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http://www.amazon.de/dp/112051472X/
『Cursus Der Philosophie ALS Streng Wissenschaftlicher Weltanschauung Und Lebensgestaltung』 (1875)
Eugen Karl Duhring (Autor)
(6. November 2009)
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デューリング『厳密な科学的世界観と生命形成論としての哲学教程』(1875年)未邦訳)
エンゲルスは主に、ライプニッツの影響下にあるこの本に抗するようにして『空想から科学へ』の前身となる『反デューリング論』(1877年。正式名は「オイゲン・デューリング氏の科学の変革」。序論と社会主義論である第三部が後にまとめられた)を書いた*。
そこにはマルクスがプルードン**に対してなしたような自己欺瞞と剽窃がある。
エンゲルスの『自然弁証法』Dialektik der Natur 1873 〜1886のタイトルはあきらかにデューリングの『自然的弁証法』Naturliche Dialektik, 1865を意識している。
ちなみに、ニーチェもデューリングの『…哲学教程』(1875年)における記述の否定的展開から永劫回帰の説をあみだしたらしい(邦訳シュタイナー『ニーチェ』197頁)。
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デューリングの『国民=社会経済学教程(
Kursus der National- und Sozialökonomie)』(1873,第二版1876)と『国民経済学および社会主義の批判的歴史(
Kritische Geschichte der Nationalökonomie und des Socialismus)』(1871,第二版1875)も『反デューリング論』のその後の篇で批判の対象となった。『空想から科学へ』の内容と重なるのはこちらの二冊。これらも最近原著が復刊された。
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デューリングの『批判的歴史』(未邦訳)後半部ではプルードンに多く触れられているが『反デューリング論』のマルクス(一部執筆)とエンゲルスはそれを無視している。(googleplayが検索可能で便利)
とくに原著111頁ではわざわざプルードンの部分だけカットしている。
http://www.mlwerke.de/me/me20/me20_032.htm#Kap_XII
弁証法の優先権(正確にはヘーゲル弁証法の経済、社会改革へ適用の優先権)を保持したかったのだろう。
また、レーニンがエンゲルス経由で「マルクス主義の3つの源泉と3つの構成部分」として定式化した社会主義理論、哲学、経済学の3つの要素も、元々はデューリングの上記三冊に配分された体系に由来することになる。
参考:
http://archive.org/details/cursusderphiloso00dhuoft
http://ia600409.us.archive.org/14/items/cursusderphiloso00dhuoft/cursusderphiloso00dhuoft.pdf
http://archive.org/stream/cursusderphiloso00dhuoft/cursusderphiloso00dhuoft_djvu.txt
エンゲルス『反デューリング論』ドイツ語原文:
Friedrich Engels Herrn Eugen Dühring's Umwälzung der Wissenschaft (Anti-Dühring)
http://www.mlwerke.de/me/me20/me20_001.htm