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プルードン書誌:書評&メモ

atプラス 02

atプラス 02
見田 宗介著
エディション: 単行本(ソフトカバー)
価格: ¥ 1,365
在庫状況: 在庫あり



5つ星のうち 5.0 柄谷行人の現在, 2009/11/17

トルコ講演に際しての柄谷行人へのインタビューが興味深い。読みやすく、なおかつ深く切り込んだ内容で『〜政治を語る』とあわせて読めば柄谷入門として最適ではなかろうか?

肝心の柄谷の連載の方もいこれまでのプルードン関連の考察の集大成的内容になっている。安易にマルクスと敵対させていない点がさすがだ。ただし、柄谷の批判と違ってプルードンは国家に関して晩年は国際政治論を論ずる中で外部からの視点を維持していたと思う(*)。
プルードンに関しては、生誕200年を迎えたにもかかわらず、主著である『経済学的矛盾の体系』(ワルラスもマルクスもこの本を批判する中で自らの経済学を打ち立てた)も『革命と教会における正義』(ソレルが『暴力論』で言及している)も未邦訳であり、邦訳のある『連合の原理』も入手困難であるということを忘れてはならないと思う。

*参考文献として邦訳されたものには以下がある。

P.-J. プルードン著「もし1815年の諸条約が存在しなくなれば?〜〜来るべき会議の諸行為」(1) 〜(4) 翻訳 後藤修三

「中京商学論叢」
1964第11巻第1号通巻29、同(1)
1964第11巻第2号通巻30、同(2)
1965第12巻第2号通巻34、同(3)
1966第13巻第2号通巻39、同(4)

「イタリアにおける連邦と統一」(1)〜(3) 翻訳 後藤修三
1966第13巻第3号通巻40、同(1)
1966第13巻第4号通巻41、同(2)
1967第14巻第2号通巻43、同(3)

1967第14巻第3号通巻44、後藤修三「初期プルードンにおける経済学的諸命題について(1)「日曜拝礼論」」
by yojisekimoto | 2009-11-17 20:40 | プルードン


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