり会議体から若干名を抽籤で選び、この人々が順次に選ぶぺき官吏を指名し、続いておのおのの貴族は指名された官吏の選任に対し賛成あるいは反対の意見を投票用小石によって表明する。あとになって誰が賛成あるいは反対の意見であったかがわからないように。こうすればすべての貴族が決議にあたって同じ酪威を持ちかつ事務が迅速に決裁されるばかりでなく、その上おのおのの者は(これは会議にあって何より必要なことであるが)誰からも敵意を持たれる心配なしに自分の意見を表示する絶対的自由を有することになる。8:27, p136
<スピノザ『国家論』 第八章第二七節、畠中尚志訳、岩波文庫p139> 

参考:http://yojiseki.exblog.jp/4997449/#note

スピノザ『神学・政治論』
     __________自然6
   宗教の目的:服従13、神学
    |    /\    |
    |   /  \   |
    |  表象能力2\  |
    | 法4ー|ー契約12、17
    |/ _預言者__ \|    
    / |奇蹟6   | \
 マイモニデス7     | |\
 (超自然的力)_____| | \
 /__|__________|__\
    |__________|哲学15、
   国家の目的:自由20   理性15、19

スピノザ「神学・政治論」の構成
Tractatus Thoelogico-Politicus de Spinoza
緒 言
第1章 預言について
第2章 預言者について
第3章 ヘブライ人たちの召命について。又預言の賜物はヘブライ人たちにのみ特有であったかどうかについて。
第4章 神の法について
第5章 諸々の祭式が制定された理由について。又史的物語への信憑について、換言すればそうした信憑が何故に、又如何なる人々のために必要であるかについて
第6章 奇蹟について
第7章 聖書の解釈について
第8章 本章にはモーゼ五書並びにヨシュア、士師、ルツ、サムエル、列王の諸巻が之らの人々自身に依って書かれたのではないことが示される。その後で、之らの諸巻の著者が数人であったか、それとも一人であったか、一人であるとすれば一体誰であったかについて探究される
第9章 之らの諸巻に関する他の諸研究、即ちエズラは之らの諸巻に最後の仕上げをしたかどうか、ヘブライ写本の中にある欄外註は異なれる読み方を示したものかどうか
第10章 旧約聖書に於ける爾余の諸巻が上記の諸巻と同様の方法で吟味される
第11章 使徒たちは彼らの書簡を使徒として又預言者として書いたのか、それとも教師として書いたのかが探究される。次いで使徒たちの職分の何たるかが示される
第12章 神の律法の真の契約書について。又如何なる意味に於て聖書が聖書と呼ばれ、又如何なる意味に於てそれが神の言葉と呼ばれるか。そして最後に聖書は、神の言葉を含む限りに於ては損われざる形に於て我々に伝わったことが示される
第13章 聖書の教えは極めて単純なものであること、又聖書は服従以外の何物をも目的としていないこと、更に又聖書は神の本性については人間が一定の生活方法に依って模し得られること以外の何ものをも教えていないことが示される
第14章 信仰とは何であり、信仰者とは如何なる人々であるか。更に信仰の諸基礎が規定され、そして終りに信仰が哲学から分離される
第15章 神学は理性に隷属せず、理性も神学に隷属しないことが示され、併せて我々が聖書の権威を信ずる理由が説かれる
第16章 国家の諸基礎について、各人の自然権及び国民権について、また最高権力の権利について
第17章 何びとも一切を最高権力に委譲することが出来ないし、又その必要もないことが示される。更にヘブライ人の国家がモーゼの在世時代にはどんな風であったかについて、又モーゼの死後、諸王が選ばれる前には、どんな風であったかについて、又その国家の優越性について、最後に又神の国家が亡んだり、騒擾なしには殆ど存続し得なかったりした理由について語られる
第18章 ヘブライ人たちの国家組織と歴史とから若干の政治的教義を帰結する
第19章 宗教上の事柄に関する権利は全然最高権力のもとにあること、又我々が神に正しく服従しようと欲すれば宗教への外的崇敬は国家の平和を顧慮してなされねばならぬことが示される
第20章 自由なる国家に於ては各人はその欲することを考え、その考えることを言うことが許される、ということが示される

【参考】
「神学・政治論」執筆の動機

スピノザ書簡30
スピノザからオルデンブルクへ
「私は目下聖書に関する私の解釈について一つの論文を草しています。私にこれを草させるに至った動機は、第一には、神学者たちの諸偏見です。この偏見は私の見るところによれば、人々の心を哲学へ向わせるのに最大の障害となっています。ですから私はそれらの偏見を摘発して、それをより賢明な人々の精神から取り除くように努力しているのです。第二には、民衆が私について抱いている意見です。民衆は私に絶えず無神論者という非難を浴びせているのです。私はこの意見をも出来るだけ排撃せねばなりません。第三には、哲学することの自由並びに思考することを言う自由です。この自由を私はあらゆる手段で擁護したいと思います。当地では説教僧たちの過度の勢力と厚かましさのために、この自由がいろいろな風に抑圧されているのです(以下省略)。」
フォールブルフ、1665年9月(または10月)
「スピノザ往復書簡集」(畠中尚志訳、「岩波文庫」岩波書店、1958年)

参照サイト:http://www.furugosho.com/precurseurs/spinoza/tp.htm

参考書籍:スピノザーナ7

注:図はあくまで「発見的 heuristic な仮説」(必ず正しい答えが導けるわけではないが、ある程度のレベルで正解に近い解を得ることが出来る方法)である。



追記訂正:

スピノザ『神学・政治論』
        ________自然6
       |   宗教の目的: |
       |    /服従13、|
       |   /  \ 神学|
       |  / (1~15)|
       | /      \ |
       |/ ______ \|    
       | |奇蹟6   | |
    マイモニデス7     | |\
    (超自然的力→比喩)  | | \
    /  | |_預言者__| |  \
   /   | 法4=|=契約12、17 \
  /    |  表象能力2   |    \
 /_____|__________|_____\
       |__国家の___哲学15、政治(16~20)
          目的:自由 理性15、19
             20


スピノザ『国家論』
         目的:平和安全1:6、5:2
   悪\                /善4:1
   恐怖\     民主国家11   /希望3:3
      \____________/
   越権行為\   貴族国家8〜10(8:27くじ引き、8:30元老院400人?)  
   4:3、4\________/
         \ 君主国家6〜7(6:15顧問官)
      4:1最高権力  権利(法)2:19、3:5、理性3:6、7
___________\__/_______________
   自然状態、自然権 \/ 
   3:2      本性,本能1:7、6:1

『神学・政治論』と『国家論』とでは国家の位置づけが違う。
前者では自然権に近かったが、後者では制度となっている。
(国家の目的設定は自由から安全平和へ移行する。)
国家の二重性とも言える。
エチカでの前半と後半の態度変更に近い。
民主国家は目指すべき希有なものとされる。
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by yojisekimoto | 2009-10-26 01:49 | スピノザ

身体とジェンダー

実念論と唯名論の戦い、中世普遍論争はフェミニズムや人権の問題において今日も反復している。
例えばジュディス・バトラーは『ジェンダー・トラブル』で唯名論的アプルーチをし、その反動で『bodies that matter』では実念論,というより実在論的アプローチをしている。

 「『ジェンダー・トラブル』ではセックスというカテゴリーをあまりに性急に乗り越えすぎたのかもしれません。だから『問題なのは肉体だ』で、それについてもう一度考え、セックスの生産そのもののなかの束縛の場所を強調しようとしたのです。」(ジュディス・バトラー、「パフォーマンスとしてのジェンダー」(1994)、ピーター・オズボーンとリン・シーガルによるインタビュー、竹村和子訳、『批評空間』第2期第8号、1996年、49頁)
(以下をふくめバトラーの発言の引用はhttp://www.geocities.jp/kawasakisoichi2004/butlertrouble.htmlより)

柄谷行人の指摘ではバトラーのアプローチはカント的だが、同時にそのアプローチへの反省も含まれるのだ。


以前つくったカントの図式に対応させると、
 ___________
量     |質    |実在論『身体こそが問題(マター)である』
| セックス| セクシュ|
(生物学的)|アリティー|
|_____|____1|↑
関係    |様相   |↓
|セクシュ |ジェンダー|唯名論『ジェンダー・トラブル』
|アリティー|(文化的)|
|(関係)2|_____|

となるだろう。
セクシュアリティーは関係性を含むから唯名論的(1)であり得る。
また、セックスは質(男か女か?)の問題になり得る。

ドゥルーズがマイノリティーへの生成変化、n個の性と述べるとき(2に対応)、それは様相から実在と唯名論をつなぐ線となりえた。

しかし、これでもまた不十分なのだ。

バロラーは言う。
 「ある二重の運動を学ぶ必要がある。それは、カテゴリーを行使すること、そしてそれゆえに、暫定的に、ある同一性を創設すること、また同時に、そのカテゴリーを恒常的な政治的抗争の場として開いておくことである。」(『身体こそが問題(マター)である』222)


二重性の自覚が課題であり、その二重性を『身体こそが問題(マター)である』(未邦訳)でバトラーはあるドキュメンタリー映画に仮託して語っている。

これは有名な『ワイルドスタイル』(1983)を連想させる映画だ。


 映画『パリ、夜は眠らないParis Is Burning』(1991) … ジェニー・リヴィングストン監督・プロデュース。ジェニーは白人のレズビアン。ニューヨーク市ハーレムにおけるドラァグ・ボールズを描いた作品。ドラァグとは女装した男性のこと。アフリカ系アメリカ人あるいはラティーノの「男たち」によるパフォーマンス。

 バトラーの論評では「諸規範をパロディー化することは、それらを移動させるのに十分かどうか」(『身体こそが問題(マター)である』125)という問題提議があるとのことだ。


しかし、この映画は個有名が記号となってしまっている欠点がある。それは『ワイルドスタイル』(1983)の匿名論がその点を回避しえていたのと対象的だ。



『ワイルドスタイル』は異ジャンル同士の恊働についても描いていて、そこが突破口になっている。主体の問題はアソシエーション(これは普遍性を重視する実在論と個体性を重視する唯名論とをつなぐ)という代替案がなければ袋小路なのだ。
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by yojisekimoto | 2009-10-22 15:13 | カント

ゲーデルとライプニッツ

ゲーデルの不完全定理の解説で一番解りやすいのは僕の知る限り、『はじめての現代数学』(瀬山士郎著)のそれだった。
以下引用です。

            内容
   | 1,  2,   ・・・,  n,   ・・・
___|____________________
f1(y)|f1(1) f1(2) ・・・ f1(n)  ・・・
f2(y)|f2(1) f2(2) ・・・ f2(n)  ・・・   
・  |・   ・    ・   ・
・  |・   ・     ・  ・
・  |・   ・      ・ ・
fn(y)|fn(1) fn(2) ・・・ fn(n)   ・・・
・  |・   ・        ・    ・  
・  |・   ・        ・     ・ 
・  |・   ・        ・      ・

 ¬は否定だから最後につけ加えればよいから、ヨxP(x,n,n)について考えてみよう。これは、「ゲーデル数がnである一変数 y を含む命題(すなわちfn(y) )の変数 y に数nを代入した命題の形式証明のゲーデル数となる x が存在する」という内容を持ち、したがって¬∃xP(x,n,n)はこれの否定、すなわち繰り返しを嫌わずに書けば「ゲーデル数がnである一変数 y を含む命題の変数yに数nを代入した命題の形式証明のゲーデル数となる x が存在しない」となる。
 ところが、ゲーデル数nを持つ一変数を持つ一変数yを含む命題とは fn(y)のことであり、fn(y)とはすなわち¬ヨxP(x,y,y)であった。すなわち上の文章を簡単に書けば,「¬∃xP(x,n,n)の形式証明は存在しない」ということで「¬∃xP(x,n,n)は証明できない」ということになる。ところが、この「 」内の命題こそ¬∃xP(x,n,n)に他ならない!
 ついにわれわれは「この命題は証明できない」のきちんとした数学的表現を入手すること
に成功したのである。


(略)
 ここで用いられた論法が一種の対角線論法であることに十分注意を払ってもらいたい。一変数の命題をすべて一列に並べ、f1(y) ,f2(y) ,・・・とし f1(1) , f1(2) ,・・・f n(n),・・・を考察するというのはまさしく対角線論法そのものである。カントールによって集合の階層構造を引き出すために考案された一線論法は,集合論内のパラドックスと絡まりあいながら、ゲーデルによる決定不能命題の発見という20世紀数最高の結果の一つを生み出すにいたったのである。

(以上、『はじめての現代数学』瀬山士郎著、講談社現代新書p161-163より。早川文庫より復刊)

瀬山氏は対角線論法の後に不完全性定理のもうひとつの肝であるゲーデル数(ゲーデルによる素因数分解を使ったコード化)について説明している。

本題は、(瀬山氏も触れいてないのだが)このゲーデル数のアイデアがライプニッツの結合法論そのものであるということだ。

これはあまり言及されないが、もっと知られていい。

ゲーデルは生前,ライプニッツ研究ばかりしている時期があって友人のエルデシュに怒られたこともあるようだが(「君が学者になったのは皆が君の研究をするためであって、君がライプニッツの研究をするためではない」)、ゲーデルの功績は先人の研究を受け継いだものでもあったのだ。

カントール(対角線論法)×ライプニッツ(結合法論)=ゲーデル(不完全性定理)

ということになるだろうか。
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by yojisekimoto | 2009-10-22 11:32 | ライプニッツ

道徳経(老子とスピノザ:追記)

TOP 
生活7,9,16,          1#,23,25,32,34,(51),60
33,44,50,67(宝),70,73     /\
 
玄6,27        11#,21,25,\
 
善2,8,65        /39#,40#,42,52    武器軍事,29,30,31#,36,(68),69
 処世術24,47#_____/_発出論___\______行政(税金75
    \      /   /\   \       /37,46,54,57,58,59,(60),61,62,(66),(68),(72),75#,(78)
     \
学問批判18,19,20,48#\___\政治  /
      \  /
言語5,32    \   /聖人3#,13,15,17,25,26,27,29,53,61,(63),65,71,72#,74#,79  
       \
知71感覚論12#,14,35 \/  \/
       /\  /\ 2,20
    /\  / \
      /  \/__\____/__\ 嬰児礼賛10#,49,55、女性(受動性)礼賛6,20,28,49
   自然,天地5,6,7  \   \  /   /無為38,43,57,63  
8#,78# _______\___\/___/______\理想状況(小国寡民80#),64 
物理4,5,11#,22,26,36,40, \  逆説1,2#,18,(41),81#     
43,45,66,77(柔弱76#    \    /
 無用の用11#、対立52,63) \  /
                 \/
                徳38,41,51#,55,65


もしくは、



                 道1、23、32(言語)、34、60
生活7、13、16、      /\
処世術24、33、44、   /21、39、       行政29、武器軍事30、31@、37、
処世術47@、50、    / 40、52        58、59、62、46、54、57(無為)、
善65、70、73____/__発出論_\________武器軍事(68)、69、(税金 75、79 )
     \      /   /\   \      /
学問批判18、19、20(母)、48@___\政治32、67(宝)
  言語56、知71/\  /    \  /\聖人3@、15、17、25ー27(善)、53、72@、74
    感覚論12@ー14、35    \/  \/
        /\  /\      /\  / \
   自然、天地5、\/__\____/__\女性(受動性)礼賛6、(玄9)、嬰児礼賛10@、非区別28、
 水8@(善)、66、78@ \  /   /    \(無為43)、非区別49、嬰児55
    /_______\___\/___/______\
物理4、(無用の用11@)\  逆説2@、81@     理想状況(61)、64、小国寡民80@
22、26、対立36、45、\     /
対立63、(柔弱76@)、77\   /
                 \/
                 徳38、41、51@


あるいは、

               道 1#,23,32(言語),34,60
                /\
生活7,9,13,16,処世術24,   /  \
33,44,処世術47#,     / 21,39#, 40#,42,52      行政29,武器軍事30,31#,37,46,54,57(無為),
50,善65,70,73______/_発出論___\________58,59,62,武器軍事(68),69,(税金 75, 79)
    \      /   /\   \      /
     \ 学問批判18,19, 20(母),48#,___\政治32,67(宝)
      \ 言語56、知71     \ /\  /聖人3#,(15),17,25-27(善),53,72#,74#
       \感覚論12#-14,35    /  \/
       /\  /\       /\  / \
   自然,天地5 \/__\____/__ \女性(受動性)礼賛6(玄),嬰児礼賛10#,非区別28,
   水8#(善),66,78#\   \  /   /    \(無為43),非区別49、嬰児55
   /________\___\/___/______\
物理4,(無用の用11#),22,26, \  逆説2#,81#        理想状況(61),64、小国寡民80#
 対立36,45,対立63,    \     /
(柔弱76#),77        \   /
                 \/
                徳38,41, 51#


老子『道徳経』(1〜81)

|_道(ロジック)1#,23,25,32,34,(51),60
| | |
| | 発生論11#,21,25,39#,40#,42,52
| |    |
| |    |    __水8#,78#
| |    |___|  
| |        |__嬰児 (女性(受動性)礼賛6,10#,20,28,49)49,55、
| |
| |    _物理法則4,5,(自然,天地5,6,7),無用の用11#,22,26,36,40,(対立52,63)
| |___|
|     |_理想状態64,(小国寡民)80#

| 

|_徳
修身政治38,41,51#,55,65
  | | 
  | 逆説1,2#,18,(41),81#   
  | ||

  | ||______感覚批判12#,14,(相2,20),35
  | |
 
  | |     __
学問批判18,19,20,48#
  | | 学問_|  
  | |__| |__知識批判71

  |    |
  |    |  __聖人5,29,49,64,70
  |   政論_|
  |      |__政治論3#,13,15,17,25,26,27,29,53,61,(63),65,71,72#,74#,79  
  |           
  | 
修身____処世術(玄6,27,善2,8,65)7,9,16,24,33,44,47#,50,67(宝),70,73、
  |__|
     |  __武器軍事29,30,31#,36,(68),69
    政治_|
       |__行政37,46,54,57,58,59,(60),61,62,(66),(68),(72),税金75#,(78)


参考: 夏目漱石老子解説図

 
付記:スピノザ『エチカ』
              2b様態             
               /\
              /無限\
             /    \
 悲しみ________/_2a属性__\________喜び
    \ 憎しみ  /   /\   \   愛  /
     \   悪/___1実体\___\善   /  
      \  /\  知_/\_至福 /\  /    
       \/  \/ \  / \/  \/
       /\  /\/_\/_\ /\  / \
   所産的自然 \/ 神\__徳__自然(能産的) \
     /  延長\個体 5自由/ 認識/思惟  \  
  物体/_____身体___\/___精神_____\観念
            \ 4理性  /      
             \    /
              \努力/
               \/
               欲望
              3感情

幾何学的秩序に従って論証された

   エ   チ   カ

五部に分たれ、その内容は左記の通り   
1神について
2精神の本性および起源について
3感情の起源および本性について
4人間の隷属あるいは感情の力について
5知性の能力あるいは人間の自由について


参考: スピノザ『国家論』 :目次

1序論(エチカ参照箇所)3p1,3p32n,4f13,3p31n,3p31n,4p58n,4p15,5p4n,5p42n
2自然権について(神学政治論,エチカの要約)4p37n2,4p66n,4p67,3p29n
3国家の権利について
4最高権力の所管事項について
5国家の目的について
6、7君主国家について(7)3p29,4p58
8、9、10貴族国家について
11民主国家について(未完、以下を欠く)

※本文より抜粋
-----------------------------------------
人間は必然的に諸感情に従属する。また人間の性情は、不幸な者を憐れみ、幸福な者をねたむようにできており、同情よりは復讐に傾くようになっている 1:5,p14

国家の安全にとっては、いかなる精神にとって人間が正しい政治へ導かれるかということはたいして問題ではない。要はただ正しい政治が行なわれさえすればよいのである。なぜなら、精神の自由あるいは強さは個人としての徳であるが、国家の徳はこれに反して安全の中にのみ存するからである 1:6,p16

実に人間は、自然状態においても国家状態においても、自己の本性の諸法則によって行動しかつ自己の利益を計るものである。人間は――あえて言うが――そのどちらの状態にあっても、希望あるいは恐怖によってこれあるいはあれをなしまたはなさないように導かれる 3:3p37

理性に基づき理性に指導される国家は最も力があり、最も自己の権利のもとにありうるのである。なぜなら国家の権利は、あたかも一つの精神からのように導かれる多数者の力によって決定されるのであるが、精神のこの一致はまさに、健全な理性がすべての人間に有益であると教えるものを国家が最も多く追求する場合でなくては決して考えられえないからである 3:7 p40

臣民は、国家の力または威嚇を恐れる限りにおいて、あるいは国家状態を愛する限りにおいて、自己の権利のもとにはなく、国家の権利のもとにあるということである。この帰結として、報酬あるいは威嚇によって何びともそれへ動かされえないような一切のことは国家の権利に属さないということが生ずる  3:8,p40-41

国家が自己の権利のもとにあるためには恐怖と尊敬との原因を保持するように拘束される。そうでなければ国家はもはや国家ではない。思うに、統治権を握る人あるいは人々にとっては、酔って、裸で、遊女とともに町を歩き回ったり、俳優のまねをしたり、自らの定めた法律をあからさまに破ったり軽蔑したりして、それでいて威厳を保持することは不可能である(中略)臣民を虐殺したり、掠奪したり、処女を誘惑したり、その他これと同様のことどもは、恐怖を憤慨に変え、したがって国家状態を敵対状態に変える   4:4,p53-54

自由な民衆は恐怖よりも希望によって多く導かれるのに対し、征服された民衆は希望よりも恐怖によって多く導かれる(中略)実に前者は生活をはぐくむことに努めるのに反し、後者はただ死を避けることにのみ努力する
5:6,p60

国家は常に敵のゆえによりも国民のゆえに危険であるということが確実である。事実、善良な国民は稀だからである 6:6,p67
参照サイト:http://blog.goo.ne.jp/eliesbook/e/6e0669ee9898a7f0995a47fd66d8bd11

<スピノザ『国家論』畠中尚志訳、岩波文庫p139>
 第八章第二七節
 諸事のとり決めならびに官吏の選任にあたってすべての貴族が同じ力を持つためには、そしてすべての事務の決裁が迅速であるためには、ヴェニス国の人たちの守った手続きが最も推薦に値する。彼らは官吏を任命するにあたり会議体から若干名を抽籤で選び、この人々が順次に選ぶぺき官吏を指名し、続いておのおのの貴族は指名された官吏の選任に対し賛成あるいは反対の意見を投票用小石によって表明する。あとになって誰が賛成あるいは反対の意見であったかがわからないように。こうすればすべての貴族が決議にあたって同じ酪威を持ちかつ事務が迅速に決裁されるばかりでなく、その上おのおのの者は(これは会議にあって何より必要なことであるが)誰からも敵意を持たれる心配なしに自分の意見を表示する絶対的自由を有することになる。
http://yojiseki.exblog.jp/4997449/#note


メモ:

老子           スピノザ

      生活態度
受動性を推奨 ←→   能動性を推奨
(43,47,63他)    (第3部定理3他)

       善悪
違いなし   ←→   自由なら存在しない
20)        (第4部定理68

       知識
減少を推奨  ←→   正しい知、認識を推奨
20,48,71)      (第5部定理15第5部定理24他)

       認識
嬰児たれ   ←→   第三種認識を推奨
10他)        (第5部定理25他)

       治世(以下を参照)
        ?

老子『道徳経』65章
 古の善く道を為(おさ)むる者は、以て民を明らかにするに非ず。将に以て之を愚にせんとするなり。
http://ryufuu.cocolog-nifty.com/hibinokaze/2007/11/65_084a.html

スピノザ『エチカ』第4部定理17備考
これでもって私は、なぜ人間が真の理性によってよりもむしろ意見(オビニオ)によって動かされるか、またなぜ善および惑の真の認識が心情の動揺を惹き起こしかつしばしばあらゆる種類の官能欲に征服されるかの原因を示したと信ずる。かの詩人の言葉はここから来ている、「我はより善ぎものを見てこれを可とす、されど我はより悪しきものに従う」。伝道者〔ソロモン〕が「知識を増す者は憂患を増す」と言っているのも同じことを念頭に置いたものと思われる。
 しかし私がこうしたことを言うのは、それから無知が知にまさるとか、感情の制御において愚者と智者の間に差別がないとかいうようなことを結論しようと思ってではない。むしろ、理性が感情の制御において何をなしえ、また何をなしえざるかを決定しうるには、我々の本性の能力とともにその無能力をも知ることが必要だからである。

http://nam21.sakura.ne.jp/spinoza/#note4p17


老子『道徳経』74章
民(たみ)死を畏(おそ)れざれば、
奈何(いかん)ぞ死を以て之(こ)れを懼(おそ)れしめんや。
http://home.att.ne.jp/wave/ayumi/Lao/074.htm


スピノザ『エチカ』第4部定理54備考
民衆は恐れを知らない時に恐るぺきものである。
http://nam21.sakura.ne.jp/spinoza/#note4p54n

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by yojisekimoto | 2009-10-21 16:54 | 老子

エチカ図リンク付き

  TOP                    二の二様態1:定義52:6
                           /\
                          /  \
                         /    \
                  全宇宙の形貌/  間接  \
                  1:32 /  無限様態1:23   
                  運動と静止    直接    無限知性1:30、2:4   
                     /        1:定義4
 悲しみ________________/____二の一属性1:9から11_______________喜び
 3:18        恐れ3:付4/       /無限      \希望3:付12       /3:18附2
     \    憎しみ3:付7 /       /  \       \   愛3:30備5:15〜19、20      
      \ 絶望    受動4:5〜6、5:3/   1:定義3    \4:定義1   完全性(小←→大)
       \3:付15  悪4:8、14__/_一実体1:1、2、____\善4:8、14 /3:11備5:40
        \ 怒り   /\      /   /\  6〜8     /\      /
         3:付36/  4:27知/___/__\_至福5:42_知的愛5:32〜37   
          \  /    \  /\  / 1:11〜28\  /    \  /
           \/      \/  \/     第三種認識2:40備22:425:25〜33           
           /\      /\ 無限1:8   (直観知)/\      /\
          /  \    /  \本質、本性1:1/__\/  \  知性(思惟の一様態)1:30〜31、1:定義4
    所産的自然/    \  /    永遠、必然  /(能産的)自然 \  /    \   
    1:29備、31   \/______\___\/起成2:定義5、自己原因1:定義1 \   
       /      延長2:213  \  徳4:22、24    /思惟2:1   \ 
      /    個物    \第二種の個体 五自由4:/第二種認識(理性)2:40備2   \ 
     /    1:28、33 \(複合個体) 6871〜     /          2:1、33〜36、40〜46
  物体/______________\______5:36_驚き4:付4_2:11、20〜24、__\観念(2:公3感情
  2:公1    (無際限)身体2:14〜  四道徳、理性4:73 /精神47〜49、3:1〜3   2:定義3、2:21備
                 3:2備       5:7  表象5:11〜13   
           有限物体   第一種の個体  有限様態 第一種認識     有限観念 
                   (単純個体) 1:8備1(想像知)2:41、
                        \  努力3:6〜8  5:24    
                         \    / 
                          \  /
                           \3:定義33:57
                         三感情4:定義5、6、定理7、9、13
                           欲望4:15〜18     諸感情の定義☆TOP


追記:
上野修『スピノザの世界』にも同様の図があったが、ノードをエッジ発出数(エッジ数ではない)に応じて大きくした。フリーソフトのcytoscapeのmac版を使用した。
a0024841_1955163.jpg


あるいは、
a0024841_22151729.jpg

a0024841_12303597.jpg


付記:
下はエクセルで作った作業用グラフ。a0024841_18452990.jpg


参考:スピノザ『エチカ』↓

http://nam21.sakura.ne.jp/spinoza

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by yojisekimoto | 2009-10-14 17:07 | スピノザ

スピノザ『エチカ』第三部付録:諸感情の定義(改訂版)

  3部緒感情の定義(説明及び参照指示は省略)          図TOPエチカ、感情の定義全文
<外部の原因1〜24><内部の原因(=性格?)25〜31><欲望32〜48>         

                        2の2様態
                           /\      完全性  小←→大
 反撥9                      /  \                     
 絶望15                    /    \                     好感8
  謙遜26                  /      \                    嘲弄11@
  後悔27                 /        \                   安堵14
  自卑29                /          \                 自己満足25
  恥辱31               /            \                名誉30
悲しみ3*_______________/____2の1属性_____\________________*喜び2
恐怖13*@    見くびり22*  /       /無限      \     *買いかぶり21 /*歓喜16
落胆17*\   憎しみ7*(@怒り36      /  \       \   *愛6帰依11  / *希望12(@恐怖13)
同情24* \   憤慨20 @復讐心37)   /    \       \     好意19 /  *ねたみ23
憐憫18   \        /_______/_1実体__\_______\   高慢28 /
        \      /悪      /   /\   \     善/\      /   
         \    /  \   知/___/__\___\至福  /  \    /
          \  /    \  /\  /    \  /\  /    \  /
           \/      \/  \/  神   \/  \/      \/      
           /\      /\  /\      /\  /\      /\
          /  \    /  \永遠、必然_本質、本性\/  \    /  \
    所産的自然/    \  /    \   \  / 能産的自然  \  /    \     
        /      \/______\___\/___/______\/      \   
       /      延長\       \  徳   /       /思惟      \ (外部1〜24、
      /          \       \5自由 /       /          \ 内部=性格?
    個物            \       \  /    努力 /            \25〜48)  
  物体/______________\_______\/_______/______________\観念
                  身体\    4道徳、理性    /精神(@軽蔑5)  
                     \            /
                      \     表象   /
                       \     驚異4/  
                        \ 軽蔑5(@嘲弄11)     
                         \    / 
                          \  臆病39
                      小心41*\/*大胆40
                           欲望1恐慌42鄭重43
                              思慕32競争心33感謝謝恩34慈悲心
                              35怒り@36復讐心37@残忍38
                              名誉欲44美味欲45飲酒欲46貪欲47情欲48
                           図TOP
<外部の原因>
1欲望 3悲しみ 2喜び
4驚異5軽蔑
7憎しみ8好感9反撥10帰依11嘲弄12希望13恐怖
16歓喜14安堵15絶望 17落胆18憐憫19好意20憤慨
21買いかぶり22見くびり
23ねたみ24同情
<内部の原因>
25自己満足26謙遜27後悔
28高慢29自卑30名誉31恥辱
<欲望>
32思慕33競争心
34感謝、謝恩35慈悲心
36怒り37復讐心38残忍
39臆病40大胆41小心
42恐慌43鄭重
44名誉欲45美味欲46飲酒欲47貪欲48情欲

付録:感情の諸定義
一欲望二喜び三悲しみ
四驚異五軽蔑六愛七憎しみ
八好感九反撥一〇帰依一一嘲弄一二希望一三恐怖
一四安堵一五絶望一六歓喜一七落胆一八憐憫一九好意二〇憤慨
二一買いかぶり二二見くびり
二三ねたみ二四同情

二五自己満足二六謙遜二七後悔
二八高慢二九自卑三〇名誉三一恥辱
三二思慕三三競争心
三四感謝三五慈悲心
三六怒り三七復讐心三八残忍三九臆病四〇大胆四一小心
四二恐慌四三鄭重
四四名誉欲四五美味欲四六飲酒欲四七貪欲四八情欲感情の総括的定義第三部TOPTOP図TOP

        諸感情の定義
  欲望とは、人間の本質が、与えられたそのおのおのの変状によってあることをなすように決定されると考えられる限りにおいて、人間の本質そのものである。
  喜びとは人間がより小なる完全性からより大なる完全性へ移行することである。    
  悲しみとは人間がより大なる完全性からより小なる完全性へ移行することである。

  驚異とはある事物の表象がきわめて特殊なものであってその他の表象と何の連結も有しないために、精神がその表象に縛られたままでいる状態である。
  軽蔑とは精神が、ある事物の現在によって、その事物自身の中に在るものよりもむしろその事物自身の中にないものを表象するように動かされるほど、それほどわずかしか精神をとらえるところのない事物の表象である。
 尊敬および侮蔑の定義はここには割愛する。なぜなら、私の知る限り、いかなる名称の感情もこの二者から導き出されていないからである。

  愛とは外部の原因の観念を伴った喜びである。
  憎しみとは外部の原因の観念を伴った悲しみである。
  好感とは偶然によって喜びの原因となるようなある物の観念を伴った喜びである。
  反撥とは偶然によって悲しみの原因となるようなある物の観念を伴った悲しみである。
 この二つについてはこの部の定理一五の備考を見よ。
 一〇 帰依とは我々の驚異する人に対する愛である。
 一一 嘲弄とは我々の軽蔑するあることが我々の憎む物の中に存することを表象することから生ずる喜びである。
 一二 希望とは我々がその結果について幾分疑っている未来あるいは過去の物の観念から生ずる不確かな喜びである。
 一三 恐怖とは我々がその結果について幾分疑っている未来あるいは過去の物の観念から生ずる不確かな悲しみである。
 一四 安堵とは疑いの原因が除去された未来あるいは過去の物の観念から生ずる喜びである。
 一五 絶望とは疑いの原因が除去された未来あるいは過去の物の観念から生ずる悲しみである。
 一六 歓喜とは恐怖に反して起こった過去の物の観念を伴った喜びである。
 一七 落胆とは希望に反して起こった過去の物の観念を伴った悲しみである。
 一八 憐憫とは我々が自分と同類であると表象する他人の上に起こった害悪の観念を伴った悲しみである。
 説明 憐憫と同情との間には、おそらく、憐憫は個々の感情を眼中に置いたものであり同情は憐憫の習性を眼中に置いたものであるという以外には何の相違もないように思われる。
 一九 好意とは他人に親切をなした人に対する愛である。
 ニ〇 憤慨とは他人に幸恵を加えた人に対する憎しみである。
 ニー 買いかぶりとはある人について、愛のゆえに、正当以上に感ずることである。
 ニニ 見くびりとはある人について、憎しみのゆえに、正当以下に感ずることである。
 ニ三 ねたみとは他人の幸福を悲しみまた反対に他人の不幸を喜ぶように人間を動かす限りにおける憎しみである。
 説明 ねたみには通常同情が対立させられる。したがって同情を言葉のもともとの意味から離れて次のように定義することができる。
 ニ四 同情とは他人の幸福を喜びまた反対に他人の不幸を悲しむように人間を動かす限りにおける愛である。

 ニ五 自己満足とは人間が自己自身および自己の活動能力を観想することから生ずる喜びである。
 ニ六 謙遜〔自劣感〕とは人間が自己の無能力あるいは弱小を観想することから生ずる悲しみである。
 ニ七 後悔とは我々が精神の自由な決意によってなしたと信ずるある行為の観念を伴った悲しみである。
 ニ八 高慢とは自己への愛のため自分について正当以上に感ずることである。
 ニ九 自卑とは悲しみのために自分について正当以下に感ずることである。
 三〇 名誉とは他人から賞讃されると我々の表象する我々のある行為の観念を伴った喜びである。
 三一 恥辱とは他人から非難されると我々の表象する我々のある行為の観念を伴った悲しみである。
 説明 この二つについてはこの部の定理三〇の備考を見よ。
 だが恥辱と蓋恥との相違をここに注意しなくてはならぬ。すなわち恥辱とは我々の恥じる行為に伴う悲しみである。これに対して羞恥とは恥辱に対する恐怖ないし臆病であって、醜い行ないを犯さぬように人間を抑制させるものである。羞恥には通常無恥が対置されるが、無恥は、適当な場所で示すだろうように、実は感情ではない。しかし一般に感情の諸名称は(すでに注意したように)その本性を表わすよれもその日常の慣用に関係しているのである。             
 これでもって喜びおよび悲しみの感情に関する予定の説明を終えた。だからこれから欲望に関係する感情へ移る。

 三二 思慕とは、その物を想起することによってそれを所有しようとする欲望があおられ、また同時にその物の存在を排除する他の事物を想起することによってその欲望が阻まれる、そうしたある物への欲望ないし衝動である。
 三三 競争心とは、他の人がある物に対する欲望を有することを我々が表象することによって我々の中に生ずる同じ物に対する欲望である。
 三四 感謝あるいは謝恩とは我々に対して愛の感情から親切をなした人に対して親切を報いようと努める欲望あるいは同様な愛の情熱である。
 三五 慈悲心とは我々の憐む人に対して親切をなそうとする欲望である。
 三六 怒りとは我々の憎む人に対して、憎み心から、害悪を加えるように我々を駆る欲望である。
 三七 復讐心とは我々に対して、憎しみの感情から害悪を加えた人に対して、同じ憎み返しの心から、害悪を加えるように我々を駆る欲望である。
 三八 残忍あるいは苛酷とは我々の愛する者あるいは憐む者に対して、害悪を加えるように我我を駆る欲望である。                                                                     
 説明 残忍には温和が対置される。しかし温和は受動ではなく、人間が怒りおよび復讐を抑制するような精神の能力である。
 三九 臆病とは我々の恐れるより大なる害悪をより小なる害悪によって避けようとする欲望である。
 四〇 大胆とは同輩が立ち向かうことを恐れるような危険を冒してある事をなすようにある人を駆る欲望である。
 四一 小心とは同輩があえて立ち向かうこと辞さないような危険を恐れて、自己の欲望を阻まれる人間について言われる。
 四二 恐慌とはある害悪を避けようとする欲望がその恐れる害悪に対する驚きのため阻まれる人間について言われる。
 四三 鄭重あるいは礼譲とは人々に気に入ることをなし・人々に気に入らぬことを控えようとする欲望である。
 四四 名誉欲とは名誉に対する過度の欲望である。
 説明 名誉欲はすべての感情をはぐくみかつ強化する欲望である(この部の定理二七および三一により)。したがってこの感情は、ほとんど征服できないものである。なぜなら、人間は何らかの感情に囚われている間は必ず同時に名誉欲に囚われているからである。キケロは言う、「最もすやれた人々も特に名誉欲には支配される。哲学者は名誉の軽蔑すべきことを記した書物にすら自己の名を著する云々」。
 四五 美味欲とは美味に対する過度の欲望あるいは愛である。
 四六 飲酒欲とは飲酒に対する過度の欲望および愛である。
 四七 食欲とは富に対する過度の欲望および愛である。
 四八 情欲とは性交に対する欲望および愛である。 

 感情の総括的定義(略)、図TOP
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by yojisekimoto | 2009-10-11 21:57 | スピノザ

老子とスピノザ


末木剛博(すえきたけひろ)は『東洋の合理思想』のなかで、老子第11章の論理を無→成→有の弁証法としている。

『道徳経』第11章
 三十の矢が放射状に集まって、一つの車輪の中心部と共にある。
 そこに無(空間)があるから、車輪の働きをする。
 土をこねて、それで器を作る。その器に無(空間)があるこらこそ、
 それは、器としての用を為すのである。
 壁をうがって戸口や窓をつくり、それで以って、部屋をつくる。
 部屋の中に無(空間)があってこそ、それは部屋の用を為す。
 従って、有が有としての価値がある為には、そこに何らかの
 無の働きがあるからなのである。


参照:http://www.est.hi-ho.ne.jp/noah/chaos-noah/tao/tao_11.htm

これはヘーゲルの有→無→成の論理を補完するもので、なおかつ自然の循環を表現している。


「道」はこうして一つのロジックとして認知されうる。
ただしそれは西欧風のロジックではなく、知識は減らしたほうがいいし(48章)、能動より受動(62章)が歓迎される*。

(*『エチカ』第5部定理24では認識の増大を賛美し、受動(3:定義3、5:3のフロイト的認識)に関しては第四部付録2などで否定的に言及している。)

誤解を生むといけないが、自然反自然という弁証法において、老子も一つの論理を持っているということである。一見レトリカルな表象批判も実質的な根拠と論理を持っている。これは論理的な西欧に対して非論理で対抗しようと言うものではない。
だから結論においては異なるものの(先に触れた知の位置づけ、受動性の評価)、構造においてはスピノザの論理とも親和性があるのである。

以前書いた図を再録すると、
http://yojiseki.exblog.jp/7929118/

老子は以下、

                道1,18,21,23,32,40,47,65
               /\
 玄6,27         11,39,40,\
 善2,8,65        / 25,52\      武器,27-31,36,68-69,76,80、
 処世術24,47_____/_発出論___\______行政(王26,53,税金79)
    \      /   /\   \      /
     \ 学問批判18,20,48___\___\政治3,26,61  
      \  /言語5,32    \  /\  /    
       \/  \感覚論12,14  \/  \/
       /\  /\相2,20    /\  / \
      /  \/__\____/__\嬰児礼賛10,55、女性(受動性)礼賛6
   自然,天地5,6,7 \   \  /   /無為38,43,57,63  
8,32,66,78____\___\/___/______\理想状況(小国寡民80
物理学36,45        \  逆説1,2,18,81     
(柔弱76          \    /
 無用の用11)        \  /
                \/
                徳38,51,65 

あるいは、


生活7,9,16,          道1#,23,25,32,34,(51),60
33,44,50,67(宝),70,73     /\
 玄6,27        11#,21,25,\
 善2,8,65        /39#,40#,42,52    武器軍事,29,30,31#,36,(68),
 処世術24,47#_____/_発出論___\______行政(税金75)
    \      /   /\   \      /46,54,57,58,59,(60),61,62,(66),(68),(72),75#,(78)
     \ 学問批判18,20,48#___\___\政治  /
      \  /言語5,32    \  /聖人3#,13,15,17,25,26,27,53,61,(63),65,71,72#,74#,79  
       \/知71\感覚論12#,14 \/  \/
       /\  /\相2,20    /\  / \
      /  \/__\__ __/__\嬰児礼賛10#,49,55、女性(受動性)礼賛6,20,49
   自然,天地5,6,7  \   \  /   /無為38,43,57,63  
水8#,78# _______\___\/___/______\理想状況(小国寡民80#),64
物理4,5,11#,22,26,36,40, \  逆説1,2#,18,(41),81#     
43,45,66,77(柔弱76 #  \    /
 無用の用11#、対立63)  \  /
                \/
                徳29,38,41,51#,55,65

スピノザは以下、
http://yojiseki.exblog.jp/7771083/
http://yojiseki.exblog.jp/9027655/
http://yojiseki.exblog.jp/9050255/

              2b様態
               /\
              /無限\
             /    \
 悲しみ________/_2a属性__\________喜び
    \ 憎しみ  /   /\   \   愛  /
     \   悪/___1実体\___\善   /  
      \  /\  知_/\_至福 /\  /    
       \/  \/ \  / \/  \/
       /\  /\/_\/_\ /\  / \
   所産的自然 \/ 神\__徳__自然(能産的) \
     /  延長\個体 5自由/ 認識/思惟  \  
  物体/_____身体___\/___精神_____\観念
            \ 4理性  /      
             \    /
              \努力/
               \/
               欲望
              3感情



老子、拡大版:#は重要箇所


                            道1#,4,16,18,21,23,30,32,34,40,41,46,47,53,54,62,65
                           /\天73(-網),77
                          /  \
     死 50,76                /    \
    愚 67                  /      \
   玄 6,15,27,65              /        \  
  善 2,8,27                /    16, 40(回帰)\          武器, 31, 36,50,61,64,68-69,72,76,80
 処世術7,9,10,13,24,27, 46,47,63,64,68,73      25,39#,42,  \         行政(王26、節制59、税金75,79)
    ________________/______発出論51,52___\________________
    \              /       /\       \              /
     \            /       /  \       \             /
      \          48#,56(知),71  /    \       \ 政治批判53    /
       \     学問12,18,20#,33(智)_/______\_______\政治3 ,27-31,36,68-69,76,80   
        \      /\      /   /\   \      /\       /
         \    /  \  言語5,32,70,81__\___\政治26/  \    /
          \  /    \  /感覚論12,14,23 \  /\  /    \  /
           \/      \/  \身体44    \/  \/       \/
           /\      /\  /\相2,20   /\  /\      /\
          /  \    /  \/__\____/__ \/  \    /  \
         /    \  /  自然23,63 \  /   /無,無為3,18,35,37#,38,47,57,63#  
        /      \/大25,34,35,41,45 _\/___/______\/      \
       /   水32,34,66,\       \      /       / 嬰児礼賛10#,20,28,55、女性礼賛6,61
      4,8,15(川),32,34,61,66(川),78#    \    /       /          \
     (江海32,66)        \       \  /       /            \  
    /______________\_______\/_______/______________\
 物理学36,45,64(柔弱28,36,40,43,76、 \      逆説       /           理想状況(馬46、小国寡民80#
   無用の用11),4           \   1,2,18,19,21,23,26,32,36,40,41#,43,47,
                      \  53,56,57,63,67,68,70,71,81#、(27-31,36,68-69,76,80)
                       \        /
                        \      /      
                         \    /
                          \  /
                           \/
                            徳38, 51#,54,65



(聖人) 認識 (政治、武器)
      ↓
自然←発生論/逆説→人間
      ↑
(水)  倫理 (嬰児,小国) 

スピノザ拡大版は以下、
http://yojiseki.exblog.jp/9027655/
http://yojiseki.exblog.jp/9050255/


                         二の二様態1:定義5
                           /\
                          /  \
                         /    \
                  全宇宙の形貌/  間接  \
                  1:32 /  無限様態1:23   
                  運動と静止    直接    無限知性1:30、2:4   
                     /            \
 悲しみ________________/____二の一属性1:9から11_______________喜び
 3:18        恐れ3:付4/       /無限      \希望3:付12       /3:18
     \    憎しみ3:付7 /       /  \       \   愛3:30備5:15〜20       
      \ 絶望    受動4:5〜6、5:3/    \       \        完全性(小←→大)
       \3:付15  悪4:8、14__/_一実体1:1、2、____\善4:8、14 /5:40
        \ 怒り   /\      /   /\  6〜8     /\      /
         3:付36/  \   知/___/__\_至福5:42_知的愛5:32〜37   
          \  /    \  /\  / 1:11〜28\  /    \  /
           \/      \/  \/  神   第三種認識2:42、5:25〜33           
           /\      /\ 無限1:8   (直観知)/\      /\
          /  \    /  \本質、本性1:1/__\/  \  知性1:30〜31
    所産的自然/    \  /    永遠、必然  /(能産的)自然 \  /    \   
    1:29備、31   \/______\___\/起成2:定義5、自己原因1:定義1 \   
       /      延長2:2、13  \  徳4:22、24    /思惟2:1   \ 
      /    個物    \第二種の個体 五自由4:/第二種認識  /          \ 
     /    1:28、33 \(複合個体) 71、72      /          2:1、33〜36
  物体/______________\______5:36_驚き4:付4_2:20〜24、_____\観念(2:公3感情)
  2:9、11   (無際限) 身体2:   四道徳、理性4:73 /精神47〜49、3:1〜3   2:定義3、2:21備
                 17〜19      5:7  表象5:11〜13   
           有限物体   第一種の個体  有限様態 第一種認識     有限観念 
                   (単純個体) 1:8備1(想像知)2:41、
                        \  努力3:6〜8  5:24    
                         \    / 
                          \  /
                           \3:57
                         三感情4:定義5、6、定理7、9、13
                           欲望4:15〜18
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by yojisekimoto | 2009-10-07 15:12 | 老子