一般的に、
やるべきこと/やりたいこと/やれること
は一致していない場合が多い。
これらはどのように考えたらよいだろうか?
それぞれ、
象徴界/想像界/現実界
と考えると、以下のような三角形の中でいかにバランスをとるかという問題になる。
象徴界
(やるべきこと)
想像界 現実界(やれること)
(やりたいこと)
ラカンは晩年、象徴界を強調したし、ジョイスはその逆にそれ以外が突出していた。
デリダは、象徴界にさからいジョイスと同じ道を意識的にたどったように思う。
『マルクスの亡霊たち』は基本的に想像界の復権だが、社会問題の「十の傷口」などは現実界の侵入だし、そもそもポストモダン批判に答えるという現実的動機によって書かれたものでもあった。
フロイトは「イルマの注射」によって自らを自己分析したが、そうした態度こそ倫理的だと思う。見習いたい部分だ。
自分に何が出来るのか?
やらなければならないことを、出来ることからコツコツやっていくしかない。
『まあだだよ』の中のセリフではないが一所懸命にやればその仕事は面白くなっていくだろう、、、