四元素論、五行説、ひも理論

「…エンペドクレスの四元素論は、原始論からみると不徹底に見えるが、逆に、原子論に解消できない性質をとらえようとしているともいえる。
 このことはむしろ、原子論を自然哲学としてではなく、社会哲学としてみるときに重要となる。」(『新潮』2011年10月)


柄谷行人が『哲学の起源』連載第5回目でエンペドクレスの四元素論を擁護している。
素粒子など最小単位に眼を向けるよりも、質的な問題を解決するようなバランスを仮象としてでも提示する方がより有効だということだろう。

それは五行説*から現代のひも理論にいたるまで共通する考え方かも知れない。

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(M理論はMという文字が5つの点をつなぐことからの命名だろう)

もっとも柄谷が着目するのは社会哲学への応用であって、上記の動画で言えば、そこで紹介される研究チームのトランスナショナルなあり方こそ重要なのかも知れない。



五行説の構成アイテム (五元素)

   水

金  土  木

   火

(董仲舒 〜とうちゅうじょ B.C.179?-B.C.104?〜の五行説はひとつが真ん中に位置するので四元素論と極めて似ている)
http://zipangu.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/198-2b67.html

 五行は、センターを 「土」 とし、
上から時計回りに、「水」⇒「木」⇒「火」⇒「金」の順。
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by yojisekimoto | 2011-12-23 22:58 | 科学


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