<   2010年 12月 ( 13 )   > この月の画像一覧

バーチャルリアリティー

キネクトを購入してみたが以下のようにいろいろな使い方があるようだ。
これらはバーチャルリアリティーではなく拡張現実(Augmented Reality / オーグメンテッド・リアリティ)と呼ばれる。



MMD?をつかったソフトの制作はCGM?の典型かも知れない。
あるいは、

参考:


シネフッェックスNo.16を読むと『アバター』ではフェイシャル・キャプチャー(モーションキャプチャーの表情版で改良必要な点が多々ある)とバーチャル・カメラ(様々な縮尺の背景に対応)が画期的だったことがわかる(3Dカメラ等は周知ということで少ししか触れられていない)。
サイマルカムというリアルタイムの合成システムが両者を統合するものとして位置づけられる。

こうした技術(「現実の演算」が基礎になる)の進歩が一本の映画製作とともに進行するケースは珍しいし、何よりも世界観のようなものが新たにつくられて行く様子が面白い。

キネクトとCGMによるソフト制作は『アバター』を一般化するものだが(ただしキネクトは『マイノリティリポート』の世界に近いと言った方がわかりやすいかも知れない)、サイマルカムはまだハードルが高い。
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by yojisekimoto | 2010-12-24 03:18 | 科学

『ゴダール・ソシアリスム 』、映画史から歴史へ

明らかに民主主義がテーマだから、題名はゴダール・デモクラシーの方がいいかも知れない。
ただ、日本語タイトルとしては原題のフィルムのかわりにゴダールを入れたのは正解だろう(原題はFILM SOCIALISME)。今回も自分自身の物語を語った部分があるからだ(とはいえ本人は未出演)。

全体は3つにわかれるが、最初のクルーズの章の出来が悪い。単に音声ダイナミックレンジを間違えた技術的な側面もあるし、クルーズの労働者を描かないから実感がともなわない(有島武郎の『或る女』のように船底まで行かなければ不十分だろう、、、)。

104分の全編を74秒に早回しして全部見せてしまった(?!)予告編↓ではクルーズの場面が光っていたが、、、


子供を描いた2章(上の予告編だと35秒過ぎから)と、『映画史』のような3章(同58秒頃から)は出来がいい。

(わかりにくいので10倍遅くしたバージョン↓、、、)


かつてトリュフォーが、ゴダールは若者を描いた時はいい映画を作る、なぜなら愛があるからだと言っていたし、また、タルコフスキーは『勝手にしやがれ』を絶賛し、題材に「触れた」時に傑作ができると言っていた。
この伝で言えば、2章には愛があるし、エイゼンシュテイン、スペイン革命に題材をとった3章は決定的な題材に触れていると言える(ゴダールの自分自身にさえ噛み付くシニシズムは子供の「誰でも平等にたたいてやる」という台詞に如実に現れる)。

作品の発想としては、ストーリーの流れに反して、3章から始まっているのではないかと思う。
つまり、『映画史』に民主主義を探したが見つからないので旅にでました、と言った具合である。これはモレッティの『親愛なる日記』と同じパターンであるが、ここで思い出すのは柄谷行人が蓮實重彦の『非情城市』論を批判し、歴史を無視するべきではないと言ったことだ。

映画史から歴史へ、シネフィルは目を向けなければならない状況に来ているのだ。

ここには、もはや、パゾリーニを官僚的、エイゼンシュテインを修正主義と罵ったかつてのゴダールはいない。

かつてならハリウッドに対抗してヌーベルバーグの自己証明を試みたろうが(この映画でアメリカを代表するのは映画ではなくシンガーのパティ・スミスだ)、この作品ではヨーロッパ内部それ自身の歴史に自己証明を探しているのが印象的だし、バディウの出演などは、経済革命に完全には賛同できず政治革命に未練を残している残余ではあるが(マルロー『希望』を引用するなど、ゴダールのレジスタンスへのコンプレックスは相変わらず)、革命の経済的な側面をバックボーンにした陳腐なストーリーは、そうした歴史(世界史)を観客が追体験することで、はじめて必然性をもってくるのだ。

ゴダールは銀行家の息子だそうだから(この映画の物語上の悪役は銀行家)、ファミリーロマンスに回収できるのではないかとも思うが、、、、


付録:
バルセロナを描いた部分で引用された、ファウルを受けるイニエスタ↓
a0024841_4312170.jpg


(ゴダールは1950年代のマジックマジャールに共産主義を見出したと語ったことがある)

以下は1985年頃、ゴダールが監督したレナウンのCM

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by yojisekimoto | 2010-12-23 00:00 | 映画

普遍宗教

佐々木中の新著に、東浩紀、千葉雅也などがツイッターで反応している。
個人ブログでは柄谷の『世界史の構造』と比較しているものもある。

近年一般に、柄谷の用語では交換Aが言及されることが多くなったのは柄谷本人がasahi.comで語った通り、社会主義やナショナリズムの限界に起因するが、佐々木にはヒップホップ的感性があり、それが語り手としての基盤になっているのだろう。

そのルター観は『世界史の構造』におけるルター批判(ルターは体制側と妥協して聖書の内面化にとどまった)を読んでいる物にとっては不十分に感じる。

逆に交換Dは交換Aからは不十分に見えるだろうが(国連は子供を育てていないという批判がある。ユネスコもキャンペーン優先だと言うことだろうし、NPO参画も十分ではない)、、、

交換Aの内部は千葉の言うように分節化されるべきだろうし、東の言うように具体的な議論に繋がってくべきだろう。

とはいえ各論に入る前に『世界史の構造』の構造が基本的な議論の枠組みとして有効なことに驚かされる。

普遍宗教が位相として理解されていない傾向はあるにしてもだ。
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by yojisekimoto | 2010-12-22 11:43 | 柄谷行人

クライフの戦術論

最近出版された『クライフ哲学ノススメ』の冒頭で紹介されていた動画。

Cruijff legt de ruit uit
http://www.youtube.com/watch?v=620nI07DHDw

ユーロ2004でのギリシャ優勝を検証したもののようだ。
ギリシャが採用した一見守備的な4−3−1−2↓が、

 ○   ○
   ○
 ○   ○
   ○   
○ ○ ○ ○

クライフの攻撃サッカーの変形↓でもあり得ると言う逆説。
(クライフの記載法は上下逆で、○ではなく×を使う。)

○     ○
   ○
 ○   ○
   ○   
○ ○ ○ ○


クライフはペナルティエリアで勝負できるFWがいない場合は、ウィングを残したゼロトップの有効性を提唱する。

前掲書は近年(ワールドカップスペイン優勝まで)のクライフの発言(テレビ、『テレグラフ』等でのそれ)をまとめていて面白い。
ただし、サイド攻撃のあり方など、以前ネットで紹介されたまま、不採用の記事も多いのが残念だ。
(オランダ語がわからないのでネットで検索してもなかなか見つからない。)

最後の章などは既刊書と内容がダブるが、練習方法(フリーマン二人の6対4ミニゲーム)の紹介などは図解されているので他のクライフ関連の著作よりわかりやすい。
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by yojisekimoto | 2010-12-20 13:22 | スポーツ

Natalie Time Lapse: Birth to 10 years old in 1 minute 25 sec



【話題/米国】0歳から10歳まで 少女の成長記録「早回し」ビデオが大ヒット[10/12/14]
:2010/12/15(水)

その父親は10年余り前、生まれたばかりの娘の姿をカメラに収めた。
それからほぼ毎日撮り続けた写真を1分25秒のビデオにまとめ、
動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開したところ、爆発的な人気を呼んでいる。

写真のモデルはナタリー・スターティングさん(10)。
ビデオの閲覧者はすでに250万人を超えた。
子どもの成長を記録した「柱の傷」のユーチューブ版というわけだ。

何年間かにわたる変化を記録したビデオは、ユーチューブの初期から登場していた。
古典的な例としては2006年、若い女性が3年間毎日自分の写真を撮り続け、
1分のスライドショーにまとめたビデオが、再生回数700万回を記録。
同じ年、「ノア」という男性が公開した6年分の「自分撮り」写真集は、
なんと1700万回も再生された。

ナタリーさんのビデオが過去の作品と違うのは、子どもの成長をとらえている点だ。
大人になってからの10年間に、これほど劇的な変化はまず起きないだろう。

英国では1960年代に7歳児の子どもたちを取材し、その後7年ごとに追跡した
ドキュメンタリー「セブンアップ」のシリーズが話題を呼んだ。
登場人物の心身の成長ぶりが興味深い。
今やインターネット上で、同じような「早回し」の成長記録をだれもが楽しめる時代
となった。

ソースは
http://www.cnn.co.jp/showbiz/30001222.html
画像は
http://www.cnn.co.jp/images/cnn/2010/12/14/18/41/17/t1larg.jpg
YouTube動画は
Natalie Time Lapse: Birth to 10 years old in 1 minute 25 sec
http://www.youtube.com/watch?v=ejbNVWES4LI
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by yojisekimoto | 2010-12-16 03:00 | 日記

【研究】 "日本に朗報か" 「石油」をつくる有望な藻類、日本で発見



【研究】 "日本に朗報か" 「石油」をつくる有望な藻類、日本で発見…施設できれば、日本の石油輸入量程度は生産可能
:2010/12/15(水)

★生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見

・藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が
 高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許を申請している。
 将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。
 茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。

 筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ
 「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで
 計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の
 生産能力を持つことが分かった。

 球形で直径は5~15マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。水中の有機物をもとに
 化石燃料の重油に相当する炭化水素を作り、細胞内にため込む性質がある。
 同じ温度条件で培養すると、これまで有望だとされていた藻類のボトリオコッカスに比べて、
 10~12倍の量の炭化水素を作ることが分かった。

 研究チームの試算では、深さ1メートルのプールで培養すれば面積1ヘクタールあたり
 年間約1万トン作り出せる。「国内の耕作放棄地などを利用して生産施設を約2万
 ヘクタールにすれば、日本の石油輸入量に匹敵する生産量になる」としている。

 炭化水素をつくる藻類は複数の種類が知られているが生産効率の低さが課題だった。

 渡邉教授は「大規模なプラントで大量培養すれば、自動車の燃料用に1リットル
 50円以下で供給できるようになるだろう」と話している。
 また、この藻類は水中の有機物を吸収して増殖するため、生活排水などを浄化しながら
 油を生産するプラントをつくる一石二鳥の構想もある。

 http://www.asahi.com/science/update/1214/TKY201012140212.html
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by yojisekimoto | 2010-12-15 15:41 | 環境問題

Music On Voyager Record



【宇宙】ボイジャー1号、33年かけ太陽系の果てへ/太陽風の速度がゼロに…NASA

 【ワシントン=山田哲朗】米航空宇宙局(NASA)は13日、
1977年に打ち上げた探査機「ボイジャー1号」が観測している太陽風の速度が
ゼロになったと発表した。

 太陽から吹き出す太陽風が届く範囲「太陽圏」の端に近づいていることを示しているという。

 同機は現在、太陽から約170億キロ・メートル離れた場所を
秒速約17キロ・メートルで飛行中。
あと4年で「へリオポーズ」と呼ばれる太陽圏の境界を脱出、
太陽系外探査へ踏み出す見通しだ。

 やはり1977年に打ち上げられた「ボイジャー2号」はやや遅れて
別の方向へ向かっている。
両機には、地球外の知的生命体に遭遇することを考え、
様々な音楽や言語を録音したレコードが搭載されている。

YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20101214-OYT1T00906.htm
http://www.nasa.gov/images/content/154735main_voyager-20060815b-browse.jpg
NASA Probe Sees Solar Wind Decline
http://www.nasa.gov/mission_pages/voyager/voyager20101213.html

惑星探査機ボイジャーに乗せられているボイジャーレコードには世界中の音楽が収録されており、作詞家・作曲家・編曲家「交響曲第5番 運命」、作詞家・作曲家・編曲家「魔笛」、「ジョニー・B・グッド」、日本から伝統芸能・演芸による尺八の演奏を収録。






Music On Voyager Record
http://voyager.jpl.nasa.gov/spacecraft/music.html

Bach, Brandenburg Concerto No. 2 in F. First Movement, Munich Bach Orchestra, Karl Richter, conductor. 4:40
Java, court gamelan, "Kinds of Flowers," recorded by Robert Brown. 4:43
Senegal, percussion, recorded by Charles Duvelle. 2:08
Zaire, Pygmy girls' initiation song, recorded by Colin Turnbull. 0:56
Australia, Aborigine songs, "Morning Star" and "Devil Bird," recorded by Sandra LeBrun Holmes. 1:26
Mexico, "El Cascabel," performed by Lorenzo Barcelata and the Mariachi M騙ico. 3:14
"Johnny B. Goode," written and performed by Chuck Berry. 2:38
New Guinea, men's house song, recorded by Robert MacLennan. 1:20
Japan, shakuhachi, "Tsuru No Sugomori" ("Crane's Nest,") performed by Goro Yamaguchi. 4:51
Bach, "Gavotte en rondeaux" from the Partita No. 3 in E major for Violin, performed by Arthur Grumiaux. 2:55
Mozart, The Magic Flute, Queen of the Night aria, no. 14. Edda Moser, soprano. Bavarian State Opera, Munich, Wolfgang Sawallisch, conductor. 2:55
Georgian S.S.R., chorus, "Tchakrulo," collected by Radio Moscow. 2:18
Peru, panpipes and drum, collected by Casa de la Cultura, Lima. 0:52
"Melancholy Blues," performed by Louis Armstrong and his Hot Seven. 3:05
Azerbaijan S.S.R., bagpipes, recorded by Radio Moscow. 2:30
Stravinsky, Rite of Spring, Sacrificial Dance, Columbia Symphony Orchestra, Igor Stravinsky, conductor. 4:35
Bach, The Well-Tempered Clavier, Book 2, Prelude and Fugue in C, No.1. Glenn Gould, piano. 4:48
Beethoven, Fifth Symphony, First Movement, the Philharmonia Orchestra, Otto Klemperer, conductor. 7:20
Bulgaria, "Izlel je Delyo Hagdutin," sung by Valya Balkanska. 4:59
Navajo Indians, Night Chant, recorded by Willard Rhodes. 0:57
Holborne, Paueans, Galliards, Almains and Other Short Aeirs, "The Fairie Round," performed by David Munrow and the Early Music Consort of London. 1:17
Solomon Islands, panpipes, collected by the Solomon Islands Broadcasting Service. 1:12
Peru, wedding song, recorded by John Cohen. 0:38
China, ch'in, "Flowing Streams," performed by Kuan P'ing-hu. 7:37
India, raga, "Jaat Kahan Ho," sung by Surshri Kesar Bai Kerkar. 3:30
"Dark Was the Night," written and performed by Blind Willie Johnson. 3:15
Beethoven, String Quartet No. 13 in B flat, Opus 130, Cavatina, performed by Budapest String Quartet. 6:37
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by yojisekimoto | 2010-12-15 01:10 | 科学

書評:『プルードン・セレクション』(平凡社ライブラリー)

プルードン(1809-1865)を読んだことのない読者には冒頭の伝記が便利だろう。
ただ再読すると全体の構成が気になってくる。
本書はプルードンの著作から引用された断片が、近年出版された柄谷行人著『世界史の構造』と同じ構造に再構成されているのだ。

編者の河野健二によって、
「状況の認識」、「自由と労働」、「抑圧の構造」、「あるべき社会を求めて」と再編集、区分けされた全体の構成は(初版は1977年2月)、柄谷の言うネーション、キャピタル、ステート、アソシエーションに対応させ得る。
そして特に第三部の抑圧の構造はさらに所有/国家/教会に三分割されているのが注目される。
これら「絶対主義の三位一体」(173頁)はヘーゲルやコントに近いとはいえ、交換を基本にする点で柄谷の先駆けだ(「正義は‥交換的である」126頁)。

交換的正義(154頁)、
真実の社会/公認の社会(ソシエテ・レール/ソシエテ・オフィシエル 129頁)、
自由(138、146頁)、
社会契約(156頁)、集合力(163頁)、
所有(174頁)、国家(199頁)、
宗教(213頁)、アナルシー(240頁)、
などの定義、マルクスへの手紙(91頁)や結婚観(265頁)も興味深い。
また、アトミズム(211頁)という言葉を社会学的に使ったのがプルードンが最初?だということもわかった。

表紙で採用されたクルーベに関する言及(『芸術の理論とその目的について』1865)もあると良かったが、、、、索引はありがたい。

本書は同じ編者のより詳細な『プルードン研究』(岩波。こちらは年表が便利)と一緒に読むべきだろう。

引用元を年代順に並べ替えると以下になる(☆は邦訳なし)。

☆『日曜励行論』(1839) (25)/(233)/(299−300)
『所有とは何か』(1840) 131/131−2/133−5/135/158−9/174/174−5/175−7/
 177−9/185−7(不可能)/187−8/188−9/190−2/192−3/193/193−4
☆『人類における秩序の創造』(1843) 159−161/162/189−190/213−4
「マルクスへの手紙」(1846.5.17) (マルクス)91−3
☆『経済的諸矛盾の体系』(1846) (ルイブラン批判)79−83/127−8/147/161−2/168−9/
 207−8/209−210/214−9/271−3
「信用・流通の組織化と社会問題の解決」(1848) 152−3/153/179−185/211(アトム)
☆「モーリスへの手紙」(1848.2.25) 70−1/71−4/74−5
☆「ドゥー県選挙人への手紙」(1848.4.3) 75−6
☆「ゴードンへの手紙」(1848.4.10) 76−7/78−9
☆「革命的綱領」『人民の声』(1848.5.30) 273−6
☆「マゲへの手紙」(1848.6.25) 96−7
☆「『人民の声』紙編集長へ」 (1848.7.6)93−5
☆「ルイ=ナポレオン・ボナパルト」「人民」(1848.12.17) 97−9/99−105 
『一革命家の告白』(1849.1)54−6/56−8/58−60/60−1/62/65−66/67−9/95−6
 106−8/108−110/137−9/139−141/211−2/220−3/228−9/249−251
☆「革命に対する抵抗」『人民の声』(1849.12.3) 83/83−7/87−90/199−200/238−240
「ルイ・ブランについて」『人民の声』90−1(1849.12.26)/208−9(1849.12.28)/236−7(12.28)
『19世紀における革命の一般理念』(1851) 59−60/60−1/65−6/154−5/155−7/
201−3/223−6/229−232/241−3/243−5/251−5
☆『クーデタによって証明された社会革命』(1852) 110−2/113/114ー7/117−9/200−1/245−8
☆『投機家への手引』(1854-7) 119ー121
☆『革命と教会における正義』(1858) 126−7/136−7/143−5/146−7/163−4(集合力)/165−6/
 265−271(家族、結婚)/276−7
☆「手帖」(1843-1860,1960-1968刊) 129−130/147/166−8
☆「X氏への手紙」(1861.8.20) 240−1
「イタリア統一の再検討」(1862) 280
☆『イエスとキリスト教の起源』(-1862,1896刊) 219−220/128-9(☆『宗教論集』)
『連合の原理』(1863) 262/262−4/265
『労働者階級の政治的能力』(1865)
 148-151/151ー2/153/153−5/194ー5/195−8/237−8/277-9/
 284-8/288ー290/290-2 /292-4 /295ー7/297-8 


以下、本来の目次と引用元。

1:1
54-56 一革命家の告白
56-58 同
58-59 同 
(ルソー) 59-6019世紀における革命の一般理念
60-61 同
62 告白
62-64 告白
65-66 一般理念
67-69 告白

1:2
70-71 モーリスへの手紙
71-74 同
74-75 同
75-76 ドゥー県選挙人への手紙
76ー77 ゴードンへの手紙
78-79 同
(ルイブラン批判)79-83 経済的諸矛盾の体系
83 革命に対する抵抗 人民の声
83-87 同
87-90 同
90-91 ルイブランについて 人民の声
(マルクス)91-93 マルクスへの手紙 1946、5、17
93-95 人民の声』紙編集長へ 1948、7、6
95-96 告白 
96-97 マゲへの手紙 1948、6、25
97-99 「ルイ=ナポレオン・ボナパルト」人民 1948、12、17
99-105 同

1:3
106-108 告白
108-110 告白
110ー112 クーデタによって証明された社会革命 
113     同
114-117 同
117ー119 同
119-121 投機家への手引

2:1
126-127 革命と教会における正義
127-128 体系
128-129 宗教論集
129ー130 手帖
131  所有とは何か
131-132 同

2:2自由
133-135 同
135 同
136-137 正義
137-139 告白
139-141 同
141-143 同
143ー145 正義
146ー147 正義
147 手帖
147 体系

2:3
148-151 労働者階級の政治的能力
151ー152 同
152-153 社会問題の解決
153 能力
153 解決
153-154 能力
154-155  一般理念
155ー157 同

2:4
158-159 所有とは何か
159-161 人類における秩序の創造
161-162 体系
162  創造
(集合力とは)163ー164  正義
165-166 正義
166ー168 手帖
168-169 体系

3:1(所有)
174 所有
174-175 同
175ー177 同
177ー179 同
179ー185 社会問題の解決
(所有は不可能である)185ー187 所有
187ー188 所有
188-189 同
189ー190 創造
190-192 所有
192-193 所有
193     所有
193-194 所有
194ー195 能力
195-198 同

3:2(国家)
199-200 「革命に対する抵抗」人民の声
200-201 クーデタによって証明された社会革命 
201ー203 一般理念
207ー208 体系
208ー209 ルイブランについて
209ー210 体系
(アトム)211 解決
211ー212 告白

3:3(教会)
213ー214 創造
214ー219 体系
219-220 『イエスとキリスト教の起源』
220-223 告白
223ー226 一般理念
226-228 同
228ー229 告白
229-232 一般理念

4:1
236ー237 『ルイブランに~』
237-238  能力
238-249  「革命に対する抵抗」人民の声
240-241  X氏への手紙
241ー243 一般理念
243ー245 同
245-248 『クーデタによって~社会革命』
249ー251 告白
251-255 一般理念

4:2
256ー257 能力
258-259 クーデタ
259-262 一般理念
262 連合の原理
262-264 同
265  同
(家族、結婚)265ー271 正義
271ー273 体系
273ー276 「革命的綱領」『人民の声』1848、5、30
276-277 正義
277-279 政治的能力
280  イタリア統一の再検討
281ー282 正義
282-283 イタリア統一の再検討

4:3
284-288 政治的能力
288ー290 同
290-292 同
292-294 同
295ー297 同
297-298 同
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by yojisekimoto | 2010-12-08 11:02 | プルードン

書評:『現象学の根本問題』

書評:
『現象学の根本問題』マルティン・ハイデガー
作品社 2010年11月27日 木田元他訳。

待望の翻訳。
創文社の『根本諸問題』と比べてはるかに読みやすい(「時熟」は「時間化」になっていたりする)。
このことは作品社の思想読本に一部翻訳が掲載されていたので予想できたが、驚いたのはそこからさらに推敲されていることだ。これでは時間がかかるのも無理はない。
ちなみに、その思想読本で東浩紀は文字重視のデリダと音声重視のハイデガーに関して寄稿していたが、本書における音読可能なハイデガーこそあるべき姿と思う。

ミル論理学を評価しているところやスピノザに少し触れている部分が個人的には興味深いが、やはりカント解釈(「存在はレアールな述語ではない」)が中心になっている。
これはハイデガーの現象学から存在論へ、存在論から解釈学への移行を意味するのであって、記号と言うより活字への耽溺を意味するので評価が分かれるが、重要な書であることは間違いない。
『ツォリコーン』『シェリング講義』以上に読み応えがある。

「ある」という、存在への問いが哲学的な特殊な用語を駆使することではなく、日常に内在する問いかけであることを思い起こさせてくれる良書である。
もう少し安価なら☆5つのなのだが、、、

メモ:
人名索引が便利。解説も木田元読者ならおなじみのものだがわかりやすい。
なお脚注で参照されるカント『純理』は平凡社ライブラリー版だった。


追記:

ハイデガー、カントの問題体系は以下に図示できる。
まずハイデガーの基本図式は以下だ。

本質存在エッセンティア
_____________

事実存在エクステンティア

これらは伝統維持/コミュニケーション、原初/機能、実在論/唯名論、自然成長/制作、といった問題体系に対応する。
さらに、

本質存在エッセンティア
量  質  アプリオリ (「である」=「を意味する」に置き換えられる)
_____________
関係 様相 アポステリオリ
事実存在エクステンティア (「である」=「を意味する」に置き換えられない)


とカントの用語を対応させ得る。カントにカテゴリーにハイデガーは批判的(上記書242頁)だが、両者にそう違いはない。

ちなみに、スピノザのいう「起成原因」をあてはめると上記のような二項対立は解消する。
この起成原因はハイデガーの言葉では制作的態度ということになるが、時間性に依拠したハイデガーと違って、スピノザのそれは時間に依拠しない普遍的、幾何学的態度である。
(ハイデガーは『シェリング講義』上記『現象学〜』でスピノザに触れているが、他に論考がないのはスピノザに触れるとハイデガーの論理が一瞬で解消してしまうからだ。『存在と時間』でキルケゴールを存在論化した部分もスピノザの感情論に解消され得る。例えば、『エチカ』第一部定理七には「実体の本性には存在することが属する」、すなわち「その本質は必然的に存在を含む」とある。)
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by yojisekimoto | 2010-12-06 22:04 | ハイデガー

書評:『美術論集』 (ゾラ・セレクション)

書評:
美術論集 (ゾラ・セレクション)
エミール ゾラ 藤原書店(2010年7月16日)

冒頭のプルードン批判(「プルードンとクールベ」1865)が重要だ。
ただしとりたてて内容はない。ゾラはプルードンがクールベを論じた『芸術の原理とその使命について』を、「読まなくとも‥わかる」と言うが、それなら読まなければいいのだ。
これはワルラス、マルクスに続くプルードン欠席裁判の一例である。
ゾラの動機は単純で、プルードンの文筆家の位置に自分が納まりたいのである。
ただし、ゾラはプルードンのそれを批判する以上に自分が一面的だから例えばセザンヌとの共闘はできなかった。
プルードンは『芸術の原理とその使命について』が未邦訳だから検証は困難だが、資本国家国民の三位一体に意識的だったから全体的な視野を持っており、それがクールベとの共闘を可能にしたのである。
ゾラを全体的に捉える必要は依然あるが、それは映画『ゾラの生涯』などを見るのが良いと思う。
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by yojisekimoto | 2010-12-05 18:41 | プルードン