ヘーゲルの体系をフラクタル状のものとして解説した素晴らしいサイトがある。
(とはいえ本当のフラクタルなら変数に対応するはずだが、、、 )
ここで注意したいのは、ヘーゲルの自然、論理、精神といった思考の順番は任意のものだということだ。
この感覚はじゃんけんに近いだろう。
唐突だが、虫キングというゲームを見ると、いつもヘーゲルのことを思い出す。
ヘーゲルの思想には他者がないが、じゃんけんを応用したこのゲームには他者=偶然があるのだ。
ヘーゲルの、スピノザ=カントの矛盾を止揚したことによって閉じてしまった弊害のある哲学体系を、再びどう他者に開くかは、ネット上のアプリケーションも含め今後の課題だろう。
参考サイト:
『エンチクロペディー』全体系の図解。
http://www.hegel.net/en/e0.htm
(クリックすると詳細。七カ国語に対応。日本語はない。)

ヘーゲル哲学体系のポスター ↑
http://www.hegel-system.de/de/poster.htm
http://www.levity.com/alchemy/a-archive_oct01.html

ヘーゲルがベーメの影響で描いた「神的三角形」↑
http://www.levity.com/alchemy/a-archive_oct01.html
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/4270/natphi/hegel.html
(日本語で図解された、論理学、自然哲学。三色の色の使い分けが最初に紹介したものより的確。)
ちなみに『現代思想』(1978,12臨時増刊総特集=ヘーゲル)で、ヘーゲルが書いたという「神の三角形について」という断片記事が紹介されている。