(リンクだとクリックしないと思うので作成した)
以下のAAの原図は東浩紀作成のものですが、浅田彰経由でクラインの管をつかったところなども ふくめて、ハイデガー解釈として的確だと思います。 最近ではケア=介護の問題として論じている人がいてこれは例外的に魅力的ですが、それは あくまで哲学的言説としてではなく経験談としての魅力です。 _______ ____メタレベル(存在) || \ / ||規定 \ / || \ /二重襞 \/ ) __○__○__○__○__○__○__ オブジェクトレベル (存在者の集合=世界) ↓メタレベル(存在) _____ ( __ )↑論理形式の産出 )( )| /↓ \//___実存論的構造(2レベルの媒介) /規定 // / _| |\ ↑ / _/ | \ /_/______\_\オブジェクトレベル(存在者) // ☆現存在 \_\ (○ (メタレベルへの入り口) ) \○__○____○_____/ ○=客体的存在者 ハイデガーのギリシア理解がドッズ以前、あるいは『黒いアテナ』以前の古き良きギリシアであることは否定できないでしょう。 柄谷の批判はそうした言説に対して、ギリシア哲学は言説を売る側に立っていたひとたち、つまり共同体からずれたひ とたちから出て来たという当たり前の事実を指摘したものにすぎない。 むろん、ハイデガーのヘルダーリン経由のギリシア理解はある種の開き直りとしてまったく評価出来ない訳ではない。 事実、柄谷はそこに自己言及のシステムを見ているし、これは最大級の評価でもある。 しかも柄谷はNAMへの参加をハイデガーのナチへのコミットと同じ種類のものとして言及している (「新潮」2004?.8福田和也との対談)。 118:2008/12/19(金) 19:14:06 [sage] 柄谷行人はハイデガーの存在論を「ハイデガーが究極的に見出すのは、自己言及的な形式体系、あるいは自己差 異的な差異体系である」としてある程度評価しています(定本第2集p.133)。 ちなみに、存在=メタレベル、存在者=オブジェクトレベルという柄谷の解釈を東浩紀は受け継いで図解 (『存在論的、郵便的』より)↓しています。 http://pds.exblog.jp/pds/1/200804/28/41/a0024841_4162993.jpg ただし、実際にハイデガー自身が書いた図はそれとは違っています。 http:// pds.exblog.jp/pds/1/200710/14/41/a0024841_15442757.jpg (上記は、「ハイデッガーが講堂の黒板に描いた図形、現存在の図示としておそらく唯一の物と思われる図形」、 ハイデッガー『ツォリコーン・ゼミナール』(みすず書房1991年,p3) より。 参考サイト:www.archi.kyoto-u.ac.jp 上記サイトはハイデガーの原図を解説しているが、矢印の解釈が少し違う。) これは複数のクラインの壷を上から見たのだと解釈すれば先の図と整合性があります。また、右上を余白にした 所に図を見るものの「脱自」を促す余地があり、ハイデガーはその点さすがだと思われます。 939 名前: 訂正 Mail: sage 投稿日: 2009/10/16(金) 06:01:34 [ 0 ] >>938 >実際にハイデガー自身が書いた図 http://pds.exblog.jp/pds/1/200710/14/41/a0024841_15442757.jpg >>968 >誤読や単純化 強調したいのは東浩紀のハイデガー解釈も柄谷経由だということです。 それが誤読であるとしても、どこかにそれ以上の生産的なハイデガー解釈がありますか?ここ20年で。 一般的に言って、研究者はハイデガー=ナチ説を社会学的に消化するのに浪費したのではないでしょうか? 。>>938 >柄谷行人はハイデガーの存在論を「ハイデガーが究極的に見出すのは、自己言及的な形式体系、あるいは自己差 >異的な差異体系である」としてある程度評価しています(定本第2集p.133)。 >ちなみに、存在=メタレベル、存在者=オブジェクトレベルという柄谷の解釈を東浩紀は受け継いで図解 >(『存在論的、郵便的』より)↓しています。 >http://pds.exblog.jp/pds/1/200804/28/41/a0024841_4162993.jpg
by yojisekimoto
| 2009-11-03 01:31
| ハイデガー
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横浜在住。ナマケモノ倶楽部、TCX会員。参加している地域通貨は、Q(ID名は6463749)、三鷹seeds、鴨川安房マネー、多摩COMO、千姫プロジェクト(IDは「ヨウジ」)、千葉ピーナッツ、ccsp各種(IDはyojisekimoto)です。
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